何もかも手遅れで
もう、どうしようも無いと思っていた
それでも、ただ生きていたかった
だから、縋った
みっともなく、縋った
彼はそんな私を、生きる意思のあるいい行動だと褒めてくれるけど
きっと、お世辞にしか過ぎない
消える勇気もないくせに
生きていたいと願う口が嫌い
死ぬ勇気なんて無いくせに
一丁前に、病んだフリ
そんな自分が消えればいいのに
そんな、独特な毒にやられた私
全身に巡る、その毒を
余すことなく、愛でる彼を
どこか、他人事の目で見ていたんだ
きっといつかこの人も
また前のように、私を捨てるんだ
そして、また縋る
生きる理由なんて、大層な理由じゃなくていい
だから
どうか
彼だけは
私のために、生きていて
なんて自分勝手に星に願うの
流れる星に、私は願った
彼が、私の為に生きてくれますように
そして、彼に愛されながら
私が、死ねますように
……いや、いっそのこと愛されなくてもいい
死ぬ勇気が、私に芽生えますように
コメント
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みっともないと理解しつつも彼に縋ってしまうのは以前、捨てられたことがあるから今度は捨てられたくないと思っているから、かな……🙄🙄 「死 に た い」と思いながら彼が「私」のために生きてくれることを望んでしまうけど、自分に死 ぬ勇気が芽生えることを望んでいる……残酷、だね……💦