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ふと、1人が嫌になる

時刻は深夜2時

1人酒も思うように進まず酔いに酔えない夜だった

おもむろに携帯を開け写真ファイルを開けた

、、、

会いたいな

フォルダの中はひとりで女性で埋め尽くされてい

が、どれも彼女が眠っている姿を撮ったもので彼女の笑顔などは一つもない

会いたいと思う気持ちが先走りひとつのメッセージを送った

送り先:結都 今から来て

送った直後、我に帰り消そうとしたが

直ぐに既読が着き消す事は出来なかった

やってしまった

とりあえず、、酒の缶を片付けて

そうこうしているうちにインターホンがなった

ドアを開けると

彼女は少し寂しそうに

結都

来たよー

と放った

夜の彼女は薄いメイクをしている

私だけに見せる姿

それが酷く嬉しと感じていることに気づかない振りをした

酒の勢いもあってか直ぐに行為が始まった

行為の快楽とは裏腹の心の痛みを隠すように彼女を愛でた

彼女が「狐」と呼ぶ度に愛おしさを感じていた

行為が終わり少し布団で目をつぶって居ると彼女がリビングの方へ出ていった

彼女との関係はいわば「セフレ」である

お互いの欲情を満たすための関係

しかし、いつの間にか彼女へ「愛おしさ」を感じていた

好きだという気持ちも素直に言えないなんて、、

1年半前から始まった関係

今更、後悔しても遅い

呼ぶと来てくれる彼女に甘えてしまっている

、、今更すぎますか

こんな気持ちを抱えると分かっていれば、関係を持つことなどしなかったのに

悲しみとは違う感情が心を取り巻く

月明かりが太陽の光に変わる頃

彼女が再び寝室に戻ってきた

私は再度寝たフリをした

数秒間の沈黙を置いて彼女が言葉を漏らした

結都

好きだなぁ

(!?)

結都

出会いが最悪な形でも関係が最低でもね

結都

こんな関係じゃなかったら、、、

結都

お願いがあるの連絡して来ないで欲しいな

結都

また、、、しがみついてしまうから

結都

じゃあね、、、狐

結都

好きになってごめんね

結都

大好きだったよ涙

彼女はそう言い残し部屋を後にした

結都さんが私を好きだった、、、

、、私は、

ガチャ、ドアに手をかける音がした

考えよりも先に

体が動いた

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