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wki
mtk
何か隠したいものがあると言っても、寝辛い様子に、 心が曇った。
でも、勝手に外していいのかな…
外すか外さないかを迷っていたら、もうwkiがマスクに手を掛けていた。
起こさないよう、慎重に。
そういう雰囲気が読み取れる様に、 wkiはryokちゃんのマスクを外した。
mtk&wki
外してみると、僕たちは目を見開いた。
頬に付けられている、無数の傷。
その傷はバランス悪く付けられており、 爪のようなもので傷つけたようになっていた。
まさか、自分で……?
てことは、今日にとっては暑いと思う上着も…
mtk
wki
mtk
声に出ちゃった。
でも、もししてるなら。
ryokちゃんは、もがき苦しんでいる。
本人はバレたくないと思う。
でも、辛い時に気づかず、 崩れるようにryokちゃんが消えてしまったら。
とっても、とっても後悔する。
だから、その前に何か助けたくて。
起きたら、話を聞いてみようと思った。
mtk
なんでもないよ、と言われたら。
助けを、拒否されたら。
想像したくない未来を考えてしまい、目を逸らす。
その動きで、wkiは不思議そうに首を傾けた。
wki
mtk
mtk
wki
wkiもなにか思うことがあるらしい。
僕の話を聞くと、考える素振りを見せた。
僕も考えていると、 ryokちゃんがモゾモゾと動き出した。
部屋の照明で、目が覚める。
目が覚めると、mtkが気づいて声を掛けた。
mtk
ryok
ryok
wki
ryok
そういわれてみれば、そうだったことを思い出す。
それよりも、何だか顔の部分が涼しい。
気になって、頬を触る。
…あ、あれ……?
マスク、は、?
ryok
思わず、ソファから立ち上がる。
wki
mtk
ryok
mtk
ryok
mtk
wki
あーあ、言っちゃった。笑
…やっぱり僕は、いちゃダメなんだろうね。笑
おかけで、2人は傷ついた表情になっちゃったし。
2人をなるべく見ないように、早足で廊下に出た。
※ 次のシーンに、嘔吐の表現が出てきます! ご注意を!
ryok
走って乱れた呼吸を戻すために、深呼吸をする。
ryok
息が落ち着き、鏡の方を見る。
鏡に映る自分の姿は、情けなかった。
ryok
自分の姿を見ていると、胃の中の物が口に来て、 ザラりとした胃酸に、吐き気を催した。
ryok
傷だらけの自分も、気持ち悪いなって思うと、 コップから溢れた水のように、滞りなく嘔吐した。
ryok
手洗い場に残る、嘔吐物と、酸っぱい匂い。
僕の心の中にあるものも、吐き出したかった。
心の中を一瞬で、綺麗さっぱりするためには。
一つだけ方法がある。
それを実行するために、その場所へ向かった。