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次の日
向井康二
風邪が治ったので使用人の仕事をする。
今日は皆に迷惑をかけへんように頑張るぞ!!
今日の仕事は.....
向井康二
さっきまで俺の机の上には何もなかった。
やけど今、机の上には1通の手紙が置かれとる。
向井康二
手紙の宛先の国と名前を見てしもた。
向井康二
名前には養父の名前が書かれてあった。
なんで義父が.....
やけどこの字は義父が書いとる字や。
俺は恐る恐る義父から送ってきた手紙を読んだ。
向井康二
手紙を読んで俺は驚いた。
今、実家がエライことが起きとった。
それを知ってしもた俺は持っとった手紙を畳の上に落としてもうた。
ラウール
???「ラウールくんのおかげで準備はすぐにできたよ」
ラウールと男性は大きな蔵の前に立っていた。
ラウール
???「俺の異能で帝の病気をさらにさせたからな」
???「あの小僧たちも俺のこと全く疑ってなかったし」
ラウール
ラウール
???「俺が帝になればあの連中たちは俺の命令しか聞けなくなるからな」
ラウール
ラウール
円間
そう、義父と繋がっていたのはゴッド王国の医療部の円間だった。
ラウールは円間に期待をしていた。
円間
円間の手からは毒が浮かび上がせていた。
空は鼠色の雲に覆われていた。
目黒蓮
向井康二
目黒蓮
向井康二
向井康二
義父とラウールは俺みたいに家事は何もできへん。
いつも使用人に家事全般を働かしてる。
そのため使用人として働かしとった俺に実家の家事をしてほしいとお願いされたんや。
勝手にちゃう国に使用人として売ったのに急に故郷に帰ってきてなんて。
一体俺をただの機械としか見てへんのかよ。
目黒蓮
向井康二
向井康二
目黒蓮
向井康二
目黒蓮
目黒蓮
向井康二
蓮様は真剣な表情で俺の話を聞いてくれはった。
今の話は俺のために言うてくれとるってわかる。
やっぱり蓮様はええ人や。
深澤辰哉
目黒蓮
深澤辰哉
向井康二
突然襖から深澤さんが現れた。
深澤さんの手には1通の手紙を持っとったことに気づいた。
また俺宛の手紙と言うとったけどまた義父なのか?
目黒蓮
深澤辰哉
向井康二
向井康二
目黒蓮
向井康二
向井康二
向井康二
宛先はまさかのみっちーやと思わへんかった。
特急に送ってきたことはめっちゃ深刻なことが書かれとるはずや。
向井康二
目黒蓮
俺はすぐにみっちーから送られた特急手紙を読み始める。 みっちーは1番の信用ができる心の友。 俺に送ってきたことはなんか危険を知らせよ としとる。
みっちーに送られた手紙にはこう書かれてあった。 『ゴッド王国に康二くんの義父に繋がっとる人がおる、義父はその人物から資金をもろて生活をしとる。康二くんは資金をもらうために売られたんです。 それと康二くんの義弟は目黒蓮様に継がせたいと言っとりました。 長男と結婚させればみなが上手くと。 全ては裕福な生活を手にするためのやねん』
みっちーに書かれてた手紙には義家族のことやった。 義父が俺を売ったのは資金をもらうためやったの..... それにラウールが言うとった蓮様に継ぐことはほんまやったんか.....
向井康二
結局俺は誰からも必要とされてへんかった。 金のために俺は売られとったんや。
目黒蓮
サッ
目黒蓮
佐久間大介
深澤辰哉
目黒蓮
目黒蓮
佐久間大介
深澤辰哉
サッ!!
目黒は護衛の佐久間と深澤に家にいる内通者を見つけ出すように命令を出す。
すぐに佐久間と深澤は内通者を探すために部屋を出ていった。
目黒蓮
向井康二
向井康二
目黒蓮
目黒蓮
向井康二
字はみっちーが書いたもんやった。 きっとみっちーは俺のために危険を知らせよ としとったとわかる。
ドタバタ!! 豪邸にある裏道に繋がっている廊下には。 1人の人物の足音が響き渡っている。
円間
今豪邸では佐久間と深澤が内通者を探し回っていた。 豪邸に暮らしている者は厳しく質問を攻められ誰が内通者かあぶり出そうとしていた。 それを知ってしまった円間は焦りだし慌てて廊下を走っていた。
円間
円間は自分が内通者だとバレることに恐れていた。 自分が康二の義父と繋がっており帝の危篤状態にさせたことを知ってしまえば隠していた全てが崩れるから。
ラウール
円間
裏口の扉の前にラウールが立ち尽くしていた。 唯一の味方であるラウールを見て安心する。
円間
円間
ラウール
ラウール
ラウールは目黒の部屋に置いていたはずの道枝の手紙を持っていた。 順調に進んでいた計画が目黒たちにバレてしまって。 ラウールさえ焦っていた。
ラウール
円間
円間
円間は片手に持っている袋には少ないお金が詰めていた。 騒動が治まるまでは町で身を潜めるしかなかった。 ラウールは円間の腰抜けの姿を見てつまらなそうな顔をしていた。
ラウール
円間は裏口の扉に手を開ける。 ラウールは裏庭に逃げていく円間を期待外れにガッカリとする。
ラウール
ラウールは向井がいる場所へと向かって行く。
向井康二
蓮様が内通者が見つかるまでは使用人部屋に待機するように言われた。 ここに義父と繋がっとる人物がいたなんて知らへんかった。 ラウールが婿に候補ができたのは義父の知り合いがおったからか。 誰が内通者なのかわからへん。
向井康二
俺が初めて知った安心と幸せが奪われてまう。 もう二度とあんな想いをしたくないと強く思った。 やのにどうして俺のみ幸せがくれないんだ。
向井康二
向井康二
フッと目の前に置いてあった鏡に見てん。 鏡に写っとったのは俺の腕に残っとった古傷が綺麗に治っとった。
向井康二
向井康二
驚いて鏡のまじかに近づいて腕の古傷を確認した。 まじかで見た瞬間腕以外にも傷つけられた傷も綺麗に治っとった。
向井康二
俺を触れてくれた者はいなかったよ..... あっ
向井康二
向井康二
抱きしめた時蓮様の力が俺の古傷を.....
向井康二
ギュッ
俺は蓮様の優しさに感動し俺の腕で体を抱きしめる。 蓮様に出会えて俺は自分の幸せを感じ始めた。
ラウール
向井康二
ガバッ!!
突然俺の鼻と口に布を被された。 キツイ臭いが鼻につき口は呼吸ができなかった。
向井康二
ドサッ!!
臭いに耐え切れずに俺は気絶してしまった。
ラウール
ラウール
ラウールは眠りについた向井を抱え込む。 そしてラウールは自身の異能で使用人部屋から姿を消した。
目黒side
目黒蓮
ここに暮らしている住人たちに全て聞き込みをした。 だが誰も義父に繋がっている住人は誰もいなかった。 残ったのは医者の円間さんのみ。
目黒蓮
円間さんが使用されている部屋に俺は入る。 だがそこには.....
目黒蓮
円間さんの部屋には誰もいなかった。 だけど円間さんが使っている机には無数の手紙が散乱していた。 手紙を散乱した状態で部屋から出たのか?
目黒蓮
目黒蓮
俺は散乱している手紙の1通を拾って俺は驚いた。 手紙に送られた場所・名前がクリスト王国と義父で書かれていた。
目黒蓮
目黒蓮
手紙に書かれてあった場所と名前は全部同じだった。 内通者は円間さんだったのか。
目黒蓮
佐久間大介
深澤辰哉
目黒蓮
目黒蓮
佐久間大介
深澤辰哉
シュッ
円間さんを捕らえれば康二の問題は解決する。 そうだ、内通者は円間さんだとわかったから康二に報告しよう。
目黒蓮
シーン.....
目黒蓮
俺は康二に呼ぶが何も返ってこなかった。 おかしい。 康二は俺が呼ぶときはすぐに返事をする。
目黒蓮
シーン.....
もう一回康二を呼ぶがやっぱり返事はしない。
目黒蓮
変と思い俺は使用人の部屋の襖を開ける。 そこには.....
目黒蓮
部屋には誰もいなかった。
タッタッ.....
神の力で部屋の気配を探ってみた。 使用人の部屋の中は康二と誰かの気配が混じっていた。 俺の嫌いな嫌悪系の気配だった。 恐らく家の住民ではない。
目黒蓮
深澤辰哉
目黒蓮
目黒蓮
佐久間大介
目黒蓮
深澤辰哉
クリスト王国行きの普通の列車に乗れば1週間とかかる。 クリスト王国に最短に間に合わせるには特急列車に乗る必要がある。 だが特急列車の切符代は高額。 金持ちの家でさえなかなか買えない。 そんな高額な切符代を買えるのは王国の家族だけ。 特急列車に乗れば最短で2日にすむ。
康二が使用人の部屋にいた時間は数十分。 その間に康二は連れて行かれた。 円間さんが康二を連れて行くには手間がかかる。 円間さんは内通者。 内通者ならここにもう一人.....
目黒蓮
そっか捕まえるべきは円間さんなくもう一人の人物だった。 円間さんは皆がわかるから他に人に円間さんを捕らえるべきだった。 俺がしたことが大ミスを犯すなんて.....
深澤辰哉
目黒蓮
深澤はパルが入った小さな袋を目黒に渡す。
目黒蓮
目黒は馬にまたがり駅まで猛スピードで移動する。
6章 完結