美空
そう言って私たちは森の中に
半開きの門を通って入った
美空
舞衣
加奈子
美空
舞衣
ヒュー
美空
美空
美空
加奈子
道を進む
道には比較的新しいタイヤの跡があった
車が1台通れるギリギリの道
森は茂っていて、じめじめしている
季節が初夏なのもあって、
より一層、熱がこもっている
加奈子
加奈子
舞衣
美空
美空
そう言った矢先にあった
よくよく見ないと分からない
どうやら薄暗い道の方で
同じところにいるように思えたのは
大きな道が同じところを回るようになっているからだった
美空
舞衣
ガサッ
私たちは咄嗟に隠れる
幸いここは森だ
隠れるところなら沢山ある
金髪の男
メガネの男
美空
金髪の男には見覚えがあった
かつて私たちを追ってきた怪しい人
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
メガネの男
メガネの男
金髪の男
金髪の男
メガネの男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
金髪の男
メガネの男
メガネの男
メガネの男
金髪の男
2人はどうやら煙草を吸いに来たらしく
愚痴を言うだけ言って帰っていった
舞衣
加奈子
舞衣
美空
美空
加奈子
加奈子
舞衣
舞衣
美空
加奈子
加奈子
加奈子
舞衣
美空
美空
美空
舞衣
電話越しからも声がした
ずっと静かにしてもらっていたのだ
麻衣子
麻衣子
麻衣子
麻衣子
麻衣子
舞衣
加奈子
美空
舞衣
施設の外見は学校のようだった
外から見えた黒い場所は
周りの塔だった
加奈子
美空
美空
美空
美空
舞衣