君しか見えなくて____　〜ツンデレ彼女と初めてのキス〜

- 紹介 -

・名前：ぶ・すんぐぁん ・年齢：23歳 ・役割：主人公/SEVENTEENのメンバー ・性格：芸人？/優しすぎて姫

・名前：しん・○○ ・年齢：21歳 ・役割：すんぐぁんの彼女 ・性格：ツンデレおなご

“ 愛してるのは君だよ？ “

帰ってくるや否や、

僕の彼女は 何かにブチ切れている。

あの塩で素っ気ない 彼女が怒るのは珍しく、

その表情からは本気という 感情が表れていた。

急にキレられるから 頭が追いつかず、

「何かしたっけ･･･」と 考えてみたりした。

—— でも 一向に思い浮かばない。

最近カムバ 時期で忙しいから、

全然 一緒にいられない事？

でも、今 帰ってきたけど･･･？

困惑する僕に、彼女は 更に怒りを増し、

ため息を吐いた。

何かをしたなら 本当に申し訳なくて、

謝る事しか 僕にはできない。

だって、内容が わかんないから。

彼女が見せてくる物に、 僕は更に困惑した。

だってそれは ——

画面上に映る、 僕だったから。

僕がこれで何を 怒らせたのだろうか。

その言葉が、 頭でグルグルと回る。

それでも彼女は 怒る表情を続け、

頭に？を浮かべる 僕を睨んだ。

本当に 意味がわからない。

誰かこうして しまったのだろうか。

彼氏である 僕の責任なの？

ていうか そもそも彼女は、

僕がかっこ良すぎて キレてんの･･･？

本当にそれだけ･･･？

すると彼女は、

若干照れつつ、 怒りつつ続けた。

あー、 嫉妬してたんだ。

自分だけが愛されて ない気がしたんだ。

顔を横に向けて視線を 合わせてくれない彼女に、

唖然としたけど、

「可愛い」なんて 思ってしまう。

さっきの怒りは嘘みたいに 顔が赤くなる彼女。

煽る様に、 僕は耳元で囁く。

アイドルっていう 職業だからもちろん、

彼女も僕も 不満を増して行く。

でもその不満を 打ち消さなきゃ、

「カップル」は成り 立っていかないんだ。

まだ触れたことの 無い彼女の唇に、

愛を示すかの様に、

そっと、 キスを落とした ——

- 愛してる。誰よりも、君だけを。 【スングァン】 短編 -

- 終わり -