健
あーあ。
健
明日から二学期かよ。
健
めんどいな、、
健
あいつに会えるってたって
どうせ片想いだ…
どうせ片想いだ…
あいつ
あいつだ。
日坂真理
「あいつに会えるったって」
当たり前のようにそう考えてた俺は今思えばバカだった
翌日あいつは来なかった
健
はぁ。
健
今日は夜更かしせずにちゃんと寝とくか…
涼真
おはよ
久しぶり
久しぶり
健
お、久し振り
焼けたなお前
焼けたなお前
涼真
そーか??
健
夏休み満喫したろ笑
涼真
かもな!?笑
涼真
てかお前、真理ちゃんに会えんの楽しみにしてたろ
健
は?
健
あいつは俺の事興味無いしそんな変な期待とかしてないから
涼真
まぁまぁそんなこと言って否定しずにさ
涼真
涼真
てか、真理ちゃんまだ来てねぇな
健
それがどーした
健
もう始業だ
座るぞ
座るぞ
涼真
おう
健
(ほんとに来てない…)
健
(なぜ…)
健
(あいつは不登校になるようなタイプでもない。)
健
(何かあった…?)
健
(風邪とか、、?)
健
(普通に考えれば風邪が妥当だよな…)
健
(って何考えてんだおれ。あいつの彼氏でも友達でもなんでもねぇくせに。)
先生
おーい。座れー
先生
新学期の1時間目だ。
気持ち切り替えるように。
気持ち切り替えるように。
先生
授業を始める前に1つ、みんなにお知らせがある。
健
(なんだよそれ。)
健
(怖すぎね)
先生
真理のことだが
健
…