コメント
12件
好きです。() もう続き楽しみすぎて夜しか寝れないんですが、???
律さんこの話最高すぎます😭 ゆっくりでいいので続き待ってます🥺
遅れちゃってすみません😖 この作品ほんとに好きすぎて更新めちゃくちゃ待ってたので嬉しいです🫶🏻 続きも楽しみにしてます.ᐟ.ᐟ
アイドル編 通報×
メイン桃赤 赤愛され 桃愛され
俺たちはアイドルになれた
いまでも夢なんじゃないかと 思ってしまう
でもほんとうになれたんだ
ずっと憧れていたアイドルに
明日メンバーと顔合わせをして 色々会議をしたいということで
合格発表をされたあとはすぐに 解散となった
現在、赤といつもの公園のベンチに 座っている
赤はまた泣き出した
桃
赤
桃
いちごみるくを受け取り 両手でそれを飲む姿が可愛くて 思わず笑ってしまう
赤は不思議そうに俺を見て 再びいちごみるくを口にする
俺は赤のことが好きだ
友達としての好きじゃない
でもきっと赤は幼なじみとしか 思っていない
それでもいい
こうして隣にいれるのなら どんな関係だって構わない
赤をオーディションに誘ったのは ずっと一緒にいたいから
それと昔の赤に戻って欲しいと 思ったから
あの日以来、歌わなくなった赤
そして明るい性格ではなくなったこと
俺のせいで赤はそうなった
赤と離れれば もう虐められることはない
でも、離れたくなかった
だから俺は考えた
2人でアイドルになって
昔のように笑って欲しいと
そして虐めてきた奴らを見返す
赤と俺が釣り合わないだなんて 間違っている
赤の可愛さをみんなに知らしめる
それで赤が俺から離れてしまったら、?
それは嫌だな
赤
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
親に言ったらきっと反対される
それにずっと隠してきたから
本当は勉強なんか好きじゃない
将来大学に行く気はないし
ずっとアイドルになりたいと思っていた
でもバレるくらいなら ちゃんと言った方がいいのだろうけど
俺にはそんな勇気はない
もう傷を作るのは嫌だ
次の日、駅前で赤と集合をして 2人で電車に乗った
しばらくして目的地に着き 見えてきた大きなビル
赤
桃
赤の手を取り、中へと入る
入口にマネージャーさんが待っていて すぐに案内してくれた
そして扉を開けると4人のアイドルが 座っていた
青
青
推しに名前を呼ばれる日が来るなんて
黄
黄
赤
黄
黄
紫
紫
青
黄
橙
紫
赤
桃
紫
赤
赤
紫
青
桃
紫
紫
赤
さっきまで緊張してぷるぷる 震えてた赤が
紫にぃと呼んで笑っている
紫
紫
赤
赤
もし赤が俺から離れていったら
俺はどうしたらいいのだろう
黄
黄
桃
桃
桃
ぶー、ぶー、
桃
突然鳴り出したスマホ
画面には母さんと表示されている
俺は恐る恐る電話にでた
桃
桃
桃
まさか見られていただなんて
夢を諦めろ
もちろん、諦めるつもりは無い
でもこのまま言うことを聞かなければ
また傷が増えていく
突然肩を叩かれて息が詰まる
桃
ゆっくりと振り返ると 橙くんが心配そうに見つめていた
橙
橙
橙
桃
橙
桃
手を差し伸べられて咄嗟に 手を叩いてしまった
どうしよう、怒られる
桃
桃
息が上手く吸えない
言葉がぐちゃぐちゃと濁る
謝らないとなのに上手く 目を合わせられない
橙
橙
橙
桃
橙
桃
その後みんなで会議をして 仲を深めるためにご飯を食べに行った
紫さんが奢ってくれるらしい
他のメンバーはどんどん注文している
赤
桃
そう笑って見せたが赤は 俺をまっすぐ見つめる
また気づかれるかも
また気づいてくれる…かも
母さんのこともあって疲れた
美味しい料理屋さんに 連れてもらったのに喉に通らない
自分が失礼すぎて消えてしまいたい
しばらくして赤は口を開いた
赤
紫
赤
紫
赤
青
黄
紫
赤
その一言でこの場にいる全員は 理解しただろう
顔が真剣だ
橙くんと目が合い、 びっくりして目を逸らしてしまった
橙
青
青
黄
黄
赤はいつの間にかメンバーと 仲良くなっていた
俺だけ置いていかれたみたいで
目の前で仲良くしている姿を見て 嫉妬してしまう
ただの我儘だが、 赤は俺とだけ話していて欲しいと 願う自分がいる
赤
青
桃
てっきり俺は入っていないかと 思っていたが
桃
紫
紫
桃
青
青
桃
橙
みんなでタクシーに乗り 紫ーくんの家に着いた
紫
青
黄
青
紫
青
黄
ソファは1人分空いている
橙
桃
赤
ほぼ強引に座らされ 2人は満足したような顔になった
橙
紫
橙
赤
桃
橙
赤は俺の膝の上に座り 俺の腕を自分の前に置いてきた
赤
青
青
黄
青
紫
青
青
桃
青
黄
赤
赤
桃
紫
橙
紫
紫
赤
桃くんの着替えを置きに行こうと 立ち上がったら赤くんに止められた
黄
他のメンバーも不思議そうに 赤くんを見ている
赤くんは言おうかどうか悩んでいる 表情に見えた
赤
赤
赤
紫
紫
赤
紫
赤
そう言って小走りでお風呂場に向かった
ゆっくりと服を脱ぐと 鏡に映った俺の醜い体が見えた
火傷の跡に打撲の跡も
触るとまだ痛いところもある
アイドルなのにこんな体見せられない
扉がノックされ 肩がびくっとあがる
でもすぐに安心できた
赤
桃
桃
赤
桃
赤の足音が遠ざかっていくのを感じで 扉を開けた
赤はちゃんと気使ってくれる
俺が人に体を見せたくないのを わかってくれている
みんなお風呂に入り終わり みんなで布団を並べて目を閉じた
青
桃
青
俺の向かい側にいる青くんが 俺の隣にいる赤を確認してきた
青くんは赤が好きなのだろうか
いくら推しアイドルでも赤は譲れない
目を閉じてもなかなか寝れない
ずっと母さんの言葉が頭の中で 何度も何度も出てくる
スマホは電源を消した
通知を確認したくない
きっと100件以上来ているだろう
いきなり怖くなって
息が詰まりそうになる
やっぱり母さんのところに行かないと
母さん今ごろ泣いていたらどうしよう
俺がちゃんと話せばわかってくれる かもしれない
そんな淡い期待が生まれ
静かに布団から出た
紫
みんなはまだ眠っているみたいだ
起こさないようにそっと布団を出て 身支度をする
今日は午後から早速グループの仕事が 入っている
その準備をするために 自分の部屋に向かった
自分の部屋で作業を始めて30分
下のリビングの方が騒がしくなり みんな起きてきたらしい
なんか微笑ましいななんて考えていたら 突然扉が勢いよく開いた
紫
紫
黄
黄
久しぶりによく眠れたのは
桃くんがいるおかげなのだろうか
1番に隣にいる彼におはようを言おうと もぞもぞと体を動かして近づいた
少し膨らんである布団を触った
けど布団はぺっちゃんこになった
桃くんがいない、?
赤
起き上がって布団を捲ってみた
いない
洗面所にもトイレにも
彼はどこにもいない
まさか家に戻ったんじゃ
考えれば考えるほど胸が苦しくなる
また桃くんに傷が増えてしまう
せっかくアイドルになれたのに
桃くんを苦しめないでよ
青
赤
青
赤
青
赤
青
橙
青ちゃんと橙くんが赤の背中を 擦りながら宥めていた
苦しそうに胸元を抑えている赤くん
そして姿が見えない桃くん
この状況にまだ理解が追いつかない
とりあえず、赤くんをどうにかしないと
紫
紫
小さい頃よくしてあげたように 背中を優しく叩き自分の方に抱き寄せる
するとだんだん落ち着いてきた
黄
赤
赤
赤
紫
紫
赤
橙
赤
心当たりありそう…
でも無理に聞き出しちゃ駄目だ
きっと言えないわけがある
青
紫
現在午前9時
そろそろ準備して向かわないといけない
紫
赤
紫
紫
紫
青
青
赤
青
赤
家に行ってはいけない
だいたい予想がついてしまった
助けに行った方がいいのか
だが、勝手に他所の問題に 突っ込んでいいだろうか
仲間と言っても俺たちは赤の他人
どうすることも出来ない
それは幼なじみである赤くんも そう思っているはず
また苦しそうに唇を噛み締めていた
次回、お仕事編