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プルクラ

村人を集めいただき感謝します

フォス

まぁ、巫女様のお願いだし…

フォス

それに俺あそこでサボってたからな(ボソッ

プルクラ

それを見越しての頼みでしたので

フォス

あっ、それを見越されてたのですか

プルクラ

断ったら断ったで罰を与えるところでした

フォス

oh......

プルクラ

さて、雑談はこの辺にしましょう

プルクラ

プルクラ

村のものよ!よく聞きなさい

プルクラ

私達『カミツル族』はこんなところでのんびりと暮らすような

プルクラ

そんな種族ではありません!

プルクラ

皆さん思い出してください

プルクラ

私達先祖は【世界の果て】を目指し快進撃を行っていたのです

プルクラ

その記憶はなくとも、私たちを体を流れる血液はそれを覚えてます

プルクラ

再び立ち上がるのですカミツル族の皆さん

プルクラ

そしてもう一度勝ち取るのです世界を!

プルクラ

昔私たちは技術力も行動力も、何より個々の戦闘能力も世界一でした

プルクラ

今のとなってはその影も見当たりません

プルクラ

だからこそ立ち上がるのです!

プルクラ

脚光をもう一度浴びるために!

プルクラ

世界の果てで「それ」を見るために!

プルクラ

そして「それ」を後世に伝える為に!!

フォス

お、おぉ……

フォス

つまり俺らはこれから外に出る…

フォス

見たことの無い世界に会える…

フォス

これ以上ないほど俺は今ワクワクしてる!

フォス

世界の果てに何があるか知らねぇけど

フォス

俺はこの目で見てみたい

フォス

世界の在り方を見てみたい!

プルクラ

思い出した人も何名かいるみたいですね

プルクラ

思い出せてない人達は焦らなくても大丈夫です

プルクラ

直ぐに思い出せます

プルクラ

他種族によって隠し封印された聖遺物を目の当たりにすれば

プルクラ

きっと脳裏にフラッシュバックするでしょう

プルクラ

先祖が隠し続けたその聖遺物はコレです

そう言って彼女が出したのは小さな太鼓だ

しかしその太鼓を目にした者はみな驚愕しそして思い出したのです

プルクラ

私達の力の源はこの太鼓を使い神様のお力を授かることです

プルクラ

私達みな、戦闘部族!

プルクラ

この地を抜けるには皆さんの力が必要です

プルクラ

最果てを目指す者だけが私についてきてください

プルクラ

きっとこれから先辛く険しい道になるかもしれないです

プルクラ

ですがどうか諦めないで欲しいのです

プルクラ

目指すその地が最果てでも……

フォス

よぉし!

フォス

巫女様俺は行くぞ!

フォス

俺の手で道を切り開き、世界の果てまで導いてやる

フォス

同じ志を持つ者たちよ!

フォス

さぁ!手に剣を握れ!槍を握れ!

フォス

今のこの瞬間から俺達は『カミツル族』だ!

フォス

本当のカミツル族だ!!

その言葉にみな大きく声を上げ賛同する

プルクラ

フォス…ありがとう

フォス

俺はただ自分が世界を見たいだけだ

フォス

それと部族の意向が合致したまで

フォス

さぁいくぞ!

〜コグレの森 深部〜

シャドール

シャドール

シャドウ様!シャドウ様!

シャドウ

どうした?

シャドール

つ、遂に奴らが……!!

シャドウ

とうとう動き出すか…

シャドウ

まだこちらには向かってきてないな?

シャドール

は、はい!

シャドウ

ならば第一防衛ラインで追い返せ

シャドール

分かりました!

シャドウ

何としても奴らを外に出してはならない

シャドウ

あれは動く厄災だ

シャドウ

当時と現在では被害の差が大きすぎる

シャドウ

まだアイツらは『神』の力を得れていないはずだ

シャドウ

その状態ならば数で押し切れる

シャドウ

だが、常に最悪のケースを頭に入れておけ

シャドウ

そうならないために最善を尽くしてもなる時はなる

シャドウ

なってからあれこれ考えてるようでは遅い

シャドウ

誰でもいいから防衛ラインが突破されると思ったならば

シャドウ

1人でもいい直ぐに報告しに来るのだ

シャドール

了解です!

シャドール

では、自分は第一防衛ラインを守りに行きます!

シャドウ

シャドウ

しかし何故今更になって動き始める…

シャドウ

深く考えたところで答えは見つからないか…

シャドウ

さて……

シャドウ

少し嫌な予感がする

シャドウ

こういう時の勘は当たるもんだ

シャドウ

私も出るかもしれないことを考えておくか

プルクラ

この辺りを出るのは久しいですね

フォス

巫女様はアジトから出ないからな

プルクラ

神の使いとされてるのですから当然です

フォス

その癖に今回は出てくるんだな

プルクラ

状況的に出ざる終えないですからね

プルクラ

それに少し用がある場所がありましてね

フォス

それが今向かってる遺跡か?

プルクラ

私の記憶では確かその遺跡に特別な岩があるのです

プルクラ

その岩は昔他種族によって封印されたと聞いてます

フォス

その岩がなんなのか俺は知らないけどな

プルクラ

簡単に言えば場所と場所を繋ぐ架け橋です

プルクラ

それさえこちらに渡ればわざわざアジトから出て、別の場にアジトを作る

プルクラ

なんて面倒も減りますからね

フォス

便利なもんを作ってるな昔の俺らは

プルクラ

正確にはカミツル族が、ですけどもね

フォス

さて、そろそろ遺跡に着く頃合いだが……

プルクラ

お待ちください!

プルクラ

遺跡の前に誰かいます

シャドウ

シャドウ

おや?

シャドウ

まさか先にこちらに来るとは…

フォス

誰だあいつ?

プルクラ

私達『カミツル族』を監視する者として先祖から使われる部族

プルクラ

『クロカゲ族』……そしてあいつは、その長にあたる人物

プルクラ

『監視者シャドウ』

シャドウ

わざわざご説明頂き誠に感謝します

シャドウ

プルクラの巫女殿

プルクラ

くっ……

フォス

監視者ってことは…

フォス

俺らを外に出さないつもりだな?

シャドウ

もちろんそのつもりです

シャドウ

ですが、この先は世界の果てには繋がってはいません

シャドウ

なのでここであなた方とやり合うのは私からも遠慮したい

シャドウ

とは言ってもこの先は重要なものがありまして

シャドウ

それを渡す訳にも行かないのです

シャドウ

可能であるならば元の場所にお帰りください

シャドウ

血が流れるのはお嫌いでしょう?

シャドウ

私も血を流したくは無いですからね

プルクラ

申し訳ないですけどそれは出来ないです

シャドウ

左様ですか……

シャドウ

では、仕方ありませんね

シャドウ

この遺跡の聖遺物を守る者に任せます

シャドウ

もし生きて私の元に来れた時

シャドウ

その時こそ私が御相手致します

そういうとお辞儀をして影に消える

フォス

守護者って一体…

プルクラ

皆さん来ます!

プルクラ

戦闘態勢を取ってください!

フォス

おいおい…

フォス

アンバランスな体格してるなぁ……この竜はよ!?

プルクラ

遺跡の守護者『ドラン』です!

プルクラ

見たところ少し傷を負ってるので弱ってはいますが

プルクラ

油断せず慎重に行動してください!

フォス

こんなとこで簡単には死ねないね!

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