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シスターは黒ガスト

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シスターは黒ガスト

6 - シスターは黒ガスト【5】

♥

251

2022年03月28日

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シオン

今日は何をしたい?

りく

お話!

まゆ

追いかけっこしよう!

あの時ドアをたたいたのはりくという少年。

複数の声はまゆという妹とすずという母親の声だった

すず(母)

いつも見てもらっててごめんなさいね

シオン

いえ、この子達も楽しそうなので

預けに来たということらしい。

このまま夕方の6時頃まで面倒を見るのだとか。

児童館のようだとは確かに思えるが、どこか彼女は冷たく笑っていた

シオン

……レウさん

レウクラウド

あ、はい。

シオン

私は少し、すず様とお話がしたいです。

シオン

2人の面倒を見てもらってもよろしいですか?

レウクラウド

わ、わかりました…

シオン

すぐに戻ってきます。
2人は子供部屋から出さないこと、分かりましたか

レウクラウド

…はい。

初めて仕事が任された!なんて少し喜んだのもつかの間、彼女の目が黒くなった。

いつもの優しい口調なのに、どこか刺がある。

命令に従わざるを得ない、そう感じ取られる程の威圧感。

とりあえず頷いて子供たちを連れていった

子供部屋ってたしか…

2人に行こうっと手を出せば、元気に手を繋いでくれた。

教会内を歩んでいるうちに何一つ傷のない白いドアを見つけた。

中に入れば子供部屋と言われてもそうだなっと思うほどの可愛らしいものばかり。

りく

ねぇお兄ちゃん!

レウクラウド

ん?あー。俺の事?

まゆ

お兄ちゃんのお名前は?!

言っていいのかな…なんて思うが、あの人は俺の事レウさんって呼ぶし、まぁいいかと

レウクラウド

レウ。自由に呼んでいいよ

まゆ

レウ兄!私ね、かけっこしたい!

りく

えー!俺は絵本読んでよー!

レウクラウド

あーっと…そうだね。かけっこはシオンさんが来てからにしよっか。

レウクラウド

沢山人がいた方が面白いでしょ?

レウクラウド

今は絵本読んであげるから、好きなの持ってこっちおいで

かけっこはしない、そう分かったまゆちゃんは頬を膨らませていたが、理由が分かれば2人で本を探しに行く。

別にかけっこが嫌な訳では無い。

部屋から出るな、その言いつけを守るため。

何故か、その言いつけは必ず守らなければと確信させるものがあった

りく

レウ兄、これがいい!

レウクラウド

…ん、持ってきてくれたね──

それからどれくらいの時間がたっだろう

──

<コンコン

軽いノックの後すぐに彼女がゆっくり顔を出した

シオン

…ただいまお戻りしました。

シオン

りく君、まゆちゃん、お母さんは太陽がバイバイしてから来るって。

シオン

それまで待っていようね

2人を見つければ優しく微笑みそういった。

俺の近くで一緒に本を読んでいた2人が彼女の元に駆け寄っていった

りく

うん!待ってる!

まゆ

シオン様も来て!ねっ!

シオン

……えぇ

軽く笑って近寄ってきた。

2人は新たな本を探しに走っていってしまう。

そんな様子を2人で眺めていた

シスターは黒ガスト

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251

コメント

6

ユーザー

初コメか忘れましたが失礼します。2人とも(レウさんとシオンさん)優しいですね

ユーザー

(。´´ิ∀ ´ิ)((きもい

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