それから、 俺と目黒さんは
会うことがなくなった
深夜に、そのためだけに コンビニに行くのも
なんだか恥ずかしくて
翔太
翔太
そして、 深夜のコンビニシフトが 無くなった俺は
その時間に居酒屋で バイトを入れた
時間は結構長くて 午後8時から深夜まで
店員
翔太
俺はあんまり 料理が得意じゃないから
接客の方で働いている
翔太
注文を書き付けるメモに 目を落としながら尋ねる
上司
上司
目黒、か…
翔太
翔太
翔太
翔太
メモから 視線を上げた瞬間
翔太
そこにいたのは 正真正銘
あの、目黒さんだった
翔太
翔太
仕事の上司と 飲みに来てたんだ
翔太
翔太
翔太
と思いながらも
今日はずっと 三番卓に目がいっていた
1時間ほど経っただろうか
上司
上司
目黒さんの上司が 大声で話す
うるさいから 止めてほしいんだけど
怒られてんのかな… 目黒さん
上司
蓮
上司
上司
蓮
翔太
こっちまで すごく重い気分になった
目黒さんがきっと 見られたくないであろう場面に
遭遇してしまった気まずさと 助けたいのに助けられない 罪悪感で
翔太
翔太
あんな叱咤のあとに 俺と話してくれてたなんて
目黒さんは 優しい人だったんだな
目黒さんと たまたま遭遇して
数日が経った
あの時気づいてないなら… 目黒さんの中ではもう 数週間会ってないことになる
翔太
翔太
全てがかっこよくて でもたまに可愛らしい
彼ともう一度 話したかった
翔太
翔太
翔太
上司
相手は店長だった
上司
上司
翔太
今日は 居酒屋のバイトも入れてない
翔太
上司
上司
上司
上司
翔太
翔太
やや食い気味に 返事してしまった
上司
翔太
また、目黒さんに 会えるかもしれない
そう考えただけで
しばらく無かった 胸の高鳴りを また感じた
そう浮かれて 家を出た俺だったが…
早くも問題が起きた
バイト
バイト
翔太
翔太
翔太
店の裏手に入ると 既に準備しているバイトの人が
前は1人だったのに… 人、増えてたんだ
バイト
バイト
翔太
最悪… 抜けてサボるの無理じゃん
せっかくこの時間に バイト入れたのにな…
…もういいや 諦めて切り替えよう
翔太
バイト
しばらくして
翔太
翔太
店内に人がいなくなった タイミングで
バイト
バイト
翔太
翔太
翔太
バイト
本当だったら このくらいに喫煙所に行っていた
もし目黒さんが 待っていたらと思うと…
翔太
翔太
翔太
俺の一方的な自惚れかもしれない
あの人たらしの彼のことだ
とっくに俺なんて 眼中にないかもしれない
翔太
翔太
そう思ったら、 何だかスーッと
頭の中から 目黒さんのことが薄れていった
翔太
バイト
バイト
最後まで元気だった バイトの彼は
俺と反対方面へ 立ち去っていった
翔太
翔太
翔太
俺はダラダラ歩き出した
ふと真上を見ると 夜空に星がぽつぽつと見えた
翔太
次に視線を戻した時
翔太
俺がスルーしかけていた 喫煙所に…
目黒さんが立っていることに 気づいた
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
9件
再会!!!続き待ってます!
再会だああああ!! その時をずっと待ってました😭 何話すのか気になります🤭💞
めめっ!!やっぱ待ってたんすね!!!