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ー大吾sideー
車に連れ込んだ時、正解やと思った。暴れてくれるし 怖がってくれる。怯えてる顔、大好きやから、 これ楽しめそうやと思った。
でも、うるさいのは好きじゃなかった。 どうせ人1人殺したところでまだ人は沢山居る。 今目の前に居る人を殺しても、全然問題ないと思った。
だから、もう殺してしまおうとした、なのに、なのにこの人は、 待ってたんや。今から殺すってナイフ振り上げてるのに、 怯える素振りもなく、少し喜んでいるようにも見えた。 それが引っかかって、殺し損ねた。
この人には、引っかかる点がいくつもあった。 夏なのに長袖長ズボンで厚着。所持してるものは何もない。 それから、殺されるって分かってて喜んでる。
俺は、この人間に興味を持った。謎があるから、、 それもあるけど、目を見た時、目が合った時、 何かを感じた自分に疑念を抱いたから。
大吾
そう腕を掴むと、彼は痛そうに顔を歪めた。 そんなに強く掴んだ覚えはないのに。まぁ、どうでもいい。 どうせ殺すんやし。ただ、殺すのは、ちょっと後でもいいかな。
大吾
ベッドに放り投げて、上に跨りながらそう聞いた。
流星
大吾
知らないってことないやろ。
大吾
流星
知らない?
流星
今どき自分の年齢も分からん人が居るん? いや、多分こいつが特殊なんや。ふと、さっきベッドに 放り投げた時服が乱れたせいで、 首元からアザのようなものが見えた。
大吾
流星
これ全身にあるんじゃないかと思って、腕を捲ったり、 服を捲し上げた。それは的中していた。全身に痛々しいアザが 数十箇所もあった。夏でも厚着な理由はこれか。
流星
大吾
流星
あ、連れてきちゃったし、誘拐か。すぐ殺すつもりが...
流星
大吾
流星
大吾
やっぱ変更。じっくり可愛がってから殺そう。 殺されたい人を殺したところで面白くない。
大吾
流星
大吾
流星
俺が満足したら絶対に殺す。その条件をお互い呑んだ。