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それいけ！我々軍

第75話 - 燃ゆる炎は絶やさない⑥

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2023年02月03日

#我々だ

#wrwrd

#wrwrd!

#軍パロ

#男主

よ

〜現在〜

ホムラ

…とまあ、こういうことがあったんだよ。
前ちょっと話したと思うけど、今でもそのことを思い出しちまう。
前よりマシになったけどな。

チーノ

そっか、、じゃあらっだぁさんたちは命の恩人ってこと?

ホムラ

簡単に言えばそうだな。
あとは、そうだな…言うなればお前ら以外の家族だな。
俺には家族がふたつあるってわけ。

ショッピ

なるほど…
じゃあその鋭い五感がついたのも…?

ホムラ

このときだな。
そん時まではほんとに普通の子供だったんだけど、防衛本能が働くと人間何が起こるか分からないもんだな。

ホムラ

最初はそれが嫌だったんだけど、強みとして伸ばしてくれたらっだぁには感謝だよ。

回想再開

保護されてから１ヶ月ホムラはだいぶ回復し、らっだぁたちと一緒に体を動かすようになっていた。

らっだぁ

ホムラー、調子どう?

ホムラ

上々だよ。
俺って意外と運動の才能あるんだな。

らっだぁ

運動というより、、まあ運動もそうなんだけどさ、武術とか銃の扱いとか、そういう戦いのスキルがあるんだと思う。

らっだぁ

やってた?

ホムラ

やってるわけないやろ…。
まあ、、小さい頃から父さんと一緒にアクション映画とかカンフー映画とか腐るほど見てたからさ。
それでかもな。

ホムラ

見た動きをそのまま自分でできるみたい。

らっだぁ

ほぉー、すげえなぁ。
五感もいいみたいだし。

ホムラ

五感に関してはほんと、不幸中の幸いというか…不本意にって感じだけどな。

ホムラ

なあらっだぁ、俺もお前らと一緒に人助けがしたいんやけど、できるかな?

ホムラ

俺みたいな子供たちを助けたい。

らっだぁ

その気持ちがあれば十分じゃない?
お前はまだ17、8歳とかだろ?
なんだってできるよ。

ホムラ

…ありがとう。

らっだぁ

あ、あとさ、今日新入りが来るよ。
お前と同じくらいの年齢のやつだから仲良くしろよ？

ホムラ

え、どんなやつ?

らっだぁ

そろそろ来るし会いに行く?

らっだぁに連れられてジムに来た。ここに来るように伝えているらしい。

ホムラ

楽しみだなぁ、良い奴だといいけど。

らっだぁ

それは俺も願ってるよ。
きょーさんが誘ったらしいんだけど、それ知ったの今朝だし、あいついま別任務でいないし。

ホムラ

何してんのあの人…。

らっだぁ

まあきょーさんが誘ってんなら多分良い奴…だと…

話していたら何かが飛んできた。

ホムラ

危ない!

らっだぁの眼前でそれを叩き落とし、飛んできた方向を見た。

らっだぁ

…っぶねぇ〜!
なんだ今の!

ホムラ

来たんじゃない?新入りが。

セイ

ン?
あれ落とせるんだ、すご。

ホムラ

おい、、お前失礼だろ!
挨拶もなくこんなことして!

セイ

大丈夫だよ、それ偽物だし命狙ってるわけじゃねえから。

らっだぁの足元を見ると、安っぽいナイフのおもちゃが転がっていた。

ホムラ

だからってなぁ…。

らっだぁ

まあまあそこら辺で終わりね。
君がきょーさんが言ってた子か。
よろしくね。

セイ

あんたがらっだぁか。
俺はセイだ。
こいつだれ?

ホムラ

俺はホムラだ!
お前歳いくつ?

セイ

17だけど。

らっだぁ

えー、同い年じゃん!
仲良くしなよ(^ら^)

ホムラ

え、無理なんやけど。
こんな無礼なやつと仲良くなんかしたくない。

らっだぁ

えぇ〜、でもこれからここの案内ホムラに任せようと思ってんだけど。

ホムラ

え、なんでだよ、らっだぁやれよ!

らっだぁ

だって俺今から出張行くし。
レウも休暇中でいないからいまここにいるのみどりとコンちゃんだけだし。

ホムラ

はぁ……じゃあしょうがない…。
おい、要らんことすんなよ?

セイ

はいはい、わかってるよ。
さっさと終わらせてくれよ。

ホムラ

(こいつふてぶてしい〜!
ムカつく!)

ホムラ

(でも…結構遠くから投げてここまで正確に当てようとしたからな…。
実力は俺よりあるんだろうな、悔しいけど。)

嫌々ながらも施設の案内をして、最終的にセイの部屋に連れていった。

セイは意外にも大人しく案内についてきた。少し拍子抜けしながら説明を続けた。

ホムラ

ここはお前の部屋。
好きに使ったらいいってさ。
この施設にあるものはだいたい好きに使えばいい。

ホムラ

ちょっと第一印象最悪だけど、悪いやつじゃないって信じてるから、、よろしくな。

セイ

あぁ、お前は退屈しなさそうでいいしな。
ところでさ、腹減ったんだけどなんかない?

セイ

俺ほんとに金なくていっつも腹減ってんだよな。

話をすればするほど、セイの第一印象と本当の彼が違うことに気づいた。

ホムラ

あ、あぁ、冷蔵庫になんかあると思うから、なんか作ろうか?

セイ

お前料理できんの?

ホムラ

まあ人並みには。
ちょっと前までいたところで作らされてたから。

セイ

ふーん、俺何も出来ねえわ。
見てていい?

ホムラ

いいよ、キッチン行こうか。

野菜と肉があったので、野菜炒めを作ることにした。

作っている間、セイは大人しく見ていた。

ホムラ

(なんか、、、こいつ読めないな。
最初あんなに生意気だったのに、今やこんなしおらしい。
何がしたいんだろう。)

ホムラ

ほら、できたぞ。

セイ

おぉ、、すげえ。
いただきます。

セイ

うまっ!
これすげえうまいよ!
お前天才だな。

ホムラ

いや、普通の野菜炒めやん。

ホムラ

…お前なんで最初あんなことしたんだ?

セイ

舐められたくなくて。
そうやって教えられてきたから。

セイ

でもお前ら全然ビビんねえし、あれを止められたのお前が初めてだったんだよな。

セイ

それに本気で叱ってくれただろ?
だから信用出来た。
俺はこんなだから突き放されてきたけど、ちゃんとダメなことはダメって言ってくれて嬉しかったよ。

ホムラ

そっか、お前って実は素直で良い奴なんだな。
なんでひねくれたんだ?

セイ

めっちゃ直球で聞くじゃん…。
俺きょーさんに会う前までアサシンだったんだよ。

ホムラ

え、そうなのか。
なんでこっちに来たんだ?

セイ

きょーさんに会った日、俺のターゲットはらっだぁだった。
まあ上から言われてやってる事だから、顔くらいしか分からないし拒否権なんかなかった。

セイ

俺もう嫌だったんだよね、人殺すの。

セイ

でもやらないと叱られて酷くお仕置きされるから、やる寸前まではいった。
けど手が止まっちゃってさ。
そこをきょーさんに見つかったってわけ。

セイ

返り討ちにあうかと思ったら、あの人俺のことじっと見て「うち来る?」だってさ。
意味わかんねえよな。

ホムラ

えぇ、、身内を殺そうとしたやつを誘うとか…

セイ

でも俺としちゃ、この生活に終止符を打つにはここに縋るしか無かったんだよ。
だから来た。

セイ

ここは本当に助けがいる人が来る場所だって。
お前も助けてもらったのか?

ホムラ

うん、らっだぁたちは恩人だよ。
俺の心と体が壊れる前に助け出してくれた。
感謝してもしきれない。
あの時助けが来なかったら俺は今ここにいない。

ホムラ

お互い、助けられてんだな。
恩返し、していこうぜ。

セイ

そうだな。

セイ

ごちそうさま。
うまかった。

ホムラ

料理教えてやるよ。
自分でできた方が楽しいぞ。

ホムラとセイはいつの間にか仲良くなった。まるで昔から知り合いだったかのように息があっていた。

レウ

よかった、らっだぁが心配してたけど大丈夫そうだね。

みどりいろ

ﾀﾞﾈ。
俺ﾀﾁﾓ行ｺｳﾖ。

作者

作者です!

作者

ごめんなさい、インフルエンザになってました😷👊

作者

今回相当しんどくてずっと寝てました…皆様もお気をつけください……

作者

今回オリジナルキャラが登場しました!

作者

名前:セイ
年齢:17
性格:生意気に見えて実は素直

小さな頃からアサシンとして育てられ、勉強や家事はからっきしだが、体を動かすのは得意。
正義感が強い。

作者

だいたいこんな感じです!
ご参考までにどうぞ!

作者

それではまた次回お会いしましょう!

それいけ！我々軍

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インフルキツイですよね…お大事にしてくださいね！ｱｯそれと今回もすっげぇ好きでした((

インフルですか…… お大事にしてください

よ

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