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星奈視点

星奈 風夏

、、、

今日は平日の火曜日

いつもだったら最近行くことができていた学校(の別室)にいっている

、、いつもだったらね

今私はベッドから布団を持ってきてソファの上で丸まっている

ということは私は家にいるということだ

今日は学校を休んだ

先生には"風邪"と伝えて

、、、でも、本当は違う

本当は、、本当は、、

星奈 風夏

っ、、、

昨日あった事を思い出すだけで胸が 苦しくなるが、振り返ってみた

桃瀬 豚平

風夏、ここにも慣れてきたか?

星奈 風夏

そうだね、だいぶ

桃瀬 豚平

よかった

昨日はちゃんと学校に行って 朝は保健室でtnとutと話していた

だいぶutが言った罰?にも慣れてきて 誰かと話すことが気軽にできるようになっていた

保健室の先生

桃瀬くん達って今日は生徒会の
仕事があるんじゃないの?

桃瀬 豚平

あぁでもまだ少し時間が
あったんで

保健室の先生

そう

保健室の先生

先生ちょっと用事があるからここから
離れるけど、ゆっくりしてていいわよ

桃瀬 豚平

ありがとうございます

tnは丁寧に挨拶をし、先生が出ていく所を見ていた

鬱島 大

、、今日って生徒会の仕事あったん?

桃瀬 豚平

、、お前もしかして
知らんかったんか?

鬱島 大

いやぁまっさかぁ!

鬱島 大

そんなはずないですよぉ!

桃瀬 豚平

、、ほんまか?

桃瀬 豚平

正直に話してみ?

鬱島 大

、、ワスレテマシタ

桃瀬 豚平

はぁ、、お前なぁ

星奈 風夏

ま、まぁまぁ

鬱島 大

風夏ちゃん、、!

昨日は、、いや、昨日"まで"ずっとそんな感じで話していた

2人が来てくれるだけでとても心が 落ち着いた

安心してしまうのだ

"昔"のことを忘れてしまうほどに

なのに、、この日は

とても最悪な日だった

???

失礼します

星奈 風夏

ぇっ

急に保健室の扉の方から声が聞こえた

と思ったら頭が真っ白になって固まっていた

ここからは姿は見えないが、声だけで分かってしまった

間違いない、"あの子"だ

???

豚平くんと大くんいますか?

出ていって

桃瀬 豚平

ん?おるで

???

もうすぐ時間だよ

出ていってよ

桃瀬 豚平

あ、そうか

桃瀬 豚平

すまんな、"玲奈"

立花 玲奈

いや、別にいいんだけど、、

星奈 風夏

っぁ、、

あの子の声を聞く度に息が止まりそうになる

どうしてそう平然と喋っているのか

どうして優しく喋っているのか

"本当のあなたは違うでしょ?"

、、気持ち悪い

星奈 風夏

ぁ、、っぁ

呼吸が上手くできない

桃瀬 豚平

、、?

tnがふいにこっちを見た

自分の顔もtnに見せられないくらい 酷い顔をしてるだろう

お願いだから、、見ないで

立花 玲奈

誰か居るの?

桃瀬 豚平

っえ?

立花 玲奈

だーれと話してるの〜?

玲奈がこっちに向かってくるのが分かる

来ないで

来ないで来ないで

今玲奈を見てしまったら、、

玲奈と目があってしまったら、、

玲奈と、、玲奈と、、

星奈 風夏

っっ!

「行こか、玲奈ちゃん」

立花 玲奈

えっちょ、痛いって

鬱島 大

ほら、tnも行くで

桃瀬 豚平

え、、でも

鬱島 大

行かな遅れちゃうで?

桃瀬 豚平

、、、おう

星奈 風夏

、、、、っすぅっ

3人が出ていってからやっと息が吸えた

utがギリギリのところで玲奈の腕を掴んでくれたおかげで何とか合わなくて済んだ

星奈 風夏

すぅっはぁはぁ

息を整える

そのまま机に倒れ込んだ

左に向くと縦に長い鏡が立てかけてある

その鏡に映る自分をじーっと見つめる

泣いている

たった一粒の涙を流して

どこか疲れているようにも見えた

この状態では先生に心配されると思い、 目をこすってその日は何とか勉強を受けた

星奈 風夏

、、っはぁ

思い出すだけで胸が痛い

私は体に巻いていた布団を更に強く握り、目を瞑った

ピンポーン

星奈 風夏

ん、、

インターホンがなっているのに気が付き、 すぐに目を開けた

眠っていたようだ

時計を見ると、もう午後4時半をまわっていた

星奈 風夏

っあ、、出ないと

正直体を動かしたくなかったが、そういう訳にもいかないので布団から出て玄関に向かった

少し身だしなみを整えてドアノブに手をかける

星奈 風夏

、、はい

鬱島 大

あ、風夏ちゃん

星奈 風夏

ut、、、?

扉の前に立っていたのはutだった

星奈 風夏

、、、

鬱島 大

あぁ〜っと、、ちょっと話したい
事があるから来たんだけど、、

星奈 風夏

、、、いい、よ

私はutを中に入れた

鬱島 大

へぇ〜綺麗やな

utは部屋を見渡していた

鬱島 大

あれ?これは?

星奈 風夏

あ、それは、、

それは前に2週間程かかった夕陽の絵だった

鬱島 大

すごっ、、

鬱島 大

、、絵描くん好きなん?

星奈 風夏

、、うん

鬱島 大

すごいやん

星奈 風夏

あ、ありがとう\\

あまり褒められたことはなかったので 少し照れてしまう

utがその絵を見ている中、私は声をかけた

星奈 風夏

、、その、昨日はごめ((

鬱島 大

俺は礼を言って欲しいな

星奈 風夏

え、

utは絵を見ながらそういった

星奈 風夏

、、え、と

私は少し悩んだが、すぐに口を開いた

星奈 風夏

、、昨日はありがとう

鬱島 大

‪wええよ

utは微笑みながらこっちを向いた

鬱島 大

風夏ちゃん、いつも謝ってばっか
やからさ

確かにそうだったかもしれない

tnと話したときだって謝ってばっかだった

鬱島 大

、、玲奈ちゃんとなんかあったん?

急にutが話しかけてきた

星奈 風夏

、、、

鬱島 大

、、言いたくなかったらいいけど

星奈 風夏

、、ごめん

私は静かに謝った

今は謝ってもいいと思ったから

鬱島 大

、、ええよ

鬱島 大

ごめんな、tnにも来てもらったら
良かったんやけど、、

私が塾?と聞いたらutは「うん」と頷いた

鬱島 大

tnも大変みたいやし

星奈 風夏

そっか、、

鬱島 大

あ、そうそう

utが何か思い出したかのように話し始めた

鬱島 大

今日転校生が来たんだよね

星奈 風夏

転校生?

鬱島 大

そう

鬱島 大

tnと同じクラスなんだけど

鬱島 大

そいつ俺の小学生の時の友達でさ

星奈 風夏

へぇ〜なんて名前の子?

この質問をしなければ良かった

鬱島 大

え〜っとな

だって

鬱島 大

そいつ

"あいつ"の名前が出てきたから

鬱島 大

"捏島 孝行"っていうねん

星奈 風夏

、、え?

生徒会長と不登校女子 [完結]

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