美麗
おはよう!
瑠菜
おはよー!
美月
おはよう
里香
おはよー
美月
ねぇねぇ.......
美麗
えぇ!?
里香
でさ.......
瑠菜
あとさ、
朝8時前の、何ともない日常
友達と話しながら、登校
ただそれだけの楽しい日常
正直、この頃は思わなかった
たった一つの出来事で、 この日常が崩れるなんて.....
瑠菜
ごめん........
瑠菜
私が、一緒に帰ってたら......
瑠菜
美月は...........
瑠菜
美月は........!!
瑠菜
うぅ........ぐすんっ...
里香
瑠菜のせいじゃないよ
里香
瑠菜は何も悪くない
美麗
そうだよ
美麗
だって、あれは事故死だったんだよ?
ある日、美月が死んだ
事故死だったらしい
そしてここから、
崩れ始める
美麗
おはよう...
瑠菜
おはよう.......
里香
........おはよう
美麗
..............
瑠菜
.............
美月
..............
美月の死は、私達の会話に大きな影響を与えた
それは、話の中心に美月がいたから
そして、さらに崩れる......
そんな日常を過ごして、私は思った
2人と一緒に登校する意味なんて、あるの?
そんな日常も、たった一言で崩れた
瑠菜
ねぇ
一緒に登校するの、やめない?
美麗
...............
瑠菜
...............
里香
......................
あれから、私達は一言も話してない
さらに、私は別の友達と話す気力も無くなった
私は、
孤独になった
最初、満足出来るほどいた友達
でも1人消えただけで、
どんどん
どんどん
どんどん消えてった
誰か1人が消えると、
崩れて、
孤独になる
友達って、そういうものなんだ