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カラダの関係は、お試し期間後に。

第42話 - カラダの関係、お許し下さい！[葵の実家編]Pt.3

2021年08月17日

#ドラマ

#大人ロマンス

#ラブコメ

#ちょいエロ

#ツンデレ

#BL

クリオネ

2日後

綾乃

(ドキドキドキドキ…)

綾乃

(いよいよ、この日が来てしまった…)

綾乃

(葵のお母さんとお兄さんに会える日がっ…！)

綾乃

(さ、さすがに緊張しちゃうなぁ……だって、相手はあのホシノヨウコなんだもん…)

綾乃

(葵……何にも知らないんだよね…)

綾乃

(まさか、私が自分の家族の元に行くとは知らずに今朝も仕事に出かけてる…)

チクンと胸が痛むと同時に、指定の場所に高級車が現れた

綾乃

(なんだ、このド派手なBMWは…！)

綾乃

(も、もしかして…)

停車した運転席のドアが開き、スーツ姿の男が降りてきた

そう…人目を引くほどのイケメンが。

潤

…藤崎さん…ですよね？

綾乃

はっ…はいっ！

潤

初めまして、葵の兄の潤と申します(ニッコリ)

綾乃

(ぐっは…イケメン…！！////)←吐血

綾乃

(ち、血は争えないってわけね…)

綾乃

こ、こちらこそお初にお目にかかりますっ、藤崎綾乃…ですっ！

綾乃

わざわざこんな遠い所までお迎えに来ていただいてっ…お手数おかけしてすみませんっ…！

潤

…っどうぞ、そんなにかしこまらないで下さいね（笑）

綾乃

…えっ？

潤

俺も、会社から外に出れば社長でも何でもありませんから

潤

今日は弟の婚約者の藤崎さんに会えて…兄としてすごく嬉しいんです

綾乃

お兄さん…

潤

…さっ、どうぞ乗って下さい

潤

別宅までご案内しますから

優しく促され、綾乃はBMWの助手席へと乗り込んだ…

綾乃

こんな…街から離れた奥の方に別宅があるんですね…

潤

ええ、会長……いえ、母はあの通り、忙しい身ですから…

潤

疲れた時は街の喧騒から離れて、静かな場所で休みたいとの希望だったんです

綾乃

なるほど…

潤

…ところで藤崎さん

綾乃

…はい？

潤

葵の母親がホシノヨウコだってことは…前からご存知だったんですか？

綾乃

いえ…実はほんの最近知ったばかりだったんです

潤

…葵と、付き合う前には知らなかった…？

綾乃

…ええ

綾乃

彼って、ちょっと秘密主義な所もあって……お父様のことだって、最近初めて聞いたんですよね…

潤

………

潤

きっと、照れ臭いんですよ

潤

今まで通り、何も変わらずあなたとお付き合いしていたいんじゃないですかね？

潤

でもまぁ確かに、「ホシノヨウコの息子」だと言えばバカみたいに寄ってくる女なんて、腐るほどいますからね（笑）

潤

葵はそういうズルみたいなこと、したくなかったんじゃないかな？

綾乃

………

綾乃

(お兄さん……確かに、さすがは葵のお兄さんなだけあってイケメンなんだけど…)

綾乃

(なんだか、ものすごーく！チャラいイメージっていうか…)

綾乃

(なんでそんなふうに思っちゃうんだろ…)

潤

葵の場合は別に、ホシノヨウコの息子だって言わなくてもじゅうぶんモテそうですけどね（笑）

綾乃

お、お兄さんだって…その…っ

綾乃

すごくカッコいいし、さぞかし女の人にもモテそうですよねっ！

潤

…そうですか？

チラリと横目で綾乃に目をやると…

潤は、綾乃のスカートから出た太ももから胸にかけて視線を泳がせていった

潤

そんなことないですよ…

潤

俺なんて、社長に就任してからなんてホシノヨウコの息子で有名になっちゃってますから…

潤

基本的に、どんな相手のことも真剣にはなれないんですよね

綾乃

………

潤

あ、そろそろ着きますよ

綾乃

あ…はいっ

綾乃

(別宅で……この豪邸…笑)

潤

どうぞ、遠慮なさらずにお入り下さい

潤

母でしたら、夜の７時ごろには戻ると連絡がありましたので…それまでは俺と少し、お茶でもいかがですか？

綾乃

お茶…ですか

潤

…俺なんかとじゃ、嫌ですか？

綾乃

いっ、いえっ！そんなはずないです！

綾乃

ぜひ、その…

綾乃

葵のこととか、みなさんのお話を聞かせていただきたいです…っ

潤が運び出してきた紅茶類が机に並べられた

潤

母は…父と結婚する前の若い頃からファッションデザイナーとして活躍していました

潤

…何でも、父の方から猛アタックして交際がスタートして、結婚したんだとか（笑）

綾乃

へぇ…そうだったんですね…

潤

そして俺が生まれて…

潤

母が葵を妊娠して、８ヶ月頃に離婚…

綾乃

あの…

綾乃

離婚の理由って…？

潤

俺も詳しくは知らないんです

潤

ただ、小さい頃にチラッと耳にした母の話によると…父はそうとうの色男で、その、どうやら…

潤

…モテすぎた…ようで

潤

結婚する前もその後もいつも女性ばかりに囲まれて…そんな父に母はそのたびに気を揉んでいたみたいです

綾乃

………ぷっ（笑）

潤

…どうかしました？

綾乃

あ…ごめんなさい、なんだか…

綾乃

葵と私みたい…って思っちゃって（笑）

潤

………

潤

そんなモテすぎた父でも、浮気だけはしなかったそうなんですよね（笑）

潤

母のことを…心底愛していたんだと思います

綾乃

…そういう所も、葵に似てるかもしれません

潤

葵も、浮気なんてしないタイプなんですか？

綾乃

私が知ってる限りは…ですけどね（笑）

綾乃

葵も女の子にはすっごくモテちゃうし、多分その気になればいくらでも…遊べちゃうとは思うんですよね…////

綾乃

それに、私よりも魅力的な女性なんて世の中にたくさんいるわけですし…

綾乃

でも…私、これだけは信じられるんです

綾乃

葵なら、何があっても…

綾乃

たとえ死んだって、私のことを裏切ったりなんかしないって…

そう言うと、綾乃は紅茶をすすった…

潤

………

潤

信頼…し合っているんですね…

綾乃

…ええ////

綾乃

ちょっと、最近喧嘩しちゃったりもしたんですけどね（笑）

綾乃

でも、いつも最終的にはどちらからとも言わずにすぐ仲直りし───

潤

ねぇ、綾乃ちゃん

綾乃

………はい？

綾乃

(いきなり…「綾乃ちゃん」？)

潤

葵ってさ…

潤

……どんなセックスするの？

綾乃

………

綾乃

え……？

潤

アイツって、昔から料理だったり裁縫だったり何でも器用にやってみせるような奴だったから…

潤

…セックスのテクニックだって、そうとうなんじゃないかと思ってさ（笑）

綾乃

お兄……さん？

先ほどまでとは口調も目つきも変わった潤が、綾乃に近づき始める

潤

キミって、多分…元々は普通の女の子だったんじゃない？

潤

特に色気もない、快楽に依存することもない、至って普通の…

綾乃

な、何を言ってるんですか…？！

潤

それがアイツと出会って、付き合って、何回も何回もセックスしまくって…

潤

開発されて、そんなにエロい体になっちゃったんでしょ？

潤

いろんな女の体を見てきた俺だから、そういうのってすぐわかっちゃうんだよね（笑）

綾乃

ち、近づかないで…！

綾乃

(あれ…？なんか…体、おかしい…？)

綾乃

か、体……あつっ…

潤

あ、ごめん…盛っちゃった（笑）

綾乃

盛ったって…な、何を…？！

潤

…オトコが欲しくて欲しくてたまらなくなるクスリ♡

綾乃

……！！

そのまま、畳の上に無理やり押し倒されてしまった

ドサッ！

綾乃

お、お兄さん？！

綾乃

何するんですか！！

潤

さすがは葵だよな…

潤

こんなに可愛くて、清純そうな女を自分の手に堕として…

潤

夢中にさせて、心も体も離れられなくしてさ…

グッと両方の手首を掴んで押さえつけられて…

無理やりキスをされた

綾乃

………んん！！

綾乃

や、やめてっ！

潤

でもさ…

潤

俺、そんなアイツのことがこの世で一番大っ嫌いなんだ…！！

綾乃

……え？

潤

いつもいつも…弟のくせに小さい頃から何もかも俺より優れた気になって…！

潤

俺が付き合った女はみんなアイツになびいて、しまいにはアイツ目的で俺に近づいてくるようになった…

潤

それを、アイツはいつも嘲笑ってやがったんだ！！

綾乃

あ、葵が…っ？！

潤

母さんに愛されなかったくせに…！

綾乃

………

潤

…最初は葵となんて今さら関わるつもりもなかったけど…

潤

こうして、やっと仕返しができると思ったらワクワクするよ

セーターの裾を胸元まで捲られ、下着が露出する

綾乃

あっ…や…っやだ！！

綾乃

やめてぇ！！お兄さんっ…！！

潤

今までこんなに興奮することってなかったかも…

胸元に顔をうずめられた

潤

どんな女とセックスしたって、何も感じなかったんだからな…

綾乃

お兄さん…っ！！

胸元に舌を這わされた瞬間、体が痺れるような感覚に襲われる

綾乃

……ああっ？！

潤

…気持ちいいだろ？

潤

キミが飲んだクスリ…極限まで性的快感を高める作用があるんだ

綾乃

い…っ…いや…！！

綾乃

なんでこんなことするの…？！

潤

そんなの…

潤

アイツの大切なものを汚してやりたいからに決まってるだろ

下着をずらされ、裸の胸を直視された

潤

…やっぱ予想通り、すっげぇエロいじゃん

潤

葵にいつも揉まれまくってるの？

綾乃

うぅ…っ！！

胸を掴まれ、そのまま乳首を口に含まれる

綾乃

やだぁ…！！

綾乃

やめて…よぉぉ…っ！！

口から出る言葉とは裏腹に、体中を駆け巡る刺激がその息を荒げさせていく

潤

安心してよ、このクスリは麻薬とかアッチ系のヤバイヤツじゃないからさ…

潤

…ちょっと気持ち良くなりすぎて、失神しちゃうかもしれないだけ♡

綾乃

うぅ…う…っ！

綾乃

こんなの、ひどい…っ！！

潤

いつもどんなふうに葵から愛されてるの？

潤

教えてくれたら…

潤

それ以上に最高の快感を味わわせてあげるからさ

スカートの中に入ってきた手が、下着の上からそこに触れる

綾乃

……あ！

潤

すっご…

潤

下着の上からでももう濡れてるのが伝わってくる…

潤

…感じやすいんだね

綾乃

(体……私の体…おかしい…っ)

綾乃

(熱くて…体に力が入らない…っ)

綾乃

(……どうして？)

綾乃

(どうしてっ…どうして葵じゃないのにこんなふうになっちゃうの！！)

下着の横から差し込まれた指が、潤ったそこで音を出す

ｸﾁｭ…ｯ

綾乃

…あぁ…んっ！

潤

よっぽどアイツに可愛がられてきたんだね

潤

ここ、舐められたらどうなっちゃうんだろうねぇ…

潤

汚し甲斐があるよ…！

綾乃

……違う…

綾乃

私は葵じゃなきゃ感じない…！！

綾乃

葵じゃなきゃ…！！

潤

……っ

潤

そんなこと言ってられるのも今のうちだよ

そう言って潤が自分のズボンのベルトに手をかけた時、背後から声がした

保篠陽子

潤……あなた一体何をしてるの…？

潤

───！！

潤

か、母さんっ…！！

意識がボーッとしている中で、綾乃は薄目を開いた

綾乃

お…母さん…？

保篠陽子

……まったく

保篠陽子

いくら自分の家だからって、ここは私の別宅なんだから勝手にホテル代わりに使わないでちょうだいっ

潤

今日は本宅に帰るはずだったんじゃ…？！

保篠陽子

明日からのスケジュールの変動で、急遽こっちに戻ることになったのよ

保篠陽子

それより…

保篠陽子

早く、そちらの彼女と二人でよそへ行ってらっしゃい！////

潤

……っ

陽子が部屋を出ようとした時、綾乃がつぶやいた

綾乃

葵…の、お母さん…っ

保篠陽子

！！

潤

あ……！！

保篠陽子

葵……ですって…？！

振り向いた陽子が、綾乃の元へとゆっくり近づいた

保篠陽子

あなた……一体…

綾乃

……っ

少し動くようになった体を起こすと、綾乃は乱れた服装を咄嗟に隠す

潤

俺のせい…じゃない…っ

潤

アイツが…！

保篠陽子

………

保篠陽子

…どういうことなの？

潤

おっ…俺…！

綾乃

違うんです…お母さん

綾乃

私…潤くんとデートしてて…

綾乃

途中で気分が悪くなったので、ここで休ませてもらってただけなんです…

潤

………？！

潤

なっ…なんで…っ

保篠陽子

………

綾乃

もうだいぶ良くなったので…

綾乃

失礼します…っ

少しフラつきながら、綾乃は立ち上がった

保篠陽子

あ、あなた…本当に大丈夫なの？

保篠陽子

潤、自宅まで送ってさしあげなさ───

綾乃

大丈夫です！

綾乃

一人で…帰れますから…

震える肩をギュッと握りしめ、綾乃は部屋を出た

つづく

カラダの関係は、お試し期間後に。

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凄すぎます！！

\\\\\私まで恥ずかしいっ\\\\\\ どうしたらそんな神作品が作れるのぉ！すごっ！

クリオネ

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