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校内、某特別教室。
みさこ
みさこ
心配気な表情に、瑠奈は少しばかりイラッとする。
内山美佐子(うちやまみさこ)、瑠奈の友人。
いいや、取り巻きの一人。
強き者には弱く、弱き者には強い。
典型的ないじめっ子体質。
この卑屈な感じが彼女にはぴったりだ。
なんでも言うことを聞くし、瑠奈に気に入られるためなら手を汚すことも厭わない。
都合の良い友達。
そう、本当に都合の良い友達だった。
るな
みさこ
るな
るな
るな
るな
るな
みさこ
美佐子は同じ教室で、金属バットを片手に廊下を伺っている男子に視線をやる。
きむら
そねがみ
そねがみ
木村隼人(きむらはやと)と曽根神了(そねがみりょう)は、瑠奈の親衛隊のようなもの。
まぁ、こいつらもまた都合良く動いてくれる手足である。
ちょっとばかり色目を使ってやればこの通り。
どうせ一手柄をあげて、瑠奈の気を引こうとしているに過ぎない。
ちなみに、彼らがあいつに手を下した場合、どのような判定になるのかは知らない。
万が一、それが罪に値するとしても、手を下すのは木村達。
正直、木村達がどうなろうと知ったことではない。
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
みさこ
美佐子はそう言うと、多少は安心したのか、いつもの目薬を取り出し、それを点眼する。
彼女、従来よりドライアイらしく、しょっちゅう目薬をさしているイメージがある。
今日はこんなことになったから、そこまで思考が向かなかったのかもしれないが。
るな
るな
そねがみ
そねがみ
そねがみ
そねがみ
きむら
るな
るな
きむら
きむら
るな
そねがみ
きむら
きむら
みさこ
そねがみ
るな
きむら
きむら
そねがみ
廊下の様子を伺っていた木村達が声をひそめる。
廊下から、一定のリズムで足音が聞こえてくる。
きむら
きむら
きむら
きむら
きむら
曽根神はそれを聞いて大きく溜め息。
るな
るな
足音が近づいてくる。
きむら
きむら
きむら
きむら
教室には出入り口が2つある。
背後から曽根神、前方から木村の挟み撃ちにするつもりらしい。
そして、今、足音は曽根神の待機する扉の前――教室後方の扉の前を通過する。
木村は教室前方の扉の前に向かい、そして合図を出した。
るな
瑠奈はそう呟くと、口角を釣り上げた。
木村が合図とばかりに、片手を高々と上げたのであった。
まさかの――反撃開始。
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