TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

まとめ【短編集】

一覧ページ

「まとめ【短編集】」のメインビジュアル

まとめ【短編集】

6 - ブラッディーパーティー

♥

130

2021年10月28日

シェアするシェアする
報告する

201×年10月某日

パーティー会場

竜一郎

(くっだらねー……)

竜一郎

(なんでオレがこいつらの相手をしなきゃ、いけねーんだよ)

財閥令嬢、有名企業の令嬢、不動産王の娘、病院院長の孫娘、そのほかetc.

竜一郎

(しかも、成神の外戚になりたがるやつばっかじゃねーか)

成神財閥 世界に名だたる財閥のひとつで、代々財界の重鎮を輩出 金融、海運、医療、化学、各種製造業を手がけている

竜一郎

(オレはまだ14だっつーの)

竜一郎

(見合いさせるとか、頭沸いてんのかよ?)

竜一郎

(後継ぎは兄貴なんだから、オレはべつにいいだろが)

嫌悪感を抱きつつも、おくびにも出さず適当に相づちをうつ

竜一郎

(……早く終わんねーかな)

あまりにも退屈で苦痛だ

そして、ふと思いついた

竜一郎

(こいつらを争わらせたら、どーなるんだろ?)

試してみたくなった

気のあるふりしながら、巧みな話術で魅了し一人ずつ陥落させた

数十分後

竜一郎が少し席をはずすと、彼女たちの間でじょじょに険悪なムードが漂う

ほんの些細なことがキッカケで、口論になった

周囲は呆然と見つめる

エスカレートしていき、取っ組み合いのケンカに発展し

そして──

ザクッ

きゃああぁぁ!

少女のひとりがいつの間にか果物ナイフを持ち、滅多刺しにした

辺りは凄惨な血の海と化す

取り押さえるんだ!

男たちによって彼女は取り押さえられた

騒ぎをよそに少し離れた場所で一部始終を見ていた

竜一郎

(ふーん)

竜一郎

(こんなもんか)

予想通りの結果につまらなそうな顔をする

竜一郎

(まあいいや)

興味を失い視線をそらす

竜一郎

(親父からいろいろ、聞きただされるかもしれねーけど)

竜一郎

(適当に言い繕えばいいし)

竜一郎

竜一郎

部屋に戻ろ

その場をあとにした

まとめ【短編集】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

130

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚