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佐久間

…じゃ、俺こっちだから!

ラウール

うん、じゃあまた…!

佐久間

ばいばーい!!

スタッ……スタッ……スタッ……

それにしても、

あの先生、かっこよかったな。

でも、恋愛をする訳にはいかない。

そんなことを考えていると

ボンッ……、

誰かと肩がぶつかった。

 

っ…てぇな……、

強面でいかにもヤンキーのような人。

ラウール

あ……あの、すいません……

 

おいテメェ、舐めてんのか?

終わった、と思った。

ラウール

いや……そんなことは…

 

あーもういいやいいや。

 

お前、金出せや。

ラウール

え……?

出た。定番のカツアゲ。

あいにく僕は手持ちがない。

どうするべきか。

 

持ってんだろ?金。

ラウール

いや…あぁの……、えっと……、

 

は、ふざけてんじゃねぇぞ……!

僕の顔に拳が向かってくるのが見えた。

サッ……、

けど、それは僕の顔には当たらなかった。

ラウール

っえ……、?

目黒

何してるんですか?

その声は確かに、

教室で聞いた彼の声だった。

 

あ?なんだテメェ、

ラウール

……目黒蓮…、

目黒

こんなことして……、

 

っせーな、関係ねぇだろ!

彼は、殴られるどころか、

ヤンキーの手を押さえつけていた。

 

……いてててててっ…、!

 

お……テメェ…!

目黒

高校生相手に……、

目黒

こんなことしちゃダメですよ。

ラウール

……。

 

チッ……クソが…、

タッタッタッ……

目黒

高校生にカツアゲとか……

目黒

物騒な世の中だねー……、

近くで見る彼は、

より輝いて見えた。

ラウール

…ぁ、あの…目黒…先生……

目黒

……村上くん、?だよね…、?

ラウール

あ……はい。

目黒

ほんとに気をつけなよ、笑

目黒

なんかあったらいつでも言って、

そう言って彼は、

僕の頭を優しく、2回叩いた。

ラウール

……はい、!

彼はくるりと後ろを向いて歩き出した。

綺麗な後ろ姿が見えた。

この時、僕は彼に恋をした。

家に帰ってきた僕は、

彼のことが頭から離れなかった。

岩本

今日の味付けどう?変?

ラウール

……、

岩本

ラウー?

ラウール

………、

岩本

ラウーー!

ラウール

へ……あ、なんだっけ?

岩本

ふっ……笑

岩本

なに、好きな人でもできた…?笑

兄の岩本照。

僕の、唯一の理解者。

ラウール

え、なんで…、

岩本

ラウほんと分かりやすいから笑

岩本

で、どうなの?

ラウール

…まぁ、そうだけど。

岩本

おぉー。いいじゃん。

岩本

ちゃんと、気持ち伝えろよ?笑

ラウール

いや、でも…

岩本

いつ誰にその人が取られるか、

岩本

分かんねぇぞ。

ラウール

……そうだけどさー、

次の日、大介が休みでいなかった。

僕は1人、廊下を歩いていた。

目黒

村上くん…!!

ラウール

……!

ラウール

目黒先生…

彼はいつ見てもかっこよく、綺麗だ。

目黒

この提出物、まだ出てないから、

目黒

期日までにしっかり出してね?

ラウール

あ……はい、

目黒

じゃ、よろしく!

走り去る彼の姿は様になっていた。

昼休憩になり、僕は屋上へと向かった。

誰もいないし、とても落ち着く。

でも今日は、先着がいた。

ラウール

嘘……、

目黒

……村上くん、

ラウール

目黒先生…なんでこんな所に、

目黒

ここ落ち着くからねー。

目黒

村上くんこそ、なんで?

ラウール

僕も……落ち着くから。

目黒

屋上は生徒立ち入り禁止ですけど。笑

ラウール

あ…、

目黒

生徒指導にはバレないようにね?笑

ラウール

え……、言わないんですか、?

目黒

いいよ、別に。青春でしょ笑

ラウール

あ……はい、

目黒

……てか、その弁当美味しそう。

目黒

誰が作ったの?

ラウール

あ……兄です。二人暮らしなんで。

目黒

すげぇな……、

目黒

俺とかコンビニ弁当ばっかだから笑

ラウール

………食べます?

目黒

え、いいの?

ラウール

……はい、笑

僕から弁当を受け取る彼の手は

僕のことを優しく包み込むような、

大きな手だった。

目黒

ん、うまっ…!

目黒

村上くんのお兄さんって凄いね。

ラウール

…ねぇ先生、

目黒

ん……?

ラウール

ラウールって呼んでください。

ラウール

僕のこと。

目黒

え、うん。分かった。

目黒

ラウールね、

彼に僕の名前を呼んでもらえるだけで

僕の気持ちはいっぱいだった。

目黒

あ、もうすぐ職員会議じゃん、!

目黒

ごめん、もう行くね。

去っていこうとする彼を見て、

僕は咄嗟に口に出してしまった。

ラウール

先生……!!

目黒

…ん、?

ラウール

あの……、えっと、

ラウール

僕、

ラウール

先生が好きです……。
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