恵梨花が聖美を刺そうとする
恵梨花
死ねー!!
グサッ!!!
聖美
う…
聖美
え…?
恵梨花が聖美を刺そうとしたが、颯太が聖美に抱きついて、聖美を庇っていた
恵梨花
そ…颯太…先…輩?
颯太
う…うぅ…
聖美
颯太…颯太っ…!!
聖美が颯太を抱き起こす
聖美
颯太っ…!!
聖美
しっかりしてっ!!
颯太
さと…み…
颯太
無事で…よか…った…
颯太は苦しそうな表情で言う
聖美は泣いている
聖美
恵梨花さんっ…!!
聖美
救急車を呼んでください!!!
恵梨花
え…?
恵梨花
あっ…わかったわ…
聖美
早く…!!
ピーポーピーポー
聖美
颯太…
聖美
死んじゃダメ…!!
颯太
ぅ…う…?
颯太
ここは…?
聖美
颯太っ…!!
聖美
うわああああぁん!!
颯太
聖美…?
聖美
大丈夫…?!
颯太
あ…あぁ…
颯太
まだ少し…背中が痛いけど…
聖美
そう…
颯太
ここはどこ…?
聖美
颯太の家だよ
颯太
え?
聖美
あんまり、深い傷じゃなくて、
聖美
治療したら、家に返してもいいって、お医者さんが言うから
颯太
え?
颯太
じゃあ、もう治療は終わったってこと?
聖美
うん、そういうことだよ?
聖美
よかったね…!
颯太
ああ…
聖美
でも…何で、
聖美
私が殺されそうになっているのが、分かったの?
颯太
え?ああ、それはな、
颯太
優美が教えてくれたんだ
聖美
え?
聖美
どういうこと?
颯太
優美がな、学校へ走っていっている時に、
颯太
恵梨花さんが、ふらつきながら、聖美の方に向かっているのが、
颯太
見えたんだって
颯太
だから、少し心配で俺に連絡してくれたんだよ
颯太
それに、恵梨花さん…
颯太
何するかわかんないって、思ったからさ…
颯太
急いで、聖美を探しに行ったら、
颯太
聖美が…殺されそうになってて…
聖美
そう…だったんだ…
颯太
あぁ…
颯太
でも、聖美が無事で本当によかったよ…
聖美
あ、ありがとね…!
聖美
助けてくれて…!
颯太
あぁ
颯太
それと、俺…
颯太
やっと分かったんだけど…
聖美
…なに?
颯太
俺…
颯太
自分の好きな人がやっと見つかったんだ
聖美
え…
聖美
そうなんだ…
聖美
よかったね…!
聖美
………
颯太
自分の好きな──愛している人だから、
颯太
守らなきゃいけないんだって思ったんだ
颯太
だから…
颯太
聖美、俺と付き合って下さい!
聖美
え?
聖美
うそ…本当に?
颯太
あぁ…
颯太
やっぱり…ダメ…かな?
聖美
ううん…ダメじゃない…
聖美
いいよ!
そう言うと、聖美は颯太に抱きついた 涙を流しながら
愛している人は守らなければならない存在の人なのだ
相手は自分を、自分は相手を守らなければならないのだ






