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橘靖竜
340
るしゅ
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空調が切れてしまってからしばらく。
元から地下ということもあり、空気もどんよりと重たい気がする。
片手にペンライト、そしてもう片手には拳銃。
あいにく、拳銃の中身は模擬弾ではあり、実態さえ分からない解放軍とやらを相手に、どこまで通用するのか分からない。
縁
アンダープリズンと地上を結んでいるのはエレベーターのみであり、非常階段の類はない。
まさか、このアンダープリズンの電力が断たれてしまうなど、想定されていなかったのであろう。
縁
ふと、背後から人の気配がした。
縁はとっさに拳銃を構える。
????
その言葉にホッとする反面、嫌でも緊張感が高まる。
縁
坂田
坂田
なぜ、坂田が檻の外に出ているのか。
一口に説明するには、複雑な理由があった。
ただ、言えることはひとつだけ。
少なくとも、今のところ坂田は敵ではないということ。
縁
縁
坂田
坂田
縁
坂田
坂田
坂田
縁
坂田
坂田
それを坂田に言われてしまっては、日本の司法は終わりである。
坂田
レジスタンスリーダー。
それは、このアンダープリズンが占拠された際に、高々に占拠宣言を放った人物だ。
解放軍の人数は不明であるが、戦力はもちろん火力もあちらが上。
総力戦では敵わない縁達は、戦力差にロジックで対応するしかない。
すなわち、レジスタンスリーダーの正体を明らかにし、それを拘束する。
レジスタンスリーダーこそが解放軍のブレインであり、それを叩けば事態は沈静化すると、坂田も考えているのだろう。
縁
坂田
坂田
坂田
縁
坂田
坂田
なぜ、こんな事態になってしまったのか。
その始まりを知るには、少しばかり時間を遡らねばならない。