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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

“俺”はごく普通の家庭で生まれたごく普通の子供だった

…みたいな、そんな自己紹介のできる人に生まれたかった

俺は生まれつき難聴、音が鳴っているか鳴っていないかしかわからない

さらには生まれつき弱視だ

コンタクトを入れなければぼやけて見えない

片方はコンタクトをつけてもぼやける

このヘッドホンがなければ声は認識できない

俺は4人家族で親は俺ではなく弟を愛した

耳が聞こえ、目も見える。

そんな弟に全愛情を注いだ、

俺には愛情の代わりに虐待と罵倒が降り注いだ

目が見えないことをいいことに俺をよく殴る、誰が殴ったかわからないのに文句言うなといいながら

耳が聞こえないことをいいことに俺を罵る、耳聞こえないくせに文句言うなと言いながら

理不尽にはなれることができなかった

人が、生き物が怖くなった

動くものは俺には危害を加えるから

怖い

その一心に支配された俺は家を出た

きっかけはヘッドホンをもらい耳が聞こえるようになったこと

そこで現実を知ったからだ

怖い怖い怖い。

けど家の外の世界には霊物がいた

怖い

消えたかった

そこで俺はシュンと出会う

最初の出会いは霊物に襲われている俺を助けてくれたこと

これがきっかけで俺は祓霊をはじめる

居場所がないから。

幸い能力者だった俺は祓霊者の資格も得た、

ただ怖くて仕方なかった

そんな日が続いて半年、

俺は無能力なのにひたすら霊物に立ち向かう1人の祓霊者とであった

何回被弾しても、跳ね返されても立ち上がる、

無意味って本人もわかってるのに撲殺も試みる

そんな馬鹿だけどどこか憧れを抱く祓霊者__ユーアレムセストに出会った

それからまもなく俺はアズキと出会う、

かっこいい

ひたすら憧れた、そして気づけば俺はアズキに惚れていた

好きだ

いいたいけど嫌われるのが怖くて明日また次を繰り返した

結果、

俺は想いも伝えられずに死にそうだ

しかもアズキの手によって

もう嫌だ、でも

最後ぐらいできたかな

絶対勝てない、意味なんてない

けど俺は立ち向かったよ、ユーア

カナタめっちゃ強いんだよ、

満身創痍だし攻撃は全て読まれるしきかないし

正直逃げたかった

絶対意味ない、頑張っても勝てない

わかってたけどやったよ、

ユーア、今まで馬鹿にしてごめん

心のどこかで見下してたかも

気持ちわかったよ、

自分を犠牲にしてでも守りたいもの、

ユーアにもあったんだね

俺、初めて自分以外のために戦えたよ

シュンに生きて欲しかったんだ

祓霊者として貢献して、

引退したら平穏な家庭を築いて幸せに暮らして死ぬ

そんな人生を送って欲しかったんだ

ユーナにもこれ以上苦しみを味わってほしくなかった

…この話もしたかったな

…まだ…死にたくなかったな

何の役にも立たなくてごめん、

シュン、先死んでごめん

また60年後ぐらいに会おうね

先に行って待ってるから

アズキも、

まだ好きだよ

もう一回話ししたいな

結局何なも役に立たなかったから、

俺の力がどこか役に立たばいいな

ユーア、約束通り頼むよ

もし俺がユーアより先に死んだら、

俺の魂を吸収してね

じゃあ…

もう…無理みたい

シュンありがとう、俺、強くなれたよ

あー、もっと生きたかったな

…ふふ

じゃあねみんな

60年後、みんなのこと待ってるから

決してはやく来ないように、

またね

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