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ストレスの溜め過ぎはやっぱり良くないんですかね… ねこちゃん可愛い…💖
私は、長握 清香(ながつか さやか)
私は、会社の課の奴隷の様に扱われている
一般の社員だ
過剰な労働を強いられ
毎日、吐き気と頭痛がする
今日も、トイレに駆け込み
嘔吐してしまった
長握 清香
長握 清香
私は、泣きそうだった
悔しくて、辛くて、苦しくて
私のメンタルも限界を迎えるのは、そう遠くない
ストレスも蓄積し
心は、ボロボロだ
自分の窶れた顔が
水に映る
長握 清香
戻っても、「トイレ如きで遅い!」と怒られ
罰を執行され…………
あぁ、最悪だ………
社長に相談しても、
この企業を取り扱う人の御曹司らしく
辞退にする訳にはいかないと仰っていた
この世は、理不尽だ
課の移動も、あと半年後
それ迄の辛抱と思っていたが
もう耐えられないな
こう思いながらも、渋々、課に戻った
長握 清香
帰り道
あの後、予想通りの言葉が二倍の厚みで返ってきた
荷物整理、残業(定時からの二時間)
お陰様で、もうすっかり零時を回った
仲間の社員は、酷い目で見つめてきたり
課長(例の御曹司)は、がみがみ言って来て
これが、これからも続くと考えると
正直、限界だ………
そんな、精神不安定の状態で
覚束無い足どりをとりながら
駅へ向かっていた
長握 清香
何とか間に合ったが
最悪の光景を、見てしまった
私が残業している間に
課の社員で、飲み会をしていたのだ
まるで、絵本に描いたような風景だった
仲間外れにされてしまった気分だ
長握 清香
長握 清香
長握 清香
電車を降り
帰路に着き、暫くして
長握 清香
雨の音に紛れて
何かが聞こえたのだ
………ゃーん……
長握 清香
…………ーん
音の聞こえる方へ、足を運んだ
すると
長握 清香
漫画の様な光景で、現れたのは
ネコちゃんだったのだ
ダンボール箱の中に、
雨曝しの状態で、風邪を引きそうな顔をしていた
長握 清香
声が震えている
きっと、長い間雨を浴びていたから
寒いんだろう
長握 清香
長握 清香
私は、びしょびしょに濡れたネコちゃんを
持ち合わせていたマフラーで包み(くるみ)
腕に抱き抱えて
家に帰って行った
家に着いたのは良いけど
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
私は、冷めたネコちゃんの体を
温かいシャワーで、温め
風呂桶に水を張り
ネコちゃんをその中に入れた
湯船代わりだ
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
久しぶりに、楽しかった
憩いの時間と思えた
長握 清香
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
電気を消し、暗闇の部屋で、寝た
午前4:30
長握 清香
長握 清香
長握 清香
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
長握 清香
みーちゃん
会社に、行くという絶望感を抱える私に
皮肉にも、朝焼けは私を照らす
長握 清香
みーちゃん
みーちゃんは、其の可愛さで
私の心を、抱き締めてくれる
長握 清香
みーちゃん
中で、預ける手続きをして
予定通りの電車に乗り
普通の人の通勤時間より二時間早い
7時に出勤した
長握 清香
長握 清香
今日も地獄の始まりだ
昼食
社員の溜まる社員食堂が、嫌だったので
駅前の饂飩屋で、饂飩を啜っていた
長握 清香
だが、頭痛がしていたが
いつもとちょっと違うのだ
長握 清香
長握 清香
饂飩を食べ
駅前を後にした
結局、今日も同じ目に合わされた
やっぱり私は、奴隷、道具としか見ていないんだ
辛い気持ちが、胸を焼いていく
そんな中
みーちゃんを、お預け施設に迎えに行き
みーちゃんと一緒に、帰った
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
長握 清香
長握 清香
みーちゃん
家に着いた
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
其の時
頭を割られる様な、激痛がしたのだ
長握 清香
みーちゃん
長握 清香
その後
私は、意識が朦朧とし
意識を失ってしまったのです
私の生きる源は、うちの「ネコ」 前編 ーendー