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「アルデンヌグループのグループパーティーにて、共和国の攻撃を」
ミケイラ
あの日から1週間 あの場にいた生徒には1週間の休講を与えられた、心身へのダメージが大きい事を考慮しての事だ
「政府は共和国から帝国への宣戦布告と受け止め、軍事体制を整え…」
ミケイラ
ミケイラ
画面が変わって、父親が映し出された
ドレイク
ミケイラ
「アルデンス学園には優秀な軍人見習いが沢山いると伺っていますが…」
ドレイク
「その生徒達も戦場へ?」
ミケイラ
ドレイク
ドレイク
ドレイク
ドレイク
ドレイク
ミケイラ
生徒を戦場に派遣する、つまり、魔道士科にいるサーシャも、グラハも、ロンも…全員……
ミケイラ
ミケイラ
コンコンコン
ミケイラ
「あ…あの、私です…サーシャ…です…」
ミケイラ
遠隔操作でドアを開ける
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
帰ろうとするサーシャの腕を掴む
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
初めて人を殺したあの日から、私は毎晩毎晩、夢を見るようになった
あの人の顔、そして、恐怖に怯えたミケイラさんの顔
ミケイラ
サーシャ
頬に手を添えられジーッと顔を見つめられる
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ロンさんの時とは違う熱さが身体中を回った
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
自分の手を見つめてあの時の感覚が蘇る
サーシャ
ミケイラ
そっと、彼女の白い手が私の手を包んだ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
手を包む温もりが優しくて、言葉が優しくて気づいたら私はボロボロと涙を零していた
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
頭をそっと抱き寄せられ、そのままミケイラさんの太ももに着地した
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
髪を撫でられ、彼女の声に段々と瞼が落ちてくる 眠れなかった代償だろう
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ものの数分で私は意識を手放した
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ポンっと頭を撫でながらテレビを見つめる
ミケイラ
サーシャに言った言葉は全部本心
サーシャが使用してる武器は私の父親が作った、父親と同じ血が私にも流れているなら、私の罪でもある
彼女だけの罪にはさせない、絶対
サーシャ
ミケイラ
震える彼女の頭を撫でるとスっと震えが止まる
サーシャ
ミケイラ
あの事件から1ヶ月 今、帝国と共和国は戦争をしている
平和に見える日常の裏では、今も誰かが死んでいる
サーシャ
生徒
サーシャ
複数の女子生徒が半円で私を囲むように集まってきた
生徒
サーシャ
生徒
生徒
サーシャ
生徒
サーシャ
女子生徒達の圧に負けて段々と背中を丸めてしまう
ミケイラ
生徒
生徒
間を通って私の制服の上着を掴んで腕章を見せつけた
ミケイラ
生徒
生徒
女子生徒達が散り散りになりホッとする
バシッ
サーシャ
額を指で弾かれミケイラさんを見る
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
最近では、ミケイラさんと一緒じゃないと安定した睡眠がとれなくなってしまっていた
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ロン
サーシャ
突然呼ばれて振り返るとロンさんが立っていた
ロン
ロン
サーシャ
ミケイラ
コール
ロン
コール
コール
ロン
ロン
サーシャ
サーシャ
グランツ
グランツ
何故、ロンさんは私に決闘を… 私は何かをしてしまったのか、それともロンさんもミケイラさんが…?
グランツ
ロン
サーシャ
「軍人として、誇り高き闘いをする事を誓います」
グランツ
グランツ
合図と共にロンさんは懐から銃を取り出して私に向かって発砲した
サーシャ
ギリギリで避けて距離をとる
サーシャ
銃を取り出して彼に銃を向けた途端、あの時の出来事がフラッシュバックした
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
防壁術式を使いロンさんの近距離銃術式を弾く
ロン
ロン
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
おもむろに彼は剣を抜いて一気に間合いを詰めてきたから私も剣を抜いて受け止めた
ロン
ロン
ロン
ロン
ロン
サーシャ
サーシャ
認めたくないけど、実際そうだ 最近釣り合う、なんて勝手に思っていたけど、こうして言われると何も言い返せない
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
想定外の言葉に力が弱くなってしまった隙を彼は見逃さなかった
ロン
カァンッ
剣を押し込まれ壁にぶつかる
サーシャ
背中にビリビリと痛みを感じる
ロン
サーシャ
ロン
小さい頃からあの子を見ている身としては、確かに危険な事はさせたくない、だけどね
ロン・ヴォルワー 君は全く俺の娘の事を分かっていない 娘は神に愛された子なんだ、娘が世界を、戦争を変えるんだ
チチ
グランツ
グランツ
グランツ
チチ
グランツ
しゃがんでチチを抱き上げる
グランツ
チチ
劣勢と見えた娘は金色の魔力を身に纏ってロンを弾き返した
サーシャ
グランツ
グランツ
チチ
ロン
サーシャ
サーシャ
銃を取り出して撃ち込むとロンに弾が当たった瞬間爆発した
ロン
その場に倒れたことを確認して終了の合図をした
サーシャ
スーッと身体の熱がゆっくりと引いていった
サーシャ
グランツ
ピコンっと腕の端末が鳴り、ポイントが加算される
ロン
サーシャ
倒れた彼に駆け寄って上半身を起こす
サーシャ
サーシャ
ロン
ロン
ロン
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ロン
ロン
ロンさんは私の背中に手を回すとグイッと引き寄せられ抱きしめられた
サーシャ
ロン
サーシャ
グッとロンさんを抱きしめて立ち上がるのを補助した
ロン
サーシャ
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
そう言いながらも、彼はスッキリしたような表情をしていた
私も、そんな彼を見てホッとした
ミケイラ
サーシャ
決闘が終わって未だ距離が近い二人の間を割るように大声を出した
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ロン
ミケイラ
ギロッとロンを睨むと、いつもの無表情な彼は居なくて、歳相応に楽しそうな表情をしていた
ミケイラ
ロン
ミケイラ
ロン
ミケイラ
ケロッとして言うロンに心底ムカついた
ロン
ミケイラ
嘘…サーシャはロンに想いを寄せていたと思っていたから、意外な回答だった
ロン
ロン
サーシャ
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
顔を真っ赤にしてこちらをチラチラ見る彼女にふっと笑みを零す
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
腕を掴んで決闘ホールを出ていった
ロン
ロン
ロン
グランツ
ロン
グランツ
グランツ
グランツ
ロン
ソファーに座ると彼女は私の隣に座って気まずそうにチラッと見ている
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ボソッと呟いた彼女の言葉をさらに催促した
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
彼女は下を向いて手でモジモジと遊び始めた
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
彼女の顔を見ようと顔を向けると彼女は白い顔を少し赤く染めて、困ったような、でも恥ずかしそうな顔をしていた
ミケイラ
サーシャ
その瞬間、彼女への愛おしさが爆発してしまいギュッと抱きしめた
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
スリスリと首に擦り寄って匂いを堪能する
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ドスッ
サーシャ
脳天に衝撃を受けて生理的に涙が出る
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
彼女はそっと私の頬に手を添えてスっと髪を撫でた
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ガシッと顔を掴まれ逆方向に向かせられそうになった
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ