空鷹

屋上に朝日が照らす。

龍心は隣で寝ていた姫華の肩を揺らし起こす。

バタバタ…

朝日を背に1機のUH60jが飛んでくる。

UH60jはビルの屋上の上に静止する。ヘリからは救難員が降下してくる。

勇儀は姫華の腰にベルトをまき自分のフライトスーツにベルトの金具を取り付ける。

勇儀が腕をヘリに向かって回すとホイストが上昇する。姫華はビルの屋上に立つ龍心を見ていた。

その時、ビルの屋上にヒビがはいる。

ヒビは少しずつ広がっていく。

勇儀は無線を手に取る。

やがて龍心の足元が崩落する。

龍心は屋上の瓦礫と共に落下していく。

勇儀は姫華をヘリに収容する。

翼は無線をとる。

勇儀は再びホイストをフライトスーツに取り付ける。

姫華は涙を流しながら外を見ていた。美月は彼女に寄り添う。

美月は彼女の手を握る。

勇儀はヘリから降下する。

勇儀は降下していき崩壊した屋上からビルの中に入っていく。

勇儀は懐中電灯でビルの1番下を照らす。

勇儀はビルの1番したに降り立ちホイストを外す。

懐中電灯で当たりを照らす。

勇儀の声が辺りに響く。しかし、龍心の返答はない。

姫華は携帯を出す。

姫華は龍心の携帯番号に電話をかける。

プルルル〜！！

近くの瓦礫の下から携帯の呼び出し音が聞こえる。

勇儀は呼び出し音のする瓦礫の下を瓦礫を撤去する。

その時、瓦礫の下から腕が見える。

勇儀はさらに瓦礫を撤去していく。

そこには、血まみれの龍心がいた。

勇儀は龍心にちかずく…

勇儀は当たりを見渡す。すると、近くに応急処置バックが落ちていた。

勇儀は応急処置バックから包帯と薬液を取り出し龍心に使う。

ゴゴゴゴ…

その時、ビルの側面にヒビが入っていく。

勇儀は龍心の傷口を縛り薬液を投与し龍心のフライトスーツに自分のフライトスーツの金具を取り付けホイストに繋げる。

勇儀がヘリに向かって指を回すとホイストが上昇する。同時にビルが倒壊していく。

勇儀たちがビルから出た瞬間、ビルはいっきに崩壊する。

勇儀はヘリに龍心を収容しドアを閉める。