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一方その頃友人Bは───
友人A
寝つけない。 何か言葉では言い表せないような、嫌な予感がする。
友人A
嫌な予感がするとは言っても、こういうのは大体外れるものだ。 己の欲に従い、眠る。 そう。これが正しい選択!
友人A
何故だろうか?今回ばかりはその嫌な予感が外れる気がまったくと言っていいほどしない‥‥。 自分でも分からないけど、こんな感覚は初めてだ。
プルルルル プルルルル
友人A
眠気と予感に挟まれサンドウィッチ状態になっていると、誰かから電話が掛かってくる。 ‥‥いつもならなんとも思わないこの着信音も、些細な物音すらしないこの空間ではとてもうるさく感じる。 それと同時に、得体の知れない嫌な予感がどんどん膨らんで行くのがハッキリと感じられた。
少し憂鬱になりながらも、俺は枕元に置いてある自分のスマホに手を伸ばす。
友人A
電話を掛けてきたのはなんと、高鳴のお父様だった。 初めて感じる確かな予感に、初めての親友のお父様からの電話。 ‥‥正直迷う。出ようか出まいか。 そんな俺の選択権を無視するかのように俺の手は、勝手に電話を取っていた───。
友人A
そう思い、俺は第一声を発する。
友人A
父親
友人A
父親
友人A
ざっくり言うと、最近噂になっている真夜中ばーさんについて。 そして息子の居場所。 主にこれらを俺に聞きに来たらしい。
友人A
自称高鳴の親友!を掲げているほど高鳴とも仲が良く、お父様とも何度か会ったり話したりしていた。 だから俺に聞きに来たのだろう。
噂も居場所も詳しいことも俺は全て知っている。アイツが今どういう状況になっているのかも大体察しはつく。 だから俺は、俺が知っていること、予想できること‥‥俺が教えられる範囲内の全てを教えた。
父親
友人A
それはそうと、まさか行くつもりなのだろうか?こんな遅くに。 いやいやまさかまさか‥‥
父親
友人A
どういう訳か聞いてしまった。 いやー聞かない方がよかった。 絶対よかった。
父親
だって、そりゃあ
父親
俺も
父親
行きたくなっちゃうだろ?
友人A
「だから私は行くよ!」 そう言って電話が終わった。
友人A
俺の性格上仲間外れは超が付くほど嫌なんですわぁ〜。。 あれだな、こうなりゃ友達全員引き連れて行ってやるか
友人A
嫌な予感?眠気?あーもう、そんなんどっか行っちゃったね!今はもう楽しみで仕方がない! 欲望に従って楽しみましょ〜^^
友人A
そうして俺は、友達全員を片っ端から誘うのだった。