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佐久間
ラウール
佐久間
スタッ……スタッ……スタッ……
それにしても、
あの先生、かっこよかったな。
でも、恋愛をする訳にはいかない。
そんなことを考えていると
ボンッ……、
誰かと肩がぶつかった。
強面でいかにもヤンキーのような人。
ラウール
終わった、と思った。
ラウール
ラウール
出た。定番のカツアゲ。
あいにく僕は手持ちがない。
どうするべきか。
ラウール
僕の顔に拳が向かってくるのが見えた。
サッ……、
けど、それは僕の顔には当たらなかった。
ラウール
目黒
その声は確かに、
教室で聞いた彼の声だった。
ラウール
目黒
彼は、殴られるどころか、
ヤンキーの手を押さえつけていた。
目黒
目黒
ラウール
タッタッタッ……
目黒
目黒
近くで見る彼は、
より輝いて見えた。
ラウール
目黒
ラウール
目黒
目黒
そう言って彼は、
僕の頭を優しく、2回叩いた。
ラウール
彼はくるりと後ろを向いて歩き出した。
綺麗な後ろ姿が見えた。
この時、僕は彼に恋をした。
家に帰ってきた僕は、
彼のことが頭から離れなかった。
岩本
ラウール
岩本
ラウール
岩本
ラウール
岩本
岩本
兄の岩本照。
僕の、唯一の理解者。
ラウール
岩本
岩本
ラウール
岩本
岩本
ラウール
岩本
岩本
ラウール
次の日、大介が休みでいなかった。
僕は1人、廊下を歩いていた。
目黒
ラウール
ラウール
彼はいつ見てもかっこよく、綺麗だ。
目黒
目黒
ラウール
目黒
走り去る彼の姿は様になっていた。
昼休憩になり、僕は屋上へと向かった。
誰もいないし、とても落ち着く。
でも今日は、先着がいた。
ラウール
目黒
ラウール
目黒
目黒
ラウール
目黒
ラウール
目黒
ラウール
目黒
ラウール
目黒
目黒
ラウール
目黒
目黒
ラウール
目黒
ラウール
僕から弁当を受け取る彼の手は
僕のことを優しく包み込むような、
大きな手だった。
目黒
目黒
ラウール
目黒
ラウール
ラウール
目黒
目黒
彼に僕の名前を呼んでもらえるだけで
僕の気持ちはいっぱいだった。
目黒
目黒
去っていこうとする彼を見て、
僕は咄嗟に口に出してしまった。
ラウール
目黒
ラウール
ラウール
ラウール