星奈視点
星奈 風夏
今日は平日の火曜日
いつもだったら最近行くことができていた学校(の別室)にいっている
、、いつもだったらね
今私はベッドから布団を持ってきてソファの上で丸まっている
ということは私は家にいるということだ
今日は学校を休んだ
先生には"風邪"と伝えて
、、、でも、本当は違う
本当は、、本当は、、
星奈 風夏
昨日あった事を思い出すだけで胸が 苦しくなるが、振り返ってみた
桃瀬 豚平
星奈 風夏
桃瀬 豚平
昨日はちゃんと学校に行って 朝は保健室でtnとutと話していた
だいぶutが言った罰?にも慣れてきて 誰かと話すことが気軽にできるようになっていた
保健室の先生
桃瀬 豚平
保健室の先生
保健室の先生
桃瀬 豚平
tnは丁寧に挨拶をし、先生が出ていく所を見ていた
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
鬱島 大
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
鬱島 大
桃瀬 豚平
星奈 風夏
鬱島 大
昨日は、、いや、昨日"まで"ずっとそんな感じで話していた
2人が来てくれるだけでとても心が 落ち着いた
安心してしまうのだ
"昔"のことを忘れてしまうほどに
なのに、、この日は
とても最悪な日だった
???
星奈 風夏
急に保健室の扉の方から声が聞こえた
と思ったら頭が真っ白になって固まっていた
ここからは姿は見えないが、声だけで分かってしまった
間違いない、"あの子"だ
???
出ていって
桃瀬 豚平
???
出ていってよ
桃瀬 豚平
桃瀬 豚平
立花 玲奈
星奈 風夏
あの子の声を聞く度に息が止まりそうになる
どうしてそう平然と喋っているのか
どうして優しく喋っているのか
"本当のあなたは違うでしょ?"
、、気持ち悪い
星奈 風夏
呼吸が上手くできない
桃瀬 豚平
tnがふいにこっちを見た
自分の顔もtnに見せられないくらい 酷い顔をしてるだろう
お願いだから、、見ないで
立花 玲奈
桃瀬 豚平
立花 玲奈
玲奈がこっちに向かってくるのが分かる
来ないで
来ないで来ないで
今玲奈を見てしまったら、、
玲奈と目があってしまったら、、
玲奈と、、玲奈と、、
星奈 風夏
「行こか、玲奈ちゃん」
立花 玲奈
鬱島 大
桃瀬 豚平
鬱島 大
桃瀬 豚平
星奈 風夏
3人が出ていってからやっと息が吸えた
utがギリギリのところで玲奈の腕を掴んでくれたおかげで何とか合わなくて済んだ
星奈 風夏
息を整える
そのまま机に倒れ込んだ
左に向くと縦に長い鏡が立てかけてある
その鏡に映る自分をじーっと見つめる
泣いている
たった一粒の涙を流して
どこか疲れているようにも見えた
この状態では先生に心配されると思い、 目をこすってその日は何とか勉強を受けた
星奈 風夏
思い出すだけで胸が痛い
私は体に巻いていた布団を更に強く握り、目を瞑った
ピンポーン
星奈 風夏
インターホンがなっているのに気が付き、 すぐに目を開けた
眠っていたようだ
時計を見ると、もう午後4時半をまわっていた
星奈 風夏
正直体を動かしたくなかったが、そういう訳にもいかないので布団から出て玄関に向かった
少し身だしなみを整えてドアノブに手をかける
星奈 風夏
鬱島 大
星奈 風夏
扉の前に立っていたのはutだった
星奈 風夏
鬱島 大
星奈 風夏
私はutを中に入れた
鬱島 大
utは部屋を見渡していた
鬱島 大
星奈 風夏
それは前に2週間程かかった夕陽の絵だった
鬱島 大
鬱島 大
星奈 風夏
鬱島 大
星奈 風夏
あまり褒められたことはなかったので 少し照れてしまう
utがその絵を見ている中、私は声をかけた
星奈 風夏
鬱島 大
星奈 風夏
utは絵を見ながらそういった
星奈 風夏
私は少し悩んだが、すぐに口を開いた
星奈 風夏
鬱島 大
utは微笑みながらこっちを向いた
鬱島 大
確かにそうだったかもしれない
tnと話したときだって謝ってばっかだった
鬱島 大
急にutが話しかけてきた
星奈 風夏
鬱島 大
星奈 風夏
私は静かに謝った
今は謝ってもいいと思ったから
鬱島 大
鬱島 大
私が塾?と聞いたらutは「うん」と頷いた
鬱島 大
星奈 風夏
鬱島 大
utが何か思い出したかのように話し始めた
鬱島 大
星奈 風夏
鬱島 大
鬱島 大
鬱島 大
星奈 風夏
この質問をしなければ良かった
鬱島 大
だって
鬱島 大
"あいつ"の名前が出てきたから
鬱島 大
星奈 風夏