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聖なる夜、君と2人で【完結】

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聖なる夜、君と2人で【完結】

8 - "おかえり"を知りたくて

♥

330

2022年12月25日

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sora

こんにちは!

sora

soraと申します!

sora

Merry Christmas☆

sora

ただいま4時40分

sora

soraのスマホは何故か開いただけで凄く重くなっております

sora

間に合うかわかんないけど...とりあえず書くぞっ!

sora

それでは〜

sora

(꜆ ˙-˙ )꜆メシアガレ☆

【連載の注意】は第1話に書いてあります

○*・第8話・*○

「"おかえり"を知りたくて」

......ギリッ(歯を食いしばる)

ぬかった

捕まってしまった

まさか気づかれるなんて....っ

回想

やっと来れた....(小声)

クリスマスイブ、俺は昼過ぎから"1人で"奴隷オークションに向かった

ほとけが昼過ぎに来るはずだったのに、来なかった

(あいつなら絶対来るはず....)

あいつは嘘をつくようなや奴じゃないし、もしかしたら貴族の予定で遅れるのかもしれない

ここまで人を信じるのは危険だとわかっている

けど、ほとけだけは何故か信じられた

ワイワイ ガヤガヤ

(やっぱり予想どうり、混んどるな)

貴族や商人は昼前にここにやって来る

それから手続きを初めて、昼過ぎに奴隷を見に行くのだ

俺はそれを狙った

(この混雑に混ざれば中に入れるはず...)

まずは場所を取りn

グイッッ(青の腕が持ち上げられる)

い"っ!?!?

フードを下げようとしていた右腕を思い切り持ち上げられた

しかも、力が強い

(まさか警備員....!)

俺は左手でフードを下げて、その場から逃げようとした

すると

どこかの大商人

....お前、フードを取ってみろ

は....

背筋が凍る

足が震えてくる

まさか、脱走者だと気づいたのか?

もう逃げて結構経つぞ

フードを取ったらバレるし、フードを取らなくても怪しまれる

っ..... パサッ(フードを外す)

どこかの大商人

お前...脱走者だな?

ザワッ

周りが一気にザワついたのが分かる

どよめきがとめどなく溢れる

この商人に対しての賞賛も聞こえる

くそっ.....!

どこかの大商人

これは、また牢獄行きだな

どこかの大商人

それとも尋問か?

薄笑いを浮かべながらこちらを見下す

っ.....!ギロッ

できる限り相手を睨むが、効果なんてない

俺は大人しく、連れていかれるしか無かった

あの商人はなんで俺の事...

いや...今はそれやない

ほとけはいつから来れるんや....俺はどうやって母さんを見つければええんや?

ここがオークションのどこら辺なのか分からん....情報が無さすぎる...っ

いや....せめてほとけに捕まったことを伝えんと......

次から次へと考えが湧いてくる

ただ湧いてくるだけで答えは無いが

とにかくなんでもいいから情報が...

 

も〜...うるさいなぁ

っ!?!?

いきなり声が聞こえて、飛び上がる

 

独り言多いね〜...君

 

静かにして?

君...は....?

狭い光の道の前まで相手がのそのそと動いて来たので、ようやく顔が見える

黒髪で、目は深い緑色の...女の子?

服は継ぎ接ぎだらけのチョッキみたいなものを着ている

 

.....テイニィ

少しため息をついて、名前を言いながらこちらを睨んでくる

テイニィ

あ、勘違いしないでね

テイニィ

女じゃなくて、男なんで

眠そうなタレ目の眉間に皺を寄せている目が、「お前絶対女の子って思っただろ」と物語っている

テイニィ

君は

.....俺はいふ

獣人の子ども

1年前に脱獄して、もう1回捕まった

自分をなるべく、簡単に紹介する

テイニィ

え...脱獄したの?

彼の目が驚きに染まっている

おう

弟と一緒に、森の方から

弟は連れ去られたけど、俺は生きとる

テイニィ

.....そう

テイニィ

なんか、聞いちゃってごめんね

テイニィの目が気まずそうに泳ぐ

意外と表情豊かだ

(ってそれやなくて....)

なぁ、「ミア」って人、知らん?

俺は本来の目的ではある、母の名前を出してみる

テイニィ

ミア?

テイニィ

ミア...ねぇ.....

テイニィ

自分は知らないけど、あの人なら知ってるかも

あの人...?

テイニィ

うん、会いに行く?

え....

「会いに行く」...?

ここは牢獄なのに、どうやって出るんだ?

テイニィ

こっち

テイニィ

おいで

テイニィが手招きをする

テイニィ

んしょ....っと

壁に立てかけてあった木の板をのけると、そこには穴が空いていた

は...え...なんで?

その穴は明らかに、俺とノアが脱獄のときに作った穴だった

テイニィ

この穴、自分が来た時に何故かあってさ

テイニィ

どこに繋がってんのかな〜と思って伝ってみたんだけど

テイニィ

途中、土で塞がれちゃってて

テイニィ

別の方向掘ってみたらあの人の部屋に繋がったんだよね

テイニィがこの穴の説明をしてくれているが、俺は全て知っている

ノアと一緒に落ちていたスコップでほったこと

置いてあった板で隠してたこと

逃げる時に最後土で埋めたこと

全部、全部、知っている

ってことは.....っ

この隣には、母さんが居るのか?

呼べば返事が聞こえるんじゃないか

今すぐに呼びたい

「母さん」って

それでだめなら、「ミア」って

呼んで、聞きたい

母さんの真意

ほとけが言ってた「聞かなきゃ分からない」は本当なのだろうか

本当に、俺のことも見ていたのだろうか

聞きたい...聞きたいけど

テイニィ

テイニィ

どうしたの、行かないの?

.....いや、行く

行こう、その人のところ

怖かった

返事が帰ってこないかもしれないのが

だから、テイニィが言う「あの人」の所へまず行こう

それから聞いたらいい話だ

テイニィ

....ぷはぁっ

ゲホッゴホッ....

あの穴あんなにホコリ臭かったっけなぁ...?(小声)

テイニィ

え?なんて?

あ、いや...なんにもないで

テイニィ

そう?...あ、おじいさん!

謎のおじいさん

お.....テイニィか.....

謎のおじいさん

....隣は誰じゃ?

あっ、いふと申します

(咄嗟に名前言ったけど...この人何歳や?)

白い髪の毛と髭がのびまくっているおじいさん

80くらいか

まるで....そう、クリスマスのサンタクロースみたいな見た目だ

テイニィによるとこの奴隷オークションにずっと昔から居たらしい

だから、色んな人を知ってるとか...

テイニィ

ねぇ、この子が「ミア」って言う人を探してるらしいんだけど

テイニィ

知らない?

謎のおじいさん

「ミア」....?ミア...なぁ........

謎のおじいさん

.....ミアっていう若い女の人は居たな

...!

謎のおじいさん

青髪で....背がスラッとしてて...

謎のおじいさん

そうじゃ、お前さんにそっくりな女性の人じゃったな

俺を指さしながらおじいさんが言う

おじいさんの言う「ミア」は、俺の知っている母親と同じだった

テイニィ

人探し、これで解決?

テイニィが安心したような顔でこっちを見てくる

あ..の....

謎のおじいさん

なんじゃ?

「居た」....って、どういう意味です?

なんで、「居る」じゃなくて「居た」なんですか?

俺で震える声で聞いた

謎のおじいさん

.......

おじいさんの目が曇る

つまり、そういう事だろう

テイニィ

あ......

おどおどしているテイニィを横目に俺っ言った

.......でも、多分違う人ですよね

俺の知ってる「ミア」は

ダメな獣人に堕とされて

片方の子どもの方しか見てなくて....

どうしようもない人なんです ヘラッ

俺は笑いながら言った

まるで、他人事みたいに

他人事みたいに言ったけど

もしかしたら、泣きそうな顔だったかもしれない

謎のおじいさん

.....そうじゃな

謎のおじいさん

ワシの知っている「ミア」は

謎のおじいさん

兄を信じて弟を任せっきりにしてしまって

謎のおじいさん

でもそれは兄の方をよく知っているからなんじゃが

謎のおじいさん

ぶっきらぼうなんじゃ

謎のおじいさん

....お前さんのようにな ニコッ

っ......!

母さんの真意がたった今

少しだけ、わかった気がした

...テイニィはほんまにいいんか?

俺は牢獄の鉄格子を手でなぞって聞いた

俺は今から帰る

教会へ...自分の居場所へ

テイニィ

自分はいいよ

テイニィ

もうちょっとここに居る ニッ

テイニィは下を向きながら言った

きっと出たいけど出れない、そんな理由があるのだろう

テイニィ

というか君が牢獄の外に出ているだけで凄いことだからね....?

んはっwピッキングなんて楽勝や

テイニィ

発言が怖いんだよなぁ

テイニィ

あ、ちょっと手出して

ん?はい

自分の手を鉄格子の中に突っ込む

テイニィ

はい、これ

コンパス....?

俺の手の中には針が揺れているコンパスが乗っていた

テイニィ

自分が持ってても意味無いし

テイニィ

多分...役に立つ

テイニィ.....

テイニィ

....まぁ、頑張って

テイニィ

その"友達"との再会、出来るといいね

.....ん、頑張るわ

意地でも逃げる

俺はまだ、死なれへんねん ニィッ

母さんがもう居ないことがわかって、これからについて考えた

俺は死ねない

母さんとノアの分を生きなければならない

それに、ほとけに会いたい

帰って、今まで聞いたことがない「おかえり」を知りたい

じゃ、元気でな

テイニィ

うん、そっちこそね

.......行ってくる

タッタッタッ(走っていく)
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