如月四葉
爆豪くん
爆豪勝己
あ?
如月四葉
お昼ご一緒しませんか?
爆豪勝己
あぁ?誰が食べるか
如月四葉
お1人で食べるより美味しいですよ
爆豪勝己
モブ共と食べるほどの心の広さを俺は持ち合わせてねえ
爆豪勝己
…ウゼェんだよ、次の標的は俺かあ?
さすが爆豪くん、読みが早い
爆豪勝己
俺には誰にも話さねえぞ
如月四葉
…
これは…強敵だ
如月四葉
なら私もそうさせていただきます
爆豪勝己
あぁ?
如月四葉
向き合わないわけにはいきません
爆豪勝己
…チッ
如月四葉
本当は貴方もそうやって逆らいたくないのではありませんか?
爆豪勝己
ちげぇよ
如月四葉
本当は貴方も皆と一緒にご飯を食べて笑いたいのではないのですか?
爆豪勝己
…ちげぇ
如月四葉
本当は…緑谷くんと対等な関係に
爆豪勝己
ちげえよ!!!
如月四葉
…
爆豪勝己
うぜぇな
爆豪くんは去っていく。 なぜ、あなたは自分のしたいことの反対を行くのですか?
如月四葉
ただいま
如月三葉
おーおかえり
如月四葉
うん
如月三葉
もうあと1ヶ月だなあ1年間終わるのも
気づけば2月の上旬を来ていた
如月四葉
そうだね
如月三葉
もう問題はないん?平和?
如月四葉
まだある
如月三葉
なんだ?
如月四葉
爆豪勝己くん
如月三葉
あーあの目つき悪い子?言っちゃ悪いけど
如月四葉
そう
如月三葉
確かに何かは抱えてそうだけどわかんないよねーしかも高校生って思春期で反抗期だし
如月四葉
そうなんだよね
如月三葉
…立派な教師になったな
如月四葉
…え?
如月三葉
半年前までは目の光が弱かったぜー。助けてほしいけど助けなくていいみたいな感じ。今は違う。今はもう自立している。
如月三葉
誰にも頼らないって目がギラギラ光ってるよ
如月四葉
それならいいね
如月三葉
お前ならあのクラスを笑顔にできる
如月四葉
うん
如月三葉
爆豪くんもお前に話を聞いてもらいたいって思ってるはずだよ
如月四葉
わかってる
如月三葉
絶対救けてやりなね
如月四葉
うん
翌日
ガラガラ
如月四葉
おはよう御座います…
爆豪くんは学校に来ていなかった
如月四葉
…
ホームルーム終了後
瀬呂範太
先生
如月四葉
瀬呂くん?
瀬呂範太
先生今爆豪に近づこうとしてるんすか?
如月四葉
え…?
瀬呂範太
あーえっと爆豪から聞いたんす「如月が近づいてくる」って
如月四葉
…
瀬呂範太
でも先生が近づく理由がわかるんですよね
如月四葉
…
瀬呂範太
あいつを…支えてやりたいからですよね
如月四葉
はい
瀬呂範太
俺もっす。あいつ意外と溜め込みやすい性格なんで。文化祭のときもやっぱドラ厶引き受けてればよかったと後悔してたと思いますし
如月四葉
ですよね
如月四葉
…というか瀬呂くんと爆豪くん仲良かったのですね
瀬呂範太
まあはい。上鳴が麗日を殺した事実を知ってあいつと関わってた自分に気が引けて。そこからいつも1人でいる爆豪に声かけて。…無愛想なやつだけど良い奴っす
如月四葉
…
瀬呂範太
なんか上鳴といるときより清々しいっていうか。良い奴の隣を歩くって気持ちいいなって。学校ではあんな態度取るけど実はそんなやつじゃない、ただのツンデレ野郎なんすよ
如月四葉
笑
瀬呂範太
でも学校でそんな態度取るってことには何か理由があると思っていて。俺には教えてくんなくてさーー爆豪頭良いのにこのクラスに入ってるのおかしいと思いません?
如月四葉
同感です
瀬呂範太
まあ確かにあの性格ならここに入られても納得だけど上鳴のいじめに加担してなかったしさー。もしかして好きな奴追っかけてきた!?って思ったけど前に上鳴が「爆豪と緑谷が幼馴染み」って聞いたから女目当てではないのかなって
如月四葉
…
瀬呂範太
まあでも幼馴染みって大体仲いいもんじゃん?だから緑谷と爆豪の関係かなあって。仲悪いみたいだし
如月四葉
…洞察力高いですね瀬呂くん
瀬呂範太
おう!親が警察やってっから事件の話とか事例とか見させてもらってるんだよね
如月四葉
すごいですね
瀬呂範太
だろ!だから上鳴の事件とか大体予想ついてたんだよね
如月四葉
瀬呂くんは将来かっこいい警察官になりますね
瀬呂範太
へへ!まあね。でもあの爆豪のままじゃこのクラス卒業できねえ
如月四葉
その通りです
瀬呂範太
しかも俺過去に先生のこと馬鹿にしたことあった。ごめんなさい
如月四葉
いえいえ、気にしていませんよ。そして何よりあなたはそういう自分を゛自分で゛変えた。自分で自分を正したのは本当に素晴らしいことです
瀬呂範太
あざっす!