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はじめまして、初投稿になります。 第二次世界大戦中が舞台の小説です。

フランスがナチス・ドイツに降伏してヴィシーフランスと自由フランスに分裂してるあたりです。設定が分かりにくいと思いますが、史実ベースなので何かあったら指摘や質問などください🙂‍↕️

知識が曖昧なのと、敬語がたぶんおかしいことになってますが、大目に見てください……

フランス?

はぁーーー………

海を渡る風は、まだ硝煙の匂いを連れていた。

それはイギリスの空気ではなく、かといってフランスのものでもない。

僕はその境目に立たされている。

フランス?

まさかこの僕がアイツの世話になるなんてな

ここはロンドンだ。僕の足元にはもう祖国の土はない。

"敗北だ"

"フランスは降伏したんだ"

フランス?

…ふざけるな!

フランス?

フランスはそこにある。地図の上にも、人々の中にも…
それなのに、どうして僕は"フランス"でいられないんだ……?

ヴィシーという名を名乗るもう一人の僕は、ナチス・ドイツと握手し秩序と平和を語る。僕はそんなの受け入れない。

……だから、今イギリスんとこに逃げてきてるってわけ。

イギリス視点

雨は降っていなかった。だがロンドンの夜はいつも濡れているように見える。

私は港からの連絡を受けて、時計を一度だけ見た。 遅い時間だ。

車のヘッドライトが闇を切り裂いた瞬間、私は無意識に背筋を伸ばしていた。

イギリス

ロンドンへようこそ。

そう言った声が、思ったよりも低かった。

フランスは一瞬だけこちらを見て、ゆっくりと頷いた。

フランス?

よろしく。

フランス?

あー…きみには感謝してるよ。僕がここに来るってことはただじゃすまないってこと、理解はしてるつもりだから

イギリス

はっ、そうでしょうね。

イギリス

ドイツを刺激することになるでしょうし、ヴィシーは貴方を裏切り者と呼ぶかもしれませんね

イギリス

なにより私自身も、味方として抱え込むには危険すぎる。

フランス?

うん…君がすんなり"いいよ"って言ってくれた時には驚いたよ。

フランス?

きみは僕のこと嫌いだと思ってたから

イギリス

…間違ってはいないがね

フランス?

(やっぱいけ好かないわ、コイツ…)

イギリス

簡素なものしか用意できていませんが

フランス?

ここが僕の部屋ね

フランス?

あ〜〜、きみと100年間も戦争してたころはきっと予想もつかないだろうな。

フランス?

一緒に暮らすことになるなんて思ってもいなかった

イギリス

貴方からこっちに来たんでしょうが

イギリス

…ああ、私は貴方のようにヒマじゃないのでもう失礼しますが、

イギリス

私は貴方の頑固さこそ、この戦争に必要だと思っている。

イギリス

ここでは一人じゃないということを覚えていてくださいね

フランス?

うん…?

フランス?

(なんだ?急にデレだしたか?)

フランス?

(気持ち悪いぞ)

フランス。貴方にとって、私の言葉が慰めにならないことは分かっている。

それでも言わずにはいられなかった。

廊下を歩きながら私は思う。

フランスは、今ここに居ない。 だが今夜、ロンドンの一室でフランスは生き延びた。

それで十分だ

この夜は。

あとは、共に地獄を越えるだけ。

この作品はいかがでしたか?

632

コメント

1

ユーザー

ハツコメアンドフォロー失礼!!めっちゃええ話や、、、!!!さぁイギリス!!もっとデレろ(((

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