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まふくんも血を飲んだ時に誰かの記憶が流れてきてそらるさんも夢で誰かの記憶が流れている、 そしてまふくんは何故か一ノ瀬くんの活動名『そらる』という名を言われてないのに知っている。 うーんもしや前世の記憶とかあるのでしょうか? 『桜の〜♪』はもう確信的にあの曲ですよね!!AtRの_________!!(一応) 続き楽しみに待っております!!
なんか謎が残るお話でしたね…… なぜか彼方さんの活動名を知っている真冬さん、そしてまた蘇ってくる不思議な記憶…あの記憶で、相手が言っていた『まふまふ』が気になるところです🤔 彼方さんのよく見る夢のことも少し気になりますし…次回が本当に楽しみです😆 続き楽しみにしております♪
そらるさんは確かに綺麗な顔立ちだよなぁ… まふくんも綺麗だよ!AtRは綺麗だ(?) ん…?まふくんなんでそらるさんの名前を… そらるさんが最近よく見る夢と まふくんがそらるさんを噛んだ時に見る記憶…なにか関係性があるのかな? 『桜の〜』はもしかしてあの曲の…? 続き楽しみにしています!
〜真冬 side〜
あの出会いから、早2週間
一ノ瀬さんこと彼方さんの家に 住まわせてもらって、でも居候は 申し訳ないと、先ずは家事を覚えた
それから、寝室をボクに譲って もらえる事になって、そこはそのまま ボクの部屋に、彼方さんは作業部屋 って所に新しくベッドを買っていた
血を飲ませてもらうのは、彼方さんの 身体の事も考えて、2週間に一度
ボクは少量もらえるだけでも…… それ以前に住まわせてもらう事が ありがたいわけだから、月に一度 だけでも良かったんだけど
因みにお互いの事を、堅苦しい 名字ではなく、それぞれ下の名前で 呼び合う様になった
ガチャッ
彼方
リビングの扉が開いて、部屋で仕事を していた彼方さんが入って来た
真冬
この前聞いたけど、彼は普段、 ネットで音楽活動をしているらしい
確か、『歌い手』って言ってたっけ?
ボクは今まで、テレビやニュースには 触れずに生きてて、正直世間には疎い
ネットに関しては尚更何も 知らなかったから、ネット活動って 言うのは、ボクには少し新鮮だった
キッチンで作った料理を テーブルに運んでいって、 彼方さんの向かいの椅子に座る
この2週間で、料理はある程度 上達したと思うけど……
彼方
そう言って箸を持った彼方さんを、 じっと見つめる
真冬
吸血鬼は、誰しもが綺麗な容姿を持つ
それはボクも例外じゃないけど、 彼方さんは人間なのに、 すごく綺麗な人だった
真冬
人外のボクとは違って、 雰囲気にも人間らしさがある
綺麗で、優しくて…… それでいて、どこか儚くて……
彼方
真冬
彼方
真冬
いつの間にか、ぼうっと 彼方さんの事を見つめていたらしい
真冬
彼方
彼方
ボクが正直に言うと、照れたのか、 そっぽを向いてしまった彼方さん
彼方
真冬
彼方
出会った時より素っ気ない態度を される様にはなったけど、素を出して くれてるのかな、なんて嬉しくもなる
彼方
真冬
ボクが作った夕飯は、 綺麗に平らげて貰えた
真冬
彼方
察してくれたらしく、 前みたいに首元を出してくれる
真冬
彼方
まだ治り切っていない噛み跡に、 今度は前より優しく歯を立てた
彼方
そんな言葉を横目に、 2週間ぶりの食糧を味わう
真冬
ゴクッ
──さん、噛み方雑すぎるっ!
ごめんって、次から気をつけるよ
ほんとですかぁ……?
ほんとだから大人しくしてろ──
──“まふまふ”
真冬
また……何かの“記憶”……
真冬
プルルルル……
彼方
真冬
服を直しつつ、スマホを持って 廊下へ出て行ってしまった彼方さん
真冬
〜彼方 side〜
彼方
翔太
翔太
電話の相手は、天月こと天宮翔太
いつもなら、二つ返事で 誘いに乗る所だけど……
彼方
翔太
彼方
翔太
天月との通話を切って、 リビングに戻って来る
真冬
彼方
彼方
真冬
普段、友達から呼ばれ慣れていた せいで、今一瞬気づかなかった
彼方
この2週間で、教えた記憶は無い
“歌い手”としてソロで活動をしてる事 しか、話して無い筈なのに……
真冬
彼方
真冬
自分でも無自覚だったのか、 キョトンとした顔でそう聞かれる
彼方
彼方
疑いの気持ちが強くなって、 自然と声が低くなる
真冬
真冬
彼方
真冬
真冬
真冬の記憶の中で、 俺が活動名で呼ばれてた……?
彼方
真冬
真冬
血の話……?
真冬
真冬
少し怯えた様に、 俯き気味で聞いてくる真冬
彼方
彼方
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
彼方
あいつはきっと、嘘は吐いて無い
吸血鬼なのは紛れも無い事実だし、 俺のことも本当に知らないんだと思う
彼方
彼方
……最近、とある夢をよく見る
──オレが、人を殺す夢
殆どか暗い夜の路地裏で…… まるで吸血鬼の様に、人の首元を 噛んで殺している夢だった
だけど、恐ろしい夢の筈なのに、 恐怖は一切感じない
ただ起きた時に残るのは、 “何か”が足りない感覚だけ
彼方
彼方
最近は活動も忙しいし、真冬を 拾った事もあって、少し疲れが 溜まってるだけかもしれない
彼方
〜真冬 side〜
真冬
さっき、自分で無意識に呼んだ名前
今の今まで知らなかった筈なのに、 何故か懐かしさを感じた
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
何となく鼻歌を歌っている途中、 ふとそれらしい歌詞が思い浮かぶ
歌うことは、“昔”から好きだった
今までも、こうして歌って 気を紛らわしたりしてたっけ
世の中の音楽は知らないから、 全部自分で作った曲だけど
真冬