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莉奈
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りりあ@☔🌈💙🤍
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#96猫
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次の日。 学校から帰ってきた私は、いつもより少しだけ早く部屋に入った。 鞄を床に置いて、そのままベッドに倒れ込む。
ましろ
何が疲れたのか、自分でもよく分からなかった。 学校で何かあったわけじゃない。 誰かに何かを言われたわけでもない。 ただ、昨日のお母さんの言葉が、ずっと頭から離れなかった。 『お兄ちゃんみたいに頑張ればいいじゃない』
ましろ
ぽつりと呟く。 机の上には、昔使っていたマイクが置いてある。 私は歌うことが好きだった。 小さい頃から、歌うことだけは大好きだった。 お兄ちゃんの歌を聴くのも好きだった。 だから、私もいつか――。 そう思っていた。 でも。
ましろ
小さく笑う。
ましろ
スマホを開く。 画面には、お兄ちゃんの動画。 たくさんのコメント。 たくさんの再生数。 たくさんのファンからの「好き」という言葉。
ましろ
本当に、すごい。 私のお兄ちゃんは、こんなにもたくさんの人に必要とされている。 誇らしい。 ……なのに。 胸の奥が、少し苦しくなる。
ましろ
私はスマホを伏せた
ましろ
そのとき
コンコン
まふまふ
ドアの向こうから声がした。
ましろ
まふまふ
私は慌てて目元を拭った
ましろ
ドアが開く。 まふまふは、いつものように笑っていた。
まふまふ
ましろ
まふまふ
まふまふはそれ以上聞かなかった。 ただ、私の隣に座る。
ましろ
まふまふ
言おうと思った。 『私、お兄ちゃんと比べられるの嫌なんだ』 そう言えばいい。 それだけなのに。
ましろ
結局、言えなかった。 まふまふは少しだけ首を傾げた。
まふまふ
そして、優しく笑う。
まふまふ
ましろ
その優しさが、今は少しだけ苦しかった。 ――私はまだ知らなかった。 この小さな「言えなかった」が、 少しずつ私たちの間に積もっていくことを。
コメント
1件
読ませていただきました。ましろちゃんの「お兄ちゃんにはなれないよ」という呟き、胸に刺さりました。誇りと苦しさが混ざる複雑な気持ち、言おうとして言えなかったセリフ、どちらも本当にリアルで……。「言えなかった」が少しずつ積もっていくラストの一文、すごく好きです。続きが気になります。