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イケメンな娘と可愛いあいつ

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イケメンな娘と可愛いあいつ

1 - イケメンな娘と可愛いあいつ

♥

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2019年10月16日

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ガタンゴトン、ガタンゴトン

朝、学校までの通学で事件は起こった

女子高生

あ、あの!

女子高生

やめてください!

通勤・通学ラッシュの電車の中、一人の女子校生がサラリーマンいそういう。その様子は声が震えていておびえたようだった

サラリーマン

一体何のことだい?

女子高生

な、なにって触っていたじゃないですか!!

サラリーマン

ふ、ふざけるな!

サラリーマン

私はしていない!

サラリーマン

大体なぜ私が君みたいな小娘なんか…!

告発されたサラリーマンは否定をして挙句の果てに女子高生に言いがかりをつけはじめていた

最近はでっち上げの痴漢もあるからな、なんてぼーっとその様子を見ていると

ガシッ

蒼羽

おじさん。もうやめなよ

蒼羽

俺見てたから

蒼羽

自分の娘くらいの女の子のこと悲しませて何とも思わないの?

言い争っている2人に一人の男子高校生が割り込む。 彼の登場に驚いた様子の二人

なぜなら、彼の顔は誰もがうらやむようなきれいなかおをしているから

色素が薄い瞳の色

明るめに染まったブラウンの髪

そして片耳についているピアス

その辺にいる同世代の男の子なんて比べ物にならないくらいのルックスの持ち主。

サラリーマン

っ⁉

サラリーマン

おじさっ…!

サラリーマン

君だってどうせ証拠はないんだろう!?

蒼羽

これ証拠

そういいサラリーマンは自分の前に突き付けられたスマホを見るとおとなしくなり、女子高生とサラリーマン、男子高校生とその付き添いの女の子は次の駅で降りて行ってしまった

伊織

あーやっぱりかっこいい…!

伊織

よしっ!

気合を入れなおして彼らが列車を出て少したって後を追いかけるように電車から飛び出した。

女子高生

ありがとうございました!

痴漢の被害者の女の子とサラリーマンを駅員さんに任せて、学校にへの列車を待つ

詩織

…はい、わかりました。

詩織

よろしくお願いします

詩織

はい、失礼します

蒼羽

先生なんだって?

詩織

さすがって蒼羽のこと言ってた

詩織

でも、テスト前だからなるべく早く来いだってさ

蒼羽

そっか、ありがと

詩織

幼馴染で同じ高校に通っている詩織に渡していたスマホを回収して、時間を確認する

詩織

…それにしても

詩織

あんたもよくやるわ

詩織

あれは惚れられたね

詩織はいつもクールで口数少ない癖突然突拍子もないことを

蒼羽

んなわけない

詩織

いや、くず男から助けてやるってポイント高いのよ

蒼羽

うーん…

その前に惚れられてもなぁ

伊織

あ、すみません!

振り向くとそこには一言で表すならざ・美少女といえるような女の子がいた

伊織

は、はじめまして!

伊織

お…わ、私!

伊織

実は先日からあなたのことを見てて!

伊織

それで…えっと

伊織

だからその…

たどたどしくそういう女の子をみて詩織はわざとらしく俺たちから距離をとる

伊織

すっ

伊織

好きに!

伊織

なっちゃったんです…

蒼羽

蒼羽

へ?

伊織

へっ…返事は今じゃなくてもいいんです!

伊織

わ、私頑張りますので!!

伊織

じゃあ!し、失礼します!

顔を赤らめながら彼女はそういうと人ごみの中に消え散ってしまった

詩織

ほら、言わんこっちゃない

蒼羽

んー

蒼羽

告られちゃったね

蒼羽

まさかの

蒼羽

同性(女の子)に……

詩織

なんで告白された時に俺はこう見えて女ですって言わないかな

詩織

大体ジャージ登校してきてその身長でしょう?

詩織

そしてその顔に中性的な声で一人称が俺でしょう?

詩織

そりゃ男に見えるわよ

詩織

逆に女ですって言われても信じないわ

スマホを触りながらあきれ顔で言う詩織にこう言われるのは一体何回目だろうか

蒼羽

だってスカートってパンツ見えそうじゃん?

詩織

そういうものなの

詩織

ってこの会話何度目よ

蒼羽

うーん

そして詩織に今日何度目かのため息をつかれたとこでやっと列車が来てそれに乗り込んだ

詩織

一体どうするつもり?

蒼羽

んー困ったなあ

蒼羽

どうしたらいいと思う?

詩織

知るかばか

詩織

自分で何とかしなさい

蒼羽

でもどこのだれかもわかんないし

詩織

確かにあの制服は見たことないわね

詩織

もしかしたらここら辺の高校じゃないのかもね

詩織

まぁ、頑張りなさい

蒼羽

ちょっとくらい手伝だってくれたりしないの?

詩織

しない

伊織

はあ…はあ…

歩夢

あ、おせーぞ伊織

伊織

ほら、これ

学校の最寄り駅で待ち合わせしていた歩夢に、さっきコンビニで買ってきたじゃがりこを渡す

歩夢

お、サンキュ

伊織

なぁそれよりさ、初対面で告るってど…

歩夢

は!?お前まさか告ったのかよ!

歩夢

例のあのイケメンにか!?

じゃがりこを喉につまらせたみたいでお茶を飲みながらこっちを見る歩夢

伊織

いや、仕方なかった

伊織

あれは仕方ねーよ

伊織

他の女にとられそうだったんだから

伊織

告白したんだよなぁ

伊織

でもなぁ

今考えると、ものすごくやばい奴だっただろうし…

はぁ。それに勢いで言って逃げてきちゃったし

伊織

相変わらずかっけぇのなんのってさっきも痴漢から女助けて…

歩夢

わかった、わかった

歩夢

相当惚れているな

歩夢

ほらさっさと着替えてこい

伊織

わかった

バックから制服を取り出してトイレでズボンに履き替える

歩夢

あーあ遅刻決定。まいっか

歩夢

にしても惚れすぎだろ

歩夢

お前が待ち合わせに遅れたのってイケメン君追っかけていたからだろ?

伊織

まーな

制服を着替え終わって髪の毛に手をかける

伊織

惚れてなかったらこんなことしてねーし

ズル

ウィッグをとって外にいる歩夢からじゃがりこを一本もらう

歩夢

それにしてもお前まじで似合ってんなぁ

歩夢

そこら辺にいる女子高生よりよっぽどかわいい

伊織

やめろって

伊織

お前が言うとまじでキモイ

歩夢

親友に向かって…!

歩夢

あのイケメンのためにわざわざ女装して電車に乗って、着替えてさ

伊織

まぁな

伊織

俺もまさか初恋が同性(男の子)だとは思わなかったよ

俺の日課は毎朝女装して電車に乗り、歩夢と合流して近くのスーパーのトイレで着替えてから学校に向かう

歩夢

次は俺も帰りいっしょに行ってやるよ

伊織

歩夢の趣味での協力の下で女装できているから断れないか

歩夢はコスプレオタクらしい。 だから家に沢山あるうちの1つの制服を借りている

歩夢

俺的にはイケメンよりその隣にいる美少女のほうがきになるけどさ

伊織

はぁ

このバカはどうにもならないし

俺これからどうしたらいいんだろう

数日後

今気づいた。俺は重大なミスをしていた

歩夢

なぁ。なんでお前おさげなの?

伊織

なんとなく

うっかり告白をしてしまったけど

名前を伝えていない!

ということで例の駅に歩夢と二人でいる

歩夢

今時、制服のJKがおさげか…

伊織

うるさい、邪魔するなら帰って

歩夢

悪かったって

伊織

あ!

いた。 くぅ…

相変わらずかっけー!

直視できない!できない! え、どうしよう…

歩夢

おい、なにしてんだよ

歩夢

変な動きすんなってきもちわりぃ

歩夢

てことは来たのかって…うお!

歩夢のそんな声に振り替えると…

蒼羽

みつけた!

伊織

へっ!?

ま、まさかの後ろにいる!?!?

俺のこと覚えていてくれてる!?

蒼羽

あの日から毎日電車乗ってるとき君のこと探してたんだけど見つけられなくて

蒼羽

あの時は正直びっくりして返事もろくにできなくてごめんね?

伊織

っ…!

やっぱり振られる

伊織

まって!

伊織

…ください

何もしてないであきらめるなんてできるわけがない

伊織

私付き合えるとは思ってません

伊織

あなたからしたら私のことは全然知らない人ですし

伊織

友達ですらないから…

こんなのわがままだってわかってる

うざいと思わるだろうけど…

蒼羽

うん

蒼羽

だからさ

蒼羽

名前教えてよ

伊織

え?

予想もしていなかった言葉にフリーズする

蒼羽

まずはさ友達からやってみようよ

蒼羽

俺も君のこと何も知らすに振るなんてしたくないし

ああ…やっぱりすきだ

見ず知らずの俺のことを知ろうとしてくれるなんて

伊織

伊織です

伊織

比嘉 伊織(ひが いおり)です

蒼羽

ん、覚えた

蒼羽

俺は角田 蒼羽(つのだ あおば)

蒼羽

よろしくね

伊織

…はい

俺の恋はまだまだ終わりそうにありません

そのころ…

歩夢

ねぇねぇ

歩夢

君も名前教えてよ

詩織

はぁ?

詩織

ごめんなさい、私好きな人いるので

歩夢

え…

なんか始まることすらできなかった 歩夢であった

伊織ちゃんの再会を果たしたのはいいものの

詩織

まーたあんなこと言っていいの?

詩織

私的にはおかしい展開でしかないんだけど

蒼羽

うーん

蒼羽

どうしようかね…

詩織

はぁ

蒼羽

詩織はいいの?

蒼羽

あんな嘘ついて

詩織

軽そうな人はタイプじゃないの

蒼羽

そういえば、そうだったね

このおかしな恋は始まったばかり

end…?

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