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君と両思いになるには。vol.3

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君と両思いになるには。vol.3

10 - さ「特になし。もう俺らモブやんけ」←

♥

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2022年09月02日

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、、、やっと、渡せた。

彼の驚く顔が少し面白くって、俺は何も言わずただその瞳を見つめていた。

橙樹

、、、なーくん?これ、、

たくさんのオレンジ色の薔薇とツリガネソウ。

ツリガネソウは今日の誕生日花。

紫央

、、好きなもの、あまり分からなかったから、、

少し照れ臭いので目を逸らしながら呟く。

薔薇の花ことばは「情熱」、「熱望」、「絆」。

オレンジ色の彼にぴったりだった。

ツリガネソウの花言葉は「思い出」。

俺たちと過ごす日々を覚えていてほしいから。

橙樹

、、、めっちゃ嬉しい、ありがと、なー、くん、、、

紫央

、、え。泣いてる!?

俯く彼に焦る俺。すぐにジェルくんは顔を上げ、赤い目をしながらへにゃっと笑う。

紫央

、、、あ、とさ

橙樹

ん?

紫央

さっきの女の子、、どうしたの?

俺の言葉にかれは「見てたんか」と苦笑。

橙樹

断った。好きな人がいるからって

紫央

っ、、、そか、、じ、じや、俺家に帰るね

橙樹

待って

そそくさとそこを離れようとするが腕をつかまれる。

紫央

っへ、、、

橙樹

なーくん、ずっと一緒に居てね。大好き

、、、心臓がうるさい。

そんなこと知ってるってば。

いちいち言わなくてもいいのに。

だけど___。

紫央

、、、ん。ありがとね

橙樹

おー!

じゃあな、と掴まれてた腕が解放され、俺は歩き出す。

紫央

またね、ジェルくん

振り向くと彼は俺のあげた花束を大事そうに抱えていた。

紫とオレンジの花々。ジェルくんはそれを見て嬉しいのか笑顔だった。

紫央

、、、、、、

それを見つめて、俺の頬は緩む。

そういう純粋なところ、すごくいいと思う。

だからこそ俺は。

紫央

(、、、ジェルくんを)

おまけ☆

橙樹

、、、るぅと、何これ

黄神

誕プレの絆創膏です。怪我されたら面倒なので

橙樹

え?何でケガするん?

黄神

よっし、じゃあ路地裏行きましょ?

橙樹

嘘やろ?何で路地裏行かなあかんねん、ここでええやろマジで!!!

黄神

?路地裏じゃないとみられちゃうので ニコッ

橙樹

え、えヤダうぎゃぁぁぁぁぁ!!!

「次回から夏休み編です!」

君と両思いになるには。vol.3

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