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雫
あの日、私は優里の葬式には出ていない
正式には出れなかったんだ__
私は自分から死のうとした__
なのに、生きる希望を持っている優里が命をおとした
あの日私がトラックにはねられてたら、
優里は死ななかった____
でも、私はあの時
夜久くんに助けてもらって、生きたいって
思ってしまった____
私はきっと優里に恨まれてる__
きっと、バチが当たったんだ
私は弱いから__
死のうとしたのに、勇気も出せずに
罪のない人の命を奪った__
どうして、こんな私なんかが生きてて、優しいあの子が死ななければならなかったのか
夜久くん
聞き慣れた声が私を呼んだ気がした__
雫
夜久くん
雫
君は潤んだ瞳で私を見た
夜久くん
雫
夜久くん
夜久くん
雫
雫
夜久くん
星空が見える丘
夜久くん
雫
昔来たことがあったかも、
夜久くんは何も言わずにベンチに腰掛けた
夜久くん
私も隣に腰を下ろす
雫
夜久くん
雫
夜久くん
雫
夜久くん
雫
夜久くん
夜久くん
夜久くん
雫
雫
夜久くん
夜久くん
夜久くんが私の手を取って私を抱き寄せる
夜久くん
雫
雫
言うんだ
雫
夜久くん
彼はとても優しい笑顔でニコッと笑った
とても優しい笑顔だった__
主
主
主
主
主
主