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ゆ る と わ ー ず
1,073
高校3年生の春 。
新しいクラスになってから 、あまり人と話さなくなった
話せないわけじゃない 。ただ話さないだけ
周りが 将来どうするの ? なんて話しているのを聞くと胸の奥がきゅっと縮まる
将来 。
それは 緑さんの知らない世界 だった
美術室は相変わらず静かだった
窓を開けると風がふわりとはいってくる
キャンパスに向き 、筆を持つ
でも 、全然集中できない
浮かぶのは 、最後に見たあの景色
あの後 、悲しくも何も言えなかった自分
私は弟子にはなれないのだろうか
そう思う度すごく切なくなる
あの人は 、きっともっと強かった
もっと 真っ直ぐで 、
自分のことをよく理解してる人だった
私とは違う
ある日先生に職員室に呼び出された
担任の先生が少し口ごもった 。
偏差値が足りていない
成績も不安定
夢を真っ直ぐ応援してくれる人ではあるが 、さすがに成績的にはそうもいかない模様だった
桃
そう言ってもらえたのに 、俯いて小さな返事しかできなかった
本当は涙を堪えていたのかもしれない
放課後は空き地に行った 。
でも 、入口には 「 工事中です 」 と書かれた看板があり 、中には入れなかった
桃
この工事が終わればこの空き地はすっかり街に飲まれてしまう
変えられない現実だった
守れなかった
桃
桃
涙が止まらなかった 。
変わり果ててしまう 、進んでしまう周りに追いつけなくなりそうだった
その夜は 、あの思い出の景色を描いた 。
スケッチブックが 、涙に濡れて描きにくくなったところもあった
ぼやけた記憶で 、あの頃を描く
笑いあったあの時 、
一緒に観察をしたあの時
今日は涙はもう 、止まる気がしなかった
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ?
見にくい部分があると思います 申し訳ありません
間が空いたので前の話からぜひ
コメント
9件
のあさん…泣

今日早下校で良かったぁ!✨ のあさん可哀想🥹