同じ境遇の俺たちは
第3話
見ているものよりも
odrk
………
結局昨日は泊まらせてもらっちゃった
でも家には戻りたくないな…
ttmr
そう言えば提案なんだけどさ
odrkちゃんの決心がつくまでここに住む?
odrk
……
「決心」その言葉が何を意味するのかは十分わかっている
でも…それを踏まえた上でも
odrk
お願いします!
そう答えた
これはしっかりとした私の
いや……
odrkの決心だ
ttmr
……言えるようになったじゃん
ぼそっとつぶやいた声はodrkには聞こえなかった
odrk
………そう言えば今日月曜日ですよね
ttmr
……
そのあとに続く言葉は言われなくてもわかる
ttmr
……俺は行ってないけどね
ttmr
…怖いから
odrk
私もそうなんです
odrk
途中から皆が変に見えて
ttmr
まあ午後になったらわかるよ!
odrk
……?
ピーンポーン
ttmr
あ、来た
ttさんが玄関にかけていく
誰かと喋っているみたいだけど
扉を挟んでいるからよく聞こえない
???
おじゃましまーす
sm
……久しぶり
ttmr
あぁ…
odrk
?
sm
あ!ゴメンね
sm
俺はsm、smさんって呼んで
nns
私は…久しぶりかな?
odrk
あ…えっと…
どうしよう
言葉がつっかえて何もでてこない
視界がおかしくなってくる
nns
!
nns
大丈夫なにもしないから、ね?
そう言って腕を後ろで組んでいてくれる
歪んでいた視界が元に戻ってくる
nns
私はnnsそのまま呼んでくれたらいいよ
sm
あ、ttさんはいこれ、いつもの
ttmr
……ありがとう
そう言ったttさんの顔は
何処か引きつっていたように見えた
sm
じゃあ俺帰るから…
nns
また来るねー!
ttmr
……じゃあな
odrk
さ、さようなら
その日の夜
ttmr
っ…はぁ…
やっと喉の奥につっかえていたものが取れた気がする
ttmr
どこに閉まったっけっ…
ttmr
あった…
俺はそれを一気に飲み込む
ttmr
はぁ…
ただ…まだ手の震えは収まらない
こんなに怖かったっけ…
ttmr
くっ…
そんなことを考えると
胸が苦しくなってくる
ttmr
っ……
ttmr
…はぁっ…
こんな日はあと寝てしまおう
でも…
……
ttmr
きっと…
俺とは違うから
次回
勝手に重ねる思い






