その後俺は何度も何度も彰を殴り続けた
相手が死にかけているとも知らずに
山本彰
も、も、やべ…
ゴキッ!!!
山本彰
ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!
霜山(高校生)
……死ね、
ピタッ
霜山(高校生)
…ははっ、俺、何してんだろ、
山本彰
……、、?
霜山(高校生)
こんな事しても、二人は帰ってこねぇのに…
霜山(高校生)
……もしもし、?
霜山(高校生)
救急です、はい、住所ですか?2ー4ー15です、
霜山(高校生)
はい、えー、骨が折れていて、顔がボロボロです、
霜山(高校生)
出血量がやばいですね、
霜山(高校生)
なるべく早めに来れますか?
霜山(高校生)
あぁ、はい、分かりました
霜山(高校生)
では、
霜山(高校生)
…別に、許したわけじゃねぇからな
霜山(高校生)
お前の傷が治ればお前を警察に届ける、
霜山(高校生)
わかったか?
山本彰
コクッ
霜山(高校生)
よし、なら俺は、先に行ってくるわ
山本彰
…?
霜山(高校生)
立派な暴行だ、
霜山(高校生)
どうせ俺もいつかは捕まるしな
霜山(高校生)
なら、今自首した方が刑が軽くなるしな
霜山(高校生)
俺は、お前のせいで辛い思いをしたくねぇんだ
霜山(高校生)
…じゃあな
山本彰
………
その後俺は警察に自首をして、懲役1年半を言い渡された
そうだ、あの時に、俺の担当をしてくれた警官が…
"秋山"だったんだ、
俺が、刑務所から出た時に、秋山も一緒に来たんだよな、
あいつは、あの時に、道を踏み外したのかもしれねぇ、
あ、あと、彰は、無事傷が治り 俺に何度も謝罪をして、自首した
ま、俺のトラウマの経緯はこんなもんだ
一番の友達に裏切られて、心がズタボロになって、親が死んで、その事をずっと引きずって…
まぁ、秋山のおかげでちょっと身が軽くなったかな
はっきり言って、彰の事はまだ許してない
もう二度と会いたくもないしな
…まぁ、今俺の前にいるんだけど、
坂城藍良
あ……よ、よぉ、
坂城藍良
ひ、久しぶり、
山本彰
お、おう、、
坂城藍良
……今、何してんの、?
山本彰
俺、?俺は、普通に、会社員だよ…
坂城藍良
そ、そうか、
坂城藍良
じゃ、じゃあな、
山本彰
ま、待って!
坂城藍良
ん、?
山本彰
しつこいかもしれないし、
許してくれないのも分かってる
許してくれないのも分かってる
山本彰
だけど、もう1回、言う
ごめんなさい…
ごめんなさい…
坂城藍良
天誅
バチンッ
山本彰
痛…
坂城藍良
…もう、いいよ
山本彰
え、?
坂城藍良
俺も、そろそろ前を向いていかなきゃだし、
山本彰
ゥ、ァァ…
山本彰
ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙泣
坂城藍良
(なんでこいつが泣いてんだ?)