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2件
めっちゃ泣ける話なんですけど!😭
土曜日
今日は明日の服を買いに行く
真凜ちゃんと一緒に
LINE
真凜
○○
○○
○○
そんなことを考えてると
家のインターホンがなる
○○
○○
○○
○○
翔
○○
翔
翔
翔
○○
翔
翔
○○
○○
翔
翔
翔
○○
○○
翔
○○
翔
○○
翔
翔
○○
翔
翔
翔
○○
翔
○○
○○
○○
○○
○○
○○
翔
翔
○○
真凜
○○
○○
○○
真凜
真凜
真凜
○○
真凜
真凜
○○
真凜
真凜
○○
真凜
○○
○○
○○
真凜
○○
真凜
真凜
真凜
真凜
真凜
真凜
真凜
真凜
○○
○○
○○
誤魔化してしまった
この気持ちに気づかないように
真凜
真凜
真凜
○○
○○
真凜
今日から3日間お父さんはいない
代わりにお母さんにご飯をお供えする
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
ピピピ
既に目は覚めていた
緊張が出ていたのかもしれない
○○
ケータイをみると
お父さんと翔兄からおめでとうの LINEがきていた
ありがとうと返信をし
準備を始めた
集合時間より5分前に来たのに
そこには侑くんの姿があった
○○
宮侑
宮侑
宮侑
○○
○○
宮侑
○○
その割に鼻の先が赤いけど
気付かないふりをしてあげた
電車に20分ぐらい揺られ
着いた
宮侑
○○
○○
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
○○
宮侑
○○
○○
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
○○
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
○○
○○
久しぶりに来た水族館は
いつもと違う感じがした
理由は明確だ
横にいる人が違うからだ
「綺麗だね」って声を掛けようとしたが
あまりにもキラキラとした目でみてたので
「パシャ」 と写真を撮った
宮侑
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
宮侑
○○
○○
○○
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
宮侑
○○
宮侑
少し間があった気がした
○○
宮侑
宮侑
宮侑
○○
ご飯を食べ終え
私たちは水族館を後にする
○○
宮侑
○○
○○
宮侑
○○
私は小さい古書店を指さした
宮侑
○○
宮侑
宮侑
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
正直ほとんどの本が 読んだことだったり
聞いたことがあるものだった
もう大丈夫と言い 店を出ようとしたその時
あるひとつの本が目を引いた
○○
川島瑠璃子先生の作品だ
こんなところに…?
宮侑
○○
○○
○○
お店の人に聞くと
前の店長が仕入れたもので
詳細は分からないとの事
○○
今まで瑠璃子先生は
漢字2文字の題名だけだった
ここに来て初めてのカタカナ
出版日を見ると
私の誕生日の一日前だった
いちばん
新しい作品だった
○○
○○
宮侑
宮侑
宮侑
○○
心がウキウキしていた
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
○○
○○
精一杯のデレのつもりだった
恥ずかしくて顔が見れなくなり
下を向いた
しかしなんの反応もない
下を向いていた顔を上げると
複雑そうな顔をした侑くんがいた
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
たぶん
前から侑くんは気づいていたんだ
私が
翔兄のことが好きだったと
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
○○
○○
必死に弁明したが
その時には遅かった
宮侑
宮侑
○○
待って……
行かないで…
そう言いたいのに
声が出ない
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
○○
○○
○○
○○
○○
○○
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
止めることが出来なかった
呼び止めることなにも
出来なかった
私はどこで
間違えてしまったのか
最初からか
自分の辛さを和らげるために
侑くんを利用してた
少なくともその過去は存在する
○○
○○
何かものが落ちる音がした
今日買った本だ
読む気にはならなかったが
1枚めくる
そこには
プルースト効果を知っていますか
と
そう書かれていた
なんだよそれ
と思いながら本を棚にしまった
2ヶ月が経ち
12月という節目を迎えた
○○
○○
松原
○○
松原
○○
○○
○○
色々あってまだ読めていないが
松原くんなら知ってるかもと思い
聞いてみたが
松原
松原
○○
○○
松原
と呪文のようにブツブツと 松原くんは言っていた
美奈
美奈
○○
翔
○○
○○
翔
そう翔兄が言いそうになると
美奈先生は肩を叩く
翔
○○
○○
○○
翔
美奈
○○
翔
翔
○○
翔
翔
○○
そう
私はこの2ヶ月
考えて
日本バレーボール協会に務めたい
と考えた
翔
翔
○○
○○
○○
○○
ニヤニヤしながらふたりが見つめ合う
○○
美奈
美奈
美奈
翔
そして1月
真凜
真凜
○○
○○
真凜
○○
○○
真凜
真凜
真凜
真凜
○○
彼とは話していない
というか
多分避けられてる
そりゃそうだ
彼を酷く傷つけたのだから
真凜
○○
2月下旬
そして採用発表
私は目を瞑る
滝
○○
高卒だから狭き門だ
結果は
採用
○○
1番希望のところではなかったが
見事入ることが出来た
○○
滝
滝
○○
○○
○○
○○
○○
○○
滝
滝
滝
○○
滝
○○
滝
滝
ゴクリと唾を飲み込む
シーンとしたところに
電話がなる
○○
滝
滝
○○
滝
滝
滝
○○
滝
滝
○○
川島瑠璃子先生の作品で
お父さんが主演
こんなに誇らしいことは無い
滝
○○
○○
滝
そして話せないまま
翔兄たちの結婚式の日を迎えた
式場は海が見える場所
とても綺麗な場所らしい
準備をして向かうとしよう
○○
○○
○○
これは
すごい
華やかな音と共に
まず新郎の翔兄が
その後美奈先生が
○○
心からそう思った
周りに沢山泣いている人がいたが
私は泣かず
目にしっかりとやきつけた
この光景が
いつか私も見れますようにと
大人たちは宴会を楽しんでいたが
未成年の私はどうも盛り上がれない
一足はやくテラスに出ると
綺麗な景色が待っていた
○○
もうすぐで学校が終わる
そして卒業式
そのまま私は社会人になる
このまま
侑くんからどんどん離れていく
○○
翔
○○
○○
翔
翔
翔
「嫁」という響きに
少し笑ってしまう
翔
翔
○○
○○
翔
翔
○○
翔
翔
○○
そう
これが
私の好きだった人だ
○○
○○
○○
翔
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
翔
○○
○○
○○
○○
翔
翔
○○
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翔
翔
○○
翔
翔
翔
○○
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
翔
翔
翔
翔
翔
○○
翔兄が中にはいると同時に
私は
電話をかけた
○○
通話
00:00
○○
○○
宮侑
宮侑
○○
○○
宮侑
宮侑
電話を着ると
私はすぐに走り出した
早く行かなきゃと思っていたその時
家の近くで
数台のパトカーと
救急車が止まっていることに気づいた
○○
○○
心拍数が上がるのがわかった
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
○○
○○
○○
嫌な予感は
的中した
そこには
救急車の中に運ばれる
侑くんがいた
episode5 end