テラーノベル
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⚠ATTENTION⚠
・BL ・ソナチ ・マフィアパロ ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
長めです。
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
昼前のアジトは、信じられないほど静かだった。
いつもなら誰かしらの怒号か笑い声、 銃の分解音や足音が響いているのに、 今日はそれがない。
壁の時計の針が進む音さえやけに耳につく。
ナチスはキッチンに立ち、冷蔵庫の中身を一つ一つ確認していた。
肉の在庫、野菜の残量、卵の数。 幹部たちの食事量を把握しているのは、結局自分だ。
アメリカは底なしに食べる。 イタ王は怪我をするたび栄養食が必要。 イギリスは「料理する」と言いながら冷蔵庫を荒らす。
……そして。
ソ連
背後から、低い声。 振り返らなくても分かる。
ナチ
ソ連が冷蔵庫の扉に手をつき、隣から覗き込む。
……距離が近い。
ソ連
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連は数秒黙ったあと、静かに言った。
ソ連
ナチスは即座に扉を閉めた。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
ナチスは眉を寄せる。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
その言葉に、ナチスはわずかに言葉を詰まらせた。
確かに今日は任務も会議もない。
珍しく、本当に空白の日だ。
だが――。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
妙に食い下がる。 ナチスは腕を組み、しばらく黙り込んだ。
ソ連は何も言わず、ただそこに立っている。
焦らない。 急かさない。 ただ、隣にいる。
それが余計にずるい。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
黒のコートに帽子。 普段の威圧的な装いよりも少しだけ力を抜いた服装。
鏡の前でナチスは帽子の角度を調整する。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
…言い方が直球すぎる。
ナチスは無言で視線を逸らし、先に扉へ向かった。
市場は昼の活気に満ちていた。
人の声、袋の擦れる音、子どもの笑い声。 その雑多な空気に身を置くのは久しぶりだ。
ナチスの意識は自然と周囲へ向く。
歩幅、視線、距離。 危険の気配はないか。
ソ連
隣から小さな声。
ナチ
ソ連
ナチ
それでも、ソ連は特に周囲を見ない。 代わりに、ナチスだけを見ている。
肉売り場で立ち止まる。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
ナチ
カートに商品を入れながら、ナチスは小さく息を吐く。
野菜売り場で、同じトマトに手を伸ばす。
指先が触れた。 一瞬、体温が重なる。
ナチスは反射的に引こうとするが、ソ連の指が軽く絡む。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
自然な顔をして言うな、と言いたいが言えない。
周囲には普通の客しかいない。 誰も二人を見ていない。
なのに、心拍だけがやけにうるさい。
会計を終え、袋を受け取る。
ソ連
ナチ
ソ連
…まさか、本当に奪われるとは。
ナチ
ソ連
その言葉に、ナチスは小さく笑う。
ナチ
ソ連
入ったのは静かなカフェ。
窓際の席。 陽の光が柔らかくテーブルを照らす。
帽子を少し上げたナチスを、ソ連がじっと見つめる。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連
…言われてみれば、確かに。
いつもは執務室かアジトの食堂。 銃が近くにある場所ばかりだ。
料理が運ばれる。 ナチスは一口食べ、無意識に頬が緩む。
ナチ
ソ連
ナチ
言い直したつもりだった。
だがソ連は分かっている。
…ふと、ソ連の手が伸びる。 ナチスの頬に触れる。
ソ連
ナチ
ソ連
指で拭われる。
一瞬、距離が縮まる。 ナチスの喉がわずかに動く。
ナチ
ソ連
ナチ
ソ連は少しだけ笑う。 珍しく、柔らかい表情だった。
帰り道。
袋を持ち、並んで歩く。 行きよりも足取りが軽い。
ナチスは前を見たまま、小さく呟く。 本当に小さく。
ナチ
風に溶ける程度の声。
だが……
ソ連
即座に返る。 ナチスの足が止まる。
ナチ
ソ連
逃げ場がない…。
ナチ
ソ連
ナチ
しばらく沈黙。 そして、諦めたように小さく言う。
ナチ
ソ連の歩みが止まる。 袋を持ったまま、ナチスを見つめる。
ソ連
ナチ
ソ連
ナチ
だが、声はどこか柔らかい。
歩き出す。 今度は、自然に肩が触れる。
ナチスは離れなかった。
何も起きない日。 銃も、怒号も、血もない。
ただ、並んで歩く時間。
それが、思っていたよりも―― ずっと特別だった。
舞海
舞海
舞海
舞海
舞海
コメント
5件
(◍꒪꒳꒪◍)フヘ最高でした! 次も待ってます〜🎵
てぇてぇァ、、、