明美
わぁ
リリア
どう?サイズ合ってるかしら?
明美
はいピッタリです
紫色の...なんだろう。桜が散りばめらている...。夜桜...だろうか...
リリア
それはね、昔昔私の先祖が遺したものなの。
明美
え、
明美
そんな!そんな大切なもの私が着ちゃいけないです...!
リリア
良いのよ。浅葱色の刀を選んだ子に渡しておくれ。って
明美
っ
良いのだろうか...と明美は申し訳なさそうに顔をあげた。
そこには涙を少し浮かべたリリアの姿があった...。
明美
あのっ!
明美
私っこの服に見合うような人間になります!
リリア
人間...?
明美
え...?
リリア
おかしな事言うのね。人間は私達妖精族に殺されたじゃない。
明美
え...........................??
リリア
さっ早く稽古行くわよー
ガタガタと身体を震わせた。ポタ。ポタ。
それは汗か。涙か。冷や汗か。それは明美にも分からなかった。
リリア
じゃあまず刀の扱い方から!
リリア
まず柄を握って力いっぱい降ってみて。
明美
.....
リリア
明美ちゃん?
明美
!あっ、す、すみません
明美
えっと...
にぎ...。やっぱり重い。だけど!
明美
やっ!
リリア
!!!!!
リリア
(なに...この子、
初めてなのに全て完璧...。)
初めてなのに全て完璧...。)
リリア
.........。
明美
えっとリリア...さん?
リリア
!
リリア
貴方。もう完璧。全て完璧。あとは身のこなしね。それと気合い!
明美
え、あ、完璧!?!?!?
明美
え、、あ!はいっっ!