テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ᗰIYᑌ @ 🦋☁️
6,703
らいむ②
518
#夢小説
K
56
コメント
1件
第6話、読み終わりました……いやもう背筋がぞっとしましたよ。写真の中の赤い傘が「近づいてくる」って、古典的でありながらこれ以上ない怖さです。それに「他の人には見えない」ってのがまた効く。美咲だけが気づいてしまう孤独な恐怖。ラストの『あと5にち』のカウントダウンも不気味すぎます。毎話、着実に迫ってくる感じがたまらない。次が待ち遠しいです。
翌日。
美咲は失踪事件についてさらに調べるため、町の資料館へ向かった。
古い写真を見せてもらっていると、一枚の集合写真に目が止まった。
写っているのは普通の小学生たち。
だが写真の隅にだけ、赤い傘を差した人物が立っている。
美咲
職員に聞くと、首を傾げた。
美咲の背筋が凍る。
他の人には見えていない。
さらに別の写真。
どれにも赤い傘が立っている。
年代は違うのに。
場所も違うのに。
まるでずっと誰かを探しているみたいに。
その時だった。
写真の赤い傘が――少し近づいた気がした。
美咲
見間違いではない。
最初は遠くにいたはずなのに。
次の瞬間。
写真の中の赤い傘が、美咲の方を向いた。
美咲
美咲は思わず写真を落とした。
職員が不思議そうに聞く。
だが美咲には答えられなかった。
写真の裏にはこう書かれていた。
『あと5にち』
(第七話へ続く)