なんだろう、この変な気分 悲しいと言うわけでもなく 楽しいと言うわけでもなく
さみしい?
21号
・・・・っ
管理人
どうした?21号どこか調子が悪いのか?
21号
・・・いいえ特に変わったところは、ありません
管理人
そうか、ボーッとしてんなよ
お前は我々にとって有能な機械なんだから
お前は我々にとって有能な機械なんだから
21号
わかっております
56号
珍しいな
16号
ほんとねあんな真面目な子(機械)が
21号
相変わらず世界は、朽ち果てていますね
管理人
まあな、昔は自然が豊かで綺麗だったらしい。
管理人
こんな世界になるのも偶然だったのかもな
21号
・・・偶然
管理人
そうだ、今日お前に初仕事がある
21号
初仕事?
管理人
あぁ、そうだ
管理人
やるか?
21号
はい、ぜひやらせてください
管理人
そう来た。
管理人
ここから少し離れた場所にごみ捨てばがあるだろ?
21号
はい
管理人
そこで「人間」が住み着いているんだ
21号
住み着いてるだけなら問題ないのでは?
管理人
いいや、実は、その「人間」に
「角」らしきものがはえているんだ
「角」らしきものがはえているんだ
管理人
だから、そいつを連れてきてほしい
21号
・・・何故私なのですか?
管理人
それが逃げられてしまうのだ
21号
だからと言って私にするのは、おかしいです
管理人
まあ、取り敢えず行ってきてくれ
21号
わかりました
そして、遠くを眺めると小さな少年が体をうずくめて座っていた