コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
謙杜side
謙杜
駿佑
謙杜
ガチャリ。
音がした方を反射的に見ると顔色の悪い流にぃが。
駿&謙
流星
謙杜
駿佑
駿が焦ったように流にぃと話そうとした俺を止める。 「なに?」と視線を向けると、多分聞こえてないよと 教えてくれた。 流にぃは困ったように笑って手話で『おはよう』と 返してくれた。
恭平
何も知らないきょへにぃが俺たち双子を追って 流にぃと鉢合わせる。ひらひらと手を振ってたけど、 途中で聞こえてないことに気づいたのか 手話を使って会話をし始めた。 俺は挨拶程度しか分からんけど、 きょへにぃは大雑把に覚えたらしい。 「手話、なんとなくはできるけど声に出さんと 合っとるか分からんくなるわ〜」なんて言ってたのは 随分前のことやけど、それは今も変わらんらしくて 今も会話が丸聞こえやった。
恭平
流星
・・・
大吾side
恭平
大吾
声をかけたけどこちらを一向に見ず落ち着きがない。 雨降っとんの、気づいてしもうたんかな。
恭平
流星を配慮してか、2階に行ってくれた恭平。 ほんま優しい子に育ってくれて大にぃは泣きそうです...!
流星
大吾
流星
大吾
・・・
恭平side
雨も弱まってきたからと補聴器をつけたりゅちぇは さっきまで一緒にマリオカートをしとったけど、 軽く酔ってしもうたらしく、今はソファーで ブランケットに包まって寝とった。
謙杜
駿佑
謙杜
恭平
駿佑
※ 丈にぃは仕事、和にぃは大学
恭平
謙杜
恭平
駿&謙
湯掻いたうどんを3人で食べとると、また雨足が強くなった。 思わずりゅちぇの方を見ると、もぞもぞと動いて 頭までブランケットをかけとったけど 完全に起きてはないようやった。たまに「んー」なんて 声が聞こえるからやばくなったんかな?と思って 食べるのをやめて立ち上がった瞬間__
ゴロゴロッ
大きな雷の音が聞こえた。
駿&謙
駿と謙杜が「びっくりしたー!おっきい音やな」 「近いんとちゃう?」なんて話しとるのを聞いてハッとする。
恭平
流星
恭平
流星
駿佑
謙杜
久しぶりのただならぬ雰囲気を感じてか、 ダイニングからバタバタと駆けてきた双子。 りゅちぇはその音にも敏感になっとるようで、 泣きながらブンブンと頭を振っとった。
恭平
駿&謙