梨友
あっ
莉奈
なに?
梨友
昨日さ、莉耶くんと動物園居なかった?
莉奈
えっ?
莉奈
(面倒だから、嘘つこう)
莉奈
居ないよ?
莉奈
私昨日一日中勉強してたから
梨友
嘘でしょ?
莉奈
違うってば
莉耶
ホントだよ。
梨友
莉耶くん!
莉奈
…!!
莉耶
それがなに?
梨友
いや。
梨友
ねぇ。2人付き合ってるの?
莉耶
え?
莉奈
付き合ってないよ?
莉耶
あれは、勘違いで渡されただけだよ
梨友
じゃなあなんで行ったの?
莉奈
面白そうだから
梨友
ふーん。
次の日
莉奈
おはよー
女子
…
男子
…
莉耶
みんなどうしたの?
男子
莉耶!!
莉耶
なに?どうしたの。
男子
もうそいつとは幼なじみだろうがなんだろうが関わるな
莉奈
???
莉耶
なんで?
男子
そいつ殺し屋だから。
莉奈
!!
莉耶
!!
莉耶
誰がそんな事言ったんだよ。
梨友
私。
莉耶
どういう事だよ?
梨友
私見ちゃったのよ。
莉奈
なにが、
梨友
莉奈が、人を殺しているところ
梨友
私あの工場の近くを通った時物音が凄くて窓を覗いた時
梨友
莉奈がナイフを持ちながら人を殺していたのよ。
莉奈
…
莉耶
…
男子
警察に、先生に言っているのに誰も対処してくれないんだ。
莉奈
!!
女子
きっと条件で警察、先生が動き出したら殺すみたいこといってるんじゃ…
莉耶
(これで俺が余計な事を言ったら…)
女子
私さ
女子
暗殺者と同じ空間にいたら私まで暗殺者と同じになるから嫌なんだよね。
男子
早く死ねよ。
莉奈
…
雪
あんたと居たら、私まで勘違いされるでしょ?早くしね!
莉奈
!!!!
莉奈は教室を飛び出した
莉耶
莉奈!!
莉耶
おい!莉奈!
莉奈
やっぱりダメなんだって
莉奈
学校に、通っちゃダメなんだって…
莉耶
ごめんな。
莉奈
莉耶どうするの泣
莉耶
ごめんな。守ってやれなくて
莉奈
…
莉耶
戻ろ?
ガラガラ
男子
…
莉耶
…
莉奈
!!
しね
莉耶
おい。誰だこんなの書いたやつ
莉奈
いいよもう。
莉耶
でも…
莉奈
いいってば。
次の日
女子
なんで来てるの?
男子
お前来ても意味無くね?w
梨友
同じになりたくないんだってばー!
雪
しね。
梨友
しね!
男子
しね!
莉奈
…
ずっと私は゛しね゛ そう言い続けられた。
雪
しね!
男子
しね!
女子
早くしね!
莉奈
泣
莉耶
!!!!
莉耶
お前らいい加減にしろ
男子
え?
莉耶
お前ら゛しね゛ばかり言って
言われてる側になった事あるのかよ
言われてる側になった事あるのかよ
莉耶
それにお前ら人が死んだらどれだけ辛いか分かってるのかよ。
女子
…
莉耶
俺に、ばあちゃんが居てなそのばあちゃんのお兄ちゃんが前亡くなったんだ。
莉耶
その人は余命宣告を告げられている
莉耶
歳より長く生きたんだ。
莉耶
でも、前亡くなったんだ
莉耶
俺は、1回しか会ったことないのに
莉耶
葬式で、綺麗に飾られているおじいちゃんを見て涙が溢れてきて
莉耶
たやすくしねばかり言っているヤツらは命の大切さ何も分かってねーんだよ
莉耶
見ている奴らはなんにも言えねーのかよ
莉耶
支えてやれないのかよ。
莉耶
人は支えて生きてるんだろ?
支えなきゃ生きれないじゃん。
支えなきゃ生きれないじゃん。
莉耶
見てるヤツらも言ってる奴らも
莉耶
態度で心はすぐ消える。
莉耶
お前らのその暴言も
莉耶
暗殺者。
莉耶
殺し屋と同じだからな。
莉耶
まぁ。俺も言えねーけどな。
男子
…
女子
ごめん莉奈
梨友
ごめん
いっせいに伝わってくる
ごめん
その言葉何だか悲しそうだった
きっとみんなも同じ思いをしたんだろう
それを思い出したのだろうか。
莉奈
ありがとう
莉耶
なにが。
莉奈
莉耶の言葉で救われたよ。
莉耶
マジで?!良かったw
莉奈
なんかスカッとしたよ!
莉耶
俺もw
莉奈
ねぇねぇ
莉奈
私莉耶の話聞いて考えた
莉奈
殺し屋辞めたい
莉耶
うん。俺も
莉奈
許される事じゃない。
莉奈
許可を取られている事でも許されない
莉耶
あぁ。
莉奈
新しい人生で歩みたい
莉耶
うん、
莉奈
あのね、私気づいたの。
莉奈
私達は愛されていないって。
莉耶
…
莉奈
誰からにも心配されない私達は愛されてないよね。
莉耶
そんな事ないよ
莉奈
え?
莉耶
愛されてないなら愛せばいいじゃん
莉奈
どういう事?
莉耶
俺は莉奈だけを愛すよ。
莉耶
だから莉奈は俺を愛してくれない?
莉奈
…
莉奈
うん。いいよ!
莉耶
俺らはずっと一緒に居るんだ
莉奈
うん
莉奈
2人で罪という物を背負いながら生きていこう?
莉耶
うん。