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失恋した
2人がこうなることなんて 、元からわかりきっていたはずだったのに
それでも胸がギュッと痛むのは 、なぜなんだろう
ベンチ に座る 親友と私の好きな人 。
彼女たちに笑みが溢れた時私はわかってしまった
” 告白が成功したんだな ” って
見ていられないのに 、目が離せなかった
彼女達がハグをしているのを見た時 、やっと 足が動いた
気づかれないよう顔を逸らし 、帰り道とは反対へと足を動かした
少し離れてからはひたすら走り続けていた
泣くつもりなんてなかったのに 。
走り出した途端 、涙が止まらなくなる
紗雪
校門前の影に隠れて 制服の裾で涙を拭う
静かな夕風が 、今日はやけに冷たかった
紗雪
つぶやく声は震えていて、胸の奥の重さは涙で少しも軽くならなかった。
わかりきっていたことでも辛いものにかわりはなかった
どのくらいの時間が経ったか 、あまりわからない
ふと足音がし 、顔を上げると知っている顔が見えた
黒夜
少し乱れた息 、驚いた顔
私を探していたみたいだった
紗雪
紗雪
黒夜
そう言って彼は私の隣に腰を下ろす
いつもの無愛想さじゃなく、妙に静かで優しい気配だった。
黒夜
沈黙が続く 。
私を待っているのだろうか
黒夜
紗雪
そう言った瞬間抑えれたはずの涙が浮かぶ
そう言った瞬間抑えれたはずの涙が目に浮かび 、こぼれ落ちる
紗雪
慌てて隠そうとした
でも 、止められた
黒夜
黒夜
黒夜
その一言で胸の奥の堤防がまた崩れ 、また泣いてしまった
声を殺してなく私が見えないよう 、 彼は自分の上着を私に着せ 何も言わずに寄り添った
しばらくして 、私の呼吸が落ち着くと 、黒斗が静かに口を開いた。
黒夜
図星すぎて 、言葉につまる
返事のしない 私の沈黙を 、彼は答えと受け取ったらしい
黒夜
そう一言だけ呟いて前を向いた
そして少しの沈黙の後 、彼は続けた
黒夜
紗雪
咄嗟に疑問で返してしまった
黒夜
黒夜
紗雪
胸が一気に熱くなる
驚きと、戸惑いと、泣き疲れた心にじわっと広がる温かさが同時に込み上げる
紗雪
黒夜
黒夜
不器用なりに真っ直ぐに伝えられた想いに頭が追いつかない
紗雪
黒夜
即答された 。迷いもなしに
黒夜
紗雪
恥ずかしさと嬉しさで目が合わせれず思わずそっぽをむく
黒夜
心臓が高鳴る 。鼓動がうるさい
失恋で終わる日だとおもっていたのに 。
そのすぐ隣 、もうすぐ消えそうな夕日を横目に 新しい恋が そっと息をし始めていた
𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 ⇝ 「 甘い幸せ 」
コメント
4件
昨日出せなかった分です 🙌🏻
やべ最近見れてなくて設定忘れちゃった☆