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2件
──ドサッ
優雅と美玖はホテルの一室に荷物を置く
優雅
美玖
優雅
優雅は凛空と将風を見る
凛空
凛空
将風
凛空
凛空
将風
凛空
凛空
将風
優雅
美玖
大自然を模した壁紙に、分厚い木のテーブル、焚き火を模したかまど
野宿を彷彿とさせる寝袋
そしてそれらの雰囲気を壊さないように物置のような小さな空間に閉じ込められたベッド
扉さえ閉めてしまえばそこは完全に冒険者が訪れる森である
そんな目の前の景色に、将風や凛空はもちろんのこと、他の子供達や一部の大人も興奮していた
将風
将風は焚き火風のかまどを指差す
そこからはパチパチと音がしており、本当に木が燃えているかのようだった
凛空
凛空
優雅
美玖
凛空
将風
凛空
美玖は改めて部屋を見渡す
本物と見紛うほど精巧に作られた原始的な器具達
耳を澄ませて見ればザワザワと木々の揺れる音がする
壁にスピーカーでも埋め込まれているのだろうか
優雅
優雅が声を上げると、子供たちはキラキラとした瞳で見つめる
凛空
将風
美玖
4人は部屋から出て、他の人達と合流しに行く
Ep.41 そこは森の中!
菜乃羽
菜乃羽
菜乃羽
祐希
菜乃羽
凛空
凛空
菜乃羽
将風
凛空
凛空
アスカ
凛空
凛空
将風
凛空
菜乃羽
抱羅來
桜
抱羅來
抱羅來
菜乃羽
絋
菜乃羽
菜乃羽
蒼
美結
絋
菜乃羽
優雅
美玖
そうしてそれぞれの行き先が決まり、グループが組まれていく
アスカ
アスカはグループの先頭に立ち、曲がり角を左に曲がり、そのまま進んでいく
祐希
ゆう
ヘビの真似をしているのか、両手をくねくねさせている2人
そんな二人を嗜めるように秘咲が声をかける
秘咲
ゆう
祐希
秘咲
悠穂
悠穂
すうあ
秘咲
アスカ
足を踏み入れると、そこは一面生い茂る緑色に彩られた壁紙に、木を模したオブジェクトがおいてある
ザワザワと木々の揺れる音や、猿やライオンなどの動物の鳴き声もどこからか聞こえてくる
そこはまさしくジャングルだった
祐希
祐希
ゆう
2人が興奮していると、ガサガサっと音がする
秘咲
秘咲は驚きすうあにしがみつく
すうあ
すうあと悠穂はそんな秘咲を微笑ましく見つめている
秘咲
悠穂
秘咲
すると、ゆうと祐希は茂みを掻き分け、音の発生源を探していた
祐希
祐希
ゆう
ガサガサ、ガサガサ
2人が茂みを掻き分け続けていると、動物の声が聞こえる
キシャー!
祐希
ゆう
悠穂
それを聞いた大人達は、反射的に子供達を庇うよう前に割り込む
ゆう
大人達が視界に捉えたのは、くねくねと動いてこそいるが、まるで機械的な動きをしたヘビだった
ヘビ
ヘビが2回目の鳴き声を上げると、茂みの中から男の声が聞こえてくる
『おお!何ということだ!』
『このジャングルの主である、オオツクヘビと遭遇してしまった!』
ヘビはまるでプログラムされていたかのように、すすすっとジャングルの奥まで進んでいく
『オオツクヘビを倒すと、ヘビマスターの証がもらえるぞ!』
『追いかけて倒しに行こう!』
祐希
ゆう
悠穂
すうあ
アスカ
アスカ
祐希
ゆう
奥へ進んでいくと、アスレチックがいくつか並んでいた
アスカ
アスカ
そういうとアスカは子供達を差し置いて真っ先にボルタリングゾーンを登っていく
祐希
ゆう
祐希とゆうも駆け寄っていくが、秘咲はアスレチックを見つめるままだった
すうあ
秘咲
秘咲は少し考え、歩き出した
秘咲
アスカ
祐希
ゆう
アスカはヒョイヒョイっと壁を登り、祐希とゆうも必死に追いかける
すうあ
すうあ
アスカ
アスカの運動神経に感心しているすうあとは裏腹に、悠穂は透明や不透明のカラフルな足場を触っている
悠穂
悠穂
悠穂
悠穂
秘咲
アスカと子供達はボルダリングを登りきり、すうあと悠穂は脇の階段から登っていき、ついに部屋の奥へとたどり着く
ヘビ
すると、待ち構えていたとでも言わんばかりにヘビが威嚇する
『ついにオオツクヘビを追い詰めた!』
『近くにある武器を見つけ、オオツクヘビを倒そう!』
さながらクエストとも言えるその音声に、子供達は興奮を隠せずにいた
祐希
ゆう
秘咲
秘咲はあたりを見渡すが、武器らしきものは落ちていない
祐希
ゆう
2人が拾ったのは木刀ほどの太さの木の枝
だが長さは60cmほどで、子供でも軽々と持てている
秘咲
アスカ
祐希
ゆう
2人は既にヘビへの攻撃を始めており、周囲をニョロニョロと逃げ惑っている
すうあ
すうあは未だあたりを見渡す秘咲に話しかけた
秘咲
不安そうな秘咲に悠穂が言う
悠穂
秘咲
秘咲がそれを見ると、そこには一言書かれていた
『己が武器だと思えば、木の枝でさえ武器となるのだ。』
アスカ
悠穂
すうあ
秘咲
秘咲は少し考え、落ちている木の枝を拾う
秘咲
すうあ
悠穂
アスカ
アスカと秘咲もヘビ討伐に加わる
アスカ
アスカ
アスカ
アスカは助走を付け、ヘビに向かってジャンプする──
はずが
アスカ
すうあ
すうあ
ドシーン!
アスカ
すうあ
アスカ
『──おめでとう!オオツクヘビを倒したぞ!』
アスカ
秘咲
祐希
ゆう
秘咲
秘咲はそう言ってヘビの証を大人達に手渡す
それは“証”と呼ぶに相応しくしっかりとした素材で作られていた
厚み4センチほどのB7サイズの木の板
木目柄のフィルムも貼ってあり、まさしくジャングル征服の証と言えるだろう
すうあ
尻を抑えながら立ち上がるすうあ
ゆう
すうあ
ジトッとアスカを睨む
アスカ
悠穂
悠穂のその一言で、6人はジャングルのようなその空間から出るのであった