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赤城秋夜
組内におった全員が呆然としていた
佑香が攫われて…攫った男は
『天王寺組の人間を2人渡せ』…っちゅう 訳分からん要求をしてきた
そないなことして何の意味になるんか…
やけど…この要求を呑む以外に
俺らには選択肢が残されてなかった
佑香の携帯が壊される前の、佑香の姿…
鉄バットみたいなもんで殴られて 血反吐を吐き蹲る、佑香の姿…
赤城秋夜
その姿が、何遍も頭ん中を行き来して離れへん
渋谷
渋谷
地獄みたいな空気を壊したんは
そんな渋谷の声
三國
渋谷の言葉に、親父は腕を組んだまま答えへん
赤城秋夜
時雨希空
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
時雨希空
俺の言葉に、時雨は拳を握り締めながら
必死に唇を噛む
時雨も、あの男に指名された1人やった
そして…時雨が組に入ってきた当時
誰よりも時雨を可愛がってたんは佑香やった
時雨希空
蚊の鳴くような小さい声
その声の主は、すぐにわかった
時雨希空
心なしか、時雨の声は震えている様やった
あないなもん見せつけられて…まだ18の時雨が耐えられるわけがあらへん
これでも、まだ耐えられとる方や
三國
親父が一息つき、決心した様にそう言う
三國
赤城秋夜
三國
三國
三國
渋谷
渋谷
いつもの、威勢のええ声
やけど…その瞳には "覚悟の炎"が灯っとる様に見えた
赤城秋夜
一応倉庫前です
夕暮れ、16時
俺と時雨は、寂れた倉庫の前に立っとった
渋谷には相手の死角になる位置で待機してもらっとる
いつ、何があってもおかしない
時雨希空
倉庫の扉を見つめる時雨の手は… やっぱし少し震えてた
赤城秋夜
時雨希空
ギィイイ…ッ
外道
俺が倉庫の扉を開けると
不敵な笑みを浮かべた"あいつ"が待っとった
外道
相手はそこまで言うて、話すのを中断した
そりゃそうや…なんやって
赤城秋夜
俺がドス持って目の前に迫っとるんやから…笑
ここに来る前
俺、時雨、渋谷は作戦を立てとった
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
時雨希空
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
渋谷
赤城秋夜
外道
赤城秋夜
赤城秋夜
男は焦りながらも、バックステップで俺のドスを躱す
赤城秋夜
やけど…これは想定済み
赤城秋夜
外道
赤城秋夜
外道
俺の雄叫びと同時に、男の脇腹にドスが刺さる
そしてそのまま、ドスを回しながら上に突き上げる
外道
男は悲鳴をあげて、地面に倒れ込んだ____
扉を開け、男が見えた瞬間
赤城の兄貴は男に詰め寄り、ドスを向けている
私はそんな兄貴を横目に、蒼海の姉貴に駆け寄る
時雨希空
時雨希空
私は姉貴の姿を見て、息を呑んだ
後ろに回された手にはロープが巻かれ、顔はあざだらけ
姉貴のチャームポイントとも言えるサラサラとした長い髪は
あの男に掴まれたことにより、酷く乱れていた
口からは血液が流れ出ており、姉貴の近くには吐血した時のものであろう血液が大量に落ちていた
時雨希空
私はそれを見て泣きそうになった…でも
姉貴を助けないと、という感情が勝った
時雨希空
私は気絶している姉貴に声を掛けながら 手のロープを解いていく
その時
蒼海佑香
気絶しているはずの姉貴の指が、少し動いた気がした
時雨希空
私が名前を呼ぶと、長い睫毛がゆっくり動き
瞼の裏から、綺麗なラピスラズリが顔を出す
蒼海佑香
時雨希空
姉貴はまだ意識が朦朧としているのか
不思議そうな目で私を見つめている
時雨希空
時雨希空
蒼海佑香
、
、
、
そうしてようやく、固く縛られていたロープが解かれた
蒼海佑香
時雨希空
時雨希空
蒼海佑香
そう言った姉貴の目は、どこか嬉しそうだった
時雨希空
時雨希空
蒼海佑香
赤城秋夜
少し遠くで兄貴が叫ぶ
どうやら男は殺せたようだ
時雨希空
時雨希空
私はそう叫び返しながら、姉貴の体を支え立ち上がる
時雨希空
時雨希空
蒼海佑香
赤城秋夜
外道
外道
外道
外道
赤城秋夜
赤城秋夜
外道
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
赤城秋夜
時雨希空
蒼海佑香
バンッ"…
彼氏(夫)組&彼女(妻)組
碧零👾🧸
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碧零👾🧸
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#著作権大丈夫?これ
コメント
1件
うわっ、この展開……! 秋夜が「俺は行く」って言ったときの覚悟、時雨が震える声で「うちも行きます」って続けたところ、もう胸にグッときたよ。組の論理と個の想いが交差する感じがすごく良くて、三國親父の「わかった」も重かった。そして救出シーンのほっとした空気からの、最後の銃声……あれで終わるのか。続きが気になりすぎる。