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ﾊﾞﾝｯ!ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
三途
…うし、全員仕留めたぜ
〇〇
は、はわぁ〜
俺は三途さんの部下の〇〇。 梵天に務めている。
〇〇
確か、同い年なんだよなぁ
〇〇
いつかは三途さんのような幹部に…
〇〇
いやいやいや…（ﾊﾊｯ
ここにはカーストが存在する。
一番下が死体掃除やお茶入れ、 その次に事務だ。 その次、やっと後輩になれる。
〇〇
（ランダムで決まった中、三途さんだなんて！）
〇〇
夢のようだ…
三途
あ゛？夢？
〇〇
な、んでもございません！
三途
だったら手ｪ動かせ！
〇〇
はい！
三途
ったくよぉ…（ｶﾞｻｺﾞｿ
三途
（ｶﾗﾝｯ
〇〇
（あ、薬…飲むのか…）
三途
あ゛〜
〇〇
…美味しいんですか？（ﾎﾟﾂ
三途
あ゛？
〇〇
い、いえ！
三途
…別に美味いって感情はねぇな、気分が良いかどうかだな。
〇〇
へ
初めて、二人で喋った。
俺の言葉に返してくれた。
これが始まりだった。
…
三途
あ゛〜疲れたぁ~
〇〇
今日はとても厄介でしたものね
三途
そうだな
俺たちは仲良く（？）喋れる存在 になっていた
三途
あ、そーだ
三途
オマエさ
〇〇
はい？
三途
タメでいいよ
〇〇
…え、いやいや！大丈夫です！
三途
同い年だろ？
〇〇
…まぁ確かに……ですが！
三途
…ｯﾁ、あーった、これは"命令"だ！
命令までしてタメでも良い…なんて とても嬉しかった。
さすがに命令されると…
〇〇
わ、かりました。
三途
こら、敬語
〇〇
わ、…わかった
三途
よし
〇〇
（ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
三途
え、あ~？え、
俺は泣いてしまった
三途
そんなにタメ嫌だったか？
〇〇
っち、違うんで……違う
〇〇
嬉しくって…
三途
…そうかよ
三途
（ﾀｯ
〇〇
あ、ちょ！
俺に話しかける部下なんて そうそういなかった
けどアイツは親しく接してくれた。
三途
（ﾌｯ
これが嬉しい、というものだろうか
できることなら
もっと仲を深めたい
三途
（ｳﾞｰｯ
三途
…スマホか（ｶﾁｯ
〇〇
三途さん
〇〇
どこ居たんですか？
三途
A室。パソコンおいてあるとこ
〇〇
そこだったんすね！
三途
どした
〇〇
三途さんを追いかけてたら、階段から転んじゃって
〇〇
俺怪我しちゃいました！
三途
は？
〇〇
左腕骨折です
三途
馬鹿野郎
〇〇
なので今手当中です！
三途
おー
〇〇
遅くなるんでよろしくお願いします！
三途
わかった
三途
アイツ…犬みてぇだな
蘭
だーれが犬だってぇ？
三途
げ、灰谷…
三途
あ~、部下。
蘭
新しく入った〜って言ってた奴？
三途
おう（ﾌﾌ
蘭
部下で…そんな顔になんの初めてだな
三途
!!
アイツと出会ってから頬が緩んだ
三途
そう…だな。トモダチ…ってカンジ？
蘭
……ふーん
三途
ソイツ、俺追いかけて左腕骨折してよ
蘭
っは、柴犬みてぇ
三途
だな
ﾀﾀﾀﾀ… バン！
〇〇
ただいま戻りました！
三途
おっわ、びっくりした
部下の腕には白い布が巻かれていた
蘭
手当てしてもらったんだな
〇〇
あ、蘭さんもいらっしゃったんですね
ｶﾁｬ
竜胆
んぉ、どした
〇〇
（ひぇ…竜胆さんまで…）
〇〇
それじゃ私は…
竜胆
悪いな、気使わせちまって
〇〇
それでは〜
パタン
竜胆
んじゃ俺らも帰るワ
蘭
じゃーな
三途
ん、あぁ
パタン
三途
トモダチ…かぁ
三途
初めて…の感覚
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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