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#さしすせ組
夜が深まり、大広間の篝火がパチパチと爆ぜる音だけが響いていた。 裏梅の手によって引かれたごちそうや酒瓶はとうに下げられ、広くて暗い空間には、宿儺と朱莉の二人だけが遺されていた
宿儺は肘掛けに肘を突き、広げた大きな膝の上にあなたを無造作に乗せたまま、静かに酒を口に含んでいる。 彼の太い腕は、まるで逃がさない鎖のようにあなたの腰を固く抱きしめていた
朱莉
あなたが掠れた声で尋ねると、宿儺は鼻で「フン」と短く嗤った
宿儺
宿儺の胸板からは、恐ろしいほどの熱と、凶悪な呪力の残動が伝わってくる。 触れているだけで肉体が削ぎ落とされそうな圧迫感。だが同時に、この圧倒的な悪の懐に抱かれている限り、世界中のどの呪霊も、どの呪術師もあなたに手を出すことはできないという、狂った安全地帯でもあった
宿儺
朱莉
宿儺
宿儺はおもむろに、手元にあった朱塗りの盃を朱莉の口元へと押し当てた。 盃に満たされているのは、人間が飲めば一瞬で胃が焼け落ちるほどの強い霊酒――呪詛師から奪い取った、呪力を帯びた劇薬に近い代物だ
宿儺
それは、あまりにも理不尽な試練。 宿儺の気まぐれな残虐性が覗く瞬間だった。断ればその場で斬撃の露と消え、飲めば無残に吐血して死ぬかもしれない。
だが、朱莉は迷わなかった。 宿儺の赤く光る瞳を真っ直ぐに見つめ返すと、震える手で盃を支え、一気にその毒酒を飲み干した。
朱莉
喉から胃にかけて、火で炙られたような激痛が突き抜ける。 あまりの激痛に視界が真っ白になり、あなたは宿儺の着物の胸元を固く掴みしめて倒れ込んだ。口元から血の混ざった酒が垂れ落ちる
朱莉
激痛に耐えかねて身体を丸める朱莉。 しかし、宿儺の表情から残虐な笑みが消え、代わりに奇妙な満足感がその二つの顔に広がった
宿儺
宿儺は反転術式を含んだ自らの呪力を、爪の先からあなたの額へと流し込んだ。 瞬時に体内の毒が中和され、焼けるような激痛が引き去っていく。息を荒らげながら宿儺を見上げるあなたの顔を、彼は四つの腕のうち二本を使って優しく、かつ力任せに包み込んだ
宿儺
宿儺の顔が至近距離まで近づき、血の匂いのする吐息が朱莉の唇をかすめる
宿儺
コメント
1件
第2話、読み終えたよ〜!!😭💕 最初の「宿儺様の傍にいることしかできない」って台詞からの流れ、覚悟がすごすぎて鳥肌が立ったよ…。毒酒を一気に飲み干すシーン、痛いのに迷いがなくて、朱莉の本気がひしひしと伝わってきたッ! でもその後の宿儺が反転術式で助けて抱きしめ直すギャップがエモすぎてやばい。**「飼い♡♡♡てやる」** って、俺様だけど愛が詰まってるじゃん…!! もう2人のこの歪な信頼関係に完全に沼った〜🐍💖 続きが待ちきれないよ!