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2069年 8月29日その日に人々のサイクルが狂った。
佐藤礼一
私はその場で動けなくなった。
どんなに偉大な学者や著名な預言者でも予想出来なかった「それは」,地の轟 人々のどよめきによって嫌でも解らされた。
佐藤礼一
そう,首都直下地震である
私は戸惑いを隠せず,いや隠そうともしなかったであろう。
なにせ「それ」が起きてまともな判断が出来る人間は殆ど居ないであろう
佐藤礼一
自分のいる場所すら分からないほどの崩壊に巻き込まれ,生き残ったのは,奇跡と言うべきか不幸と言うべきか。
とりあえずこの状況下で目標を探す。
佐藤礼一
残り少ないスマホのバッテリーを頼りに崩壊した夜の東京を散策した
しかし,この広大な東京から出るための交通網が無い事に気付いた。
佐藤礼一
計画が狂ったがふと友人の言葉を思い出した。
佐藤礼一
私はこの日ばかりはサバイバル知識を自慢してくる友人に感謝した
佐藤礼一
私が驚いた理由は自分はかなり冷静に動けると思っていた事や,苦手な友人に感謝を告げたい気持ちになる事だけでは無い
しばらく散策していると交差点の様な者と,巨大な構造物が目に入った。
佐藤礼一
佐藤礼一
私が目にしたのはスクランブル交差点があった場所にそびえ立った石の塔である。
かなり高い筈の崩れたビル達に並ぶ程の高さである
佐藤礼一
塔の周りの数メートルは何故か地震の面影すら感じさせない程,綺麗に保たれていた。